2009年6月4日木曜日

喫茶Saidera/その2



喫茶サイデラのマスターこと、マッシュです!


今日はコーヒーのいれ方の「ちょっとのひと工夫」についてです!





使用しているのはふつうのコーヒーメーカーですね!スイッチ入れて止まったら終了というような!


でも、ペーパーフィルターにコーヒー豆をいれて、スイッチ入れてほっといて、出来上がり、、、とはやっていません!





1.まず、コーヒー豆の分量はコーヒーメーカー標準どおりですね!すり切りでサッサッと。


2.<Point!>おいしくなる呪文を唱えながらコーヒー豆にくぼみをつくります!(映画「かもめ食堂」より)


→→→押し付けずにやさしくくぼませるんです!(写真が非常にわかりづらくてすみません!)





f:id:SAIDERA:20090603111921j:image











ところでみなさん、映画「かもめ食堂」見たことありますか!?


フィンランドのヘルシンキで日本人女性が開いている食堂での話なんですが、


そこに出てくるシナモンロールが!とてもおいしそうで!


コーヒーに絶対合いますよね!











、、、話がそれてしまいましたので、続きはまた次回!


MUSH





2009年6月2日火曜日

コンプの使い方(その2)「BUS送りコンプのテクニック」


チーフ・エンジニアの森崎です。

ミックスの時に個々の楽器にがっつりとコンプをかけすぎて、(音はまとまるけど)演奏のグルーヴが無くなって平面的な仕上がりになってしまった!ということはありませんか?そんな悩みの解決法のひとつとして、BUS送りコンプのテクニックをご紹介。

やり方はステレオBUSを作りコンプをインサートします。そしてコンプをかけたいトラックのアウトにそのコンプのインプットBUSを選択します。ドラムだったら、キック、ハイハット、スネア、タム、トップ、アンビエンスなどの中からコンプをかけたいトラックのアウトだけをBUSで送ります。

このテクニックのポイントは「トラックのフェーダーレベルがCOMPのインプットレベルになる」ところ。トップとアンビエンスなどに使えばBUS送りのレベルコントロールで曲に抑揚を付けれますよ!Aメロはフェーダーを下げ目にして自然に、サビはフェーダーをあげてパワフルコンプをかける、といったことが可能になります。オートメーションでコントロールすることも可能ですね。

実はこれ、コンソールの各チャンネルにコンプが付いてない時代の使いこなし方法。昔は少ない機材を上手く使って音作りがされていました。今はプラグインとしてあらゆる機材が無制限に使用できる時代ですが、やり方を決めずにいろいろな方法を試してみることが大切です。お気に入りのアナログ・コンプを他のチャンネルで使ってみたいという場合にも有効な手段なので、ぜひ一度試してみてください。


[ サイデラ・マスタリングお問い合わせ/ご予約フォーム→→ ]
[ Saidera Mastering Blog Archives→→→ ]

2009年6月1日月曜日

音響芸術専門学校2009(2日目)

チーフ・エンジニアの森崎です。
音響芸術専門学校でマスタリングの授業、2日目(1日目はこちら)。
最終日はスピーカーをいろいろ動かして音の違いを聴いてみました。
1)基本的な正三角形の頂点で聴いてみる。
2)スピーカーの間隔を変えてみる。
3)スピーカーの角度を変えてみる。
4)壁からの距離を変えてみる。
ここまで聴いてみると生徒さんもだんだん音の違いが分かってきました。3時限目は前半の授業を参考に、生徒さんにセッティングしてもらいました。僕が注意したことは最初は大きく動かして方向を探り、徐々に微調整していくこと。皆さん協力しながら、「もう少し低音が欲しい」「迫力が足りない気がする」「ドラムが強すぎる」「私はベースがもう少し出ているのが好きなんだけど?」
最初は曖昧な言葉を使ってコミュニケーションしていましたが、より具体的な言葉を使うようになってきました。これには僕もビックリでした。

最後に生徒さんのベストセッティングが出来た時に電源ケーブルを交換してみました。(実は授業の最初にも変えてみたのですが数人しか違いが分かりませんでした。)一人一人が音を観察するように聴いていたことと教室のスピーカーに慣れたこともあり、今度は全員がケーブルの違いを聴き取ることが出来ました。「こんなに違うんですね!」「セッティングって重要ですね!」と口々に話していました。

その後、「このケーブルのほうがきれいに聴こえる!」「やっぱりこっちのケーブルのほうが迫力があるよ!」とさらに盛り上がり、授業が少し延長してしまいました。

音楽の仕事というのは常にベストな環境で作業出来るとは限りません。そんなときスピーカーをきちんと置いてみようと、この授業を思い出してもらえたら、僕にとってはうれしい限りですね。

2009年5月27日水曜日

どうも!喫茶サイデラのマスター、マッシュです!

サイデラ・マスタリングではお客様にお出しするコーヒーの味にもこだわっております!

f:id:SAIDERA:20090528091011j:image

まずは当たり前ですが、、

1.入れたてをお出しする
→→→コーヒーもマスタリングも鮮度が大事です!

2.いれ方にひと工夫
→→→使用するのは普通のコーヒーメーカーですが、このひと手間で味がまったく変わります!

3.見せ方もひと工夫
→→→目、鼻、舌のすべてで味わっていただきたいと思っていれています!


それで、ひと工夫ってなにをやっているのか!?
続きはまた次回紹介します!マスター・マッシュでした!

(なお喫茶のみの営業はいたしておりませんので...!)

2009年5月26日火曜日

サンプリング周波数による音の違い

チーフ・エンジニアの森崎です。

「サンプリング周波数が変わると音が変わりますか?」という質問はよくいただきます。答えはYESですね。微妙な違いですが聴き慣れた音源で比較すれば分かると思います。44.1kHzのほうがざっくりとしたパワフルなサウンド、48kHzのほうが繊細で滑らかなサウンドというのが僕の感想ですが、16ビット、24ビットの違いのほうが大きいです。

f:id:SAIDERA:20090527095412j:image

Pro Toolsなどを使用して内部でミックスが完結する場合は24ビットでの作業がおすすめです。マスタリングでの低音の処理のを考えると16ビットではキックの音、ベースの音が若干硬めになります。24ビットだとグルーヴ感ある柔らかく伸びのある低域、透明感のあるサウンド作りが可能です。88.2kHz、96kHzなどのハイサンプリングのマスターはレンジが広くピークの成分も多いため、ミックス時により細かなピークコントロールが必要です。音量が入った仕上がりを希望される場合は48kHzまたは44.1kHzをおすすめします。ただ24ビット/96kHzのデータよりも16ビット/44.1kHzのDATのほうが良い=仕上がりのイメージに近いこともありますので、まずは出音を客観的に聴いてみて判断することが大切です。

2009年5月21日木曜日

無のマスタリング

チーフ・エンジニアの森崎です。
音響ハウスのレコーディングのアシスタント時代良く耳にしたのは、『ミックスは最高だと思ったんだけどマスタリングをした製品を聴いたら音が変わってしまっていた。』というお話でした。質問してみるとレベルやバランスのことではなくニュアンスのことでした。だから音色を変えられないようにレベルをギリギリまで入れてほぼマスタリング済みCDのようなTDをする、エンジニアの方もいました。

そのような経験からマスタリングではマスター音源の良さを生かしつつ、キャラクターやニュアンスを出来るだけ変えずにCDフォーマットに変換するには?と考えるようになりました。方向性が正しければEQの調整もCOMPもほんの少しですみますので。

スターリング・サウンドグレッグ・カルビ今月号のサンレコ
『マスタリングの方向性としては、オリジナル・ミックスの完璧さをそこなわずそのままデジタル化することを目標としました。ケーブルの選択、コンソールの入力レベルの設定、最終的なCDレベルを見極めてのデジタル・レベル調整など、様々な処理要素はすべてこの基本方針に基づいて決めました。・・(中略)・・次にケーブルの選択に入りました。2種類のケーブルのサウンドを実際に耳で聞いて比較テストするのですが、この作業はどんなマスタリング・プロジェクトでも欠かせません。デジタル素材でも一度アナログに変換してマスタリング・コンソールを通すものなので、素材がデジタルだろうがアナログだろうが、この作業が大切なことに変わりはないのです。(P162)』
と語っていましたね。マスター音源をそのままCDフォーマットに変換すると物理的には情報量が下がってしまいますが、素材の中から音楽的な要素を引き出しアーティストの気持ちをリスナーに伝える、その橋渡しとなるのがマスタリングだと思います。そのための方法はいろいろありますが僕も最初に行なうのはケーブル選びです。ケーブル選びは食材の旨味を引き出すスパイスの選択に近いかもしれません。組み合わせ次第でいろいろな表現が出来ます。
f:id:SAIDERA:20090525184404j:image
ケーブルは主にアクロッテックの8N、トランスペアレントMUSIC LINK、ワイヤーワールドECLIPSE、Saidera Ai SD-9003など、その他自作のケーブルも使っていますがマスタリングの作業前に必ず聴き比べを行なってます。聴き比べをする理由はサウンドの方向性を決めるため、もう一つはアーティストのサウンド好みを理解するためです。コンプやEQでもサウンドの違いを表現出来ますがケーブルの違いは音の雰囲気が変わりますので。

アーティストが理想としている細かなニュアンスを言葉では伝えられなくても、ケーブルの違いを聴いて頂くとイメージとしてはこっちが好みかな?これでもう少しHighが伸びたら最高なんだけど?と、コミュニケーションのきっかけにもなりますので僕にとってケーブルの聴き比べはとても大切なことですね。

2009年5月20日水曜日

レベルに関して

チーフ・エンジニアの森崎です。

『ミックスでどのぐらいまで音量を入れたら良いですか?』
意外とこのお問い合わせが多いんです。ミックスの段階でレベルを入れすぎてしまい音が固く歪みっぽくなると、マスタリング作業で暖かみ、艶、奥行きなどを出そうと思ってもその手段がありません。アナログ機材を通したりケーブルを選択したりといった、細かなニュアンスを引き出す作業が出来なくなってしまいます。一度レベルが入ってしまっている音源は音量を下げても質感は変わりません。

理想的にはどのぐらいまでレベルを入れると良いのか?
まずは「メーターを見てピークまで振っていないのに音量感があるように感じる」これがベストですね。波形を見てまるで羊羹のように四角くなっていたらレベルの入れ過ぎかコンプ、リミッターのかけ過ぎです。ちょうど魚の骨のように隙間があるぐらいのレベルが良いと思います。
f:id:SAIDERA:20090520144321p:image
方法としてはギリギリまでレベルを入れた状態を10とすると、だいたい7か8ぐらいのレベルでミックスを仕上げて頂けば問題ないと思います。ピークメーターは赤がつきっぱなしは良くないですが、たまに点灯するぐらいだったら問題無しです。

また、『製品のレベルまで音量が入らないのですが?』という質問もありますが、そこまで上げてミックスをする必要は全くありません。TDマスター音源のまま何もせずにCDフォーマットにしたい場合のみ、ミックスの時の音量が出来上がりのCDの音量になりますので、レベルを入れて作業する必要があります。

ミックス段階で大切なのは音量ではなくバランス。アンプのボリュームを上げてみてかっこ良く聴こえれば大丈夫です。

音量を上げる作業はマスタリングでの腕の見せ所です。歪まずにサウンドを大きくするノウハウは沢山ありますので、ぜひお任せください。