チーフエンジニアの森崎です。本日はJ-POPのマスタリングについて(その1)。
J-POPのマスタリングのポイントは
1.ボーカルにスポットライトが当たっているかのような存在感のある音作り
2.ボーカルを華やかに引き立てるキラキラ明るく元気なサウンド。
があります。
僕のJ-POPのマスタリングでは、音に厚みを出すためにPrismSound MLA-2(アナログコンプ)をよく使います。インプットレベルを大きめに調整して「ハーモニック・ディストーション」の効果を狙い、音の艶と透明感を付加します。
MLA-2のインプットへのラインケーブルにはMOGAMI2549を使います。このケーブルはSaidera Ai SD-9003と比較するとレンジは広くないですが、逆に言うとローエンドとハイエンドが適度に抑えられてボーカルの芯の帯域が出てくるのでJ-POPにはぴったりです。2549は1メートルあたり100円台で買えるケーブルですがマスタリングではサウンドの方向性に合った機材を選択することがとても重要なのです。もう少し低域やガッツが欲しいときはTRANSPARENT Music Link Superを使います。このラインの選択は声質に大きく影響するのでいくつか聴き比べながら時間をかけて選択しています。
2013-07-08改定
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2013年7月9日火曜日
2013年5月13日月曜日
Saidera Mastering Equipment List
サイデラ・マスタリング機材リスト [2016.8.25更新]
[ DIGITAL AUDIO WORKSTATION ]
Sony SONOMA DSD Audio Work Station
MAGIX SEQUOIA 13
Sonic Studio soundBlade
AVID Pro Tools 10/11/12 with RME HDSPe AES & Fireface UFX

[ ANALOG PLAYBACK ]
Studer A-820 (1/4 inch)
Studer A-80 (1/2 inch)
Dolby 361 A / 363 SR Noise Reduction
[ DIGITAL PLAYBACK ]
TASCAM DA-3000 (DSD/PCM) ×5
KORG MR-2000S (DSD/PCM) ×3
Studer 820X
TASCAM DA45-HR
Sony PCM-1630
Sony DMR-4000 (SN90019 the last one Sony made)
Sony DAQ-1000
Sony DTA-2000

[ ANALOG PROCESSING ]
Dangerous Music BAX EQ (×3 unit)
rockruepel comp.one Tube Compressor
TUBE-TECH MEC-1A (×5ch)
TUBE-TECH SMC 2B Stereo Multiband Compressor
GML 8200 Parametric Equalizer
Prism Sound MLA-2 Stereo Compressor
Avalon 2044 Stereo compressor
AMEK System 9098 Stereo compressor

[ DIGITAL CONVERTERS ]
(Analog to Digital)
Prism Sound ADA-8 (DSD/PCM)
dB Technologies 4496 (M-AD824 ×6ch)
dCS 905 (DSD/PCM)
Meitnerdesign ADC8 (DSD)
Studer D-19 Valve
Studer D-19 (8ch X2 with analog line out and digital AES)
(Digital to Analog)
Lavry Engineering DA-N5 Quintessence
Prism Sound ADA-8 (DSD/PCM)
dB Technologies DA 924
dB Technologies 4496 (M-DA824 X8ch)
Meitnerdesign DAC8 (DSD)
KORG DS-DAC-10
[ DIGITAL PROCESSING ]
TC electronic SYSTEM6000
TC electronic M 5000
dB Technologies 3000S
dB Technologies 4496 (MBY2)
Apogee UV-1000
Sony Sampling Digital Reverberator DRE-S777 (full option ×3 unit)
Yamaha Sampling Reverebrator SREV1
[ ANALOG CONSOLE ]
GML 9100 Mixing System (for recording / mixing 18 input)
Saidera Analog Console SD-100
[ DIGITAL CONSOLE ]
Yamaha O2R96 version2
[ MONITORING ]
GRACE Design m906
PMC MB1
ECLIPSE TD712zMK2 (× 5.1ch)
ECLIPSE TD510MK2 (× 5ch for 3D-sound height)
ECLIPSE TD-M1 (for near field)
ECLIPSE TD307ii (for near field)
Sony TA-DA9100ES (× 2)
Sony TA-DA5700ES (for edit room)
Fostex NF-1A Saidera Mastering Version (x 5ch)
SOLID ACOUSTICS 755 Professional (x 5ch for surround room acoustic control)
Yamaha NS-10M
[ MIC PREAMP ]
GRACE Design m801 (×2, 16ch)
Studer D-19
[ CABLE ]
Saidera Ai Pro Transfer Cable SD-9001
Saidera Ai Pro Transfer Cable SD-9003
HIRO MUSIC SDM custom cables
Saidera Ai Digital Transfer Cable SD-9002
ACROTEC 8N
ACROTEC 6N
Allegro Power Cable
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[ DIGITAL AUDIO WORKSTATION ]
Sony SONOMA DSD Audio Work Station
MAGIX SEQUOIA 13
Sonic Studio soundBlade
AVID Pro Tools 10/11/12 with RME HDSPe AES & Fireface UFX

[ ANALOG PLAYBACK ]
Studer A-820 (1/4 inch)
Studer A-80 (1/2 inch)
Dolby 361 A / 363 SR Noise Reduction
[ DIGITAL PLAYBACK ]
TASCAM DA-3000 (DSD/PCM) ×5
KORG MR-2000S (DSD/PCM) ×3
Studer 820X
TASCAM DA45-HR
Sony PCM-1630
Sony DMR-4000 (SN90019 the last one Sony made)
Sony DAQ-1000
Sony DTA-2000

[ ANALOG PROCESSING ]
Dangerous Music BAX EQ (×3 unit)
rockruepel comp.one Tube Compressor
TUBE-TECH MEC-1A (×5ch)
TUBE-TECH SMC 2B Stereo Multiband Compressor
GML 8200 Parametric Equalizer
Prism Sound MLA-2 Stereo Compressor
Avalon 2044 Stereo compressor
AMEK System 9098 Stereo compressor

[ DIGITAL CONVERTERS ]
(Analog to Digital)
Prism Sound ADA-8 (DSD/PCM)
dB Technologies 4496 (M-AD824 ×6ch)
dCS 905 (DSD/PCM)
Meitnerdesign ADC8 (DSD)
Studer D-19 Valve
Studer D-19 (8ch X2 with analog line out and digital AES)
(Digital to Analog)
Lavry Engineering DA-N5 Quintessence
Prism Sound ADA-8 (DSD/PCM)
dB Technologies DA 924
dB Technologies 4496 (M-DA824 X8ch)
Meitnerdesign DAC8 (DSD)
KORG DS-DAC-10
[ DIGITAL PROCESSING ]
TC electronic SYSTEM6000
TC electronic M 5000
dB Technologies 3000S
dB Technologies 4496 (MBY2)
Apogee UV-1000
Sony Sampling Digital Reverberator DRE-S777 (full option ×3 unit)
Yamaha Sampling Reverebrator SREV1
[ ANALOG CONSOLE ]
GML 9100 Mixing System (for recording / mixing 18 input)
Saidera Analog Console SD-100
[ DIGITAL CONSOLE ]
Yamaha O2R96 version2
[ MONITORING ]
GRACE Design m906
PMC MB1
ECLIPSE TD712zMK2 (× 5.1ch)
ECLIPSE TD510MK2 (× 5ch for 3D-sound height)
ECLIPSE TD-M1 (for near field)
ECLIPSE TD307ii (for near field)
Sony TA-DA9100ES (× 2)
Sony TA-DA5700ES (for edit room)
Fostex NF-1A Saidera Mastering Version (x 5ch)
SOLID ACOUSTICS 755 Professional (x 5ch for surround room acoustic control)
Yamaha NS-10M
[ MIC PREAMP ]
GRACE Design m801 (×2, 16ch)
Studer D-19
[ CABLE ]
Saidera Ai Pro Transfer Cable SD-9001
Saidera Ai Pro Transfer Cable SD-9003
HIRO MUSIC SDM custom cables
Saidera Ai Digital Transfer Cable SD-9002
ACROTEC 8N
ACROTEC 6N
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2013年4月26日金曜日
ケーブルの接続を間違えないために

チーフエンジニアの森崎です。本日はケーブルの接続を間違えないためのアドバイス。
マスタリングにおいて、ケーブルの結線ミスは絶対にあってはいけません。LRが逆に録音されては大事故です。サイデラ・マスタリングのケーブルは基本的にステレオペアになっていて、青/赤のラベルをつけています。そして先番=Lが青、後番=Rというのがルールです。機材側のコネクタにも同様にラベルをつけています。これをやっておくとなにも考えなくても視覚的な確認が入るため、結線の際にLRを絶対に間違えません。
このラベル付け(あるいはケーブルそのものの色が分かれていることもあります)ルールはスタジオよりけりで、僕がアシスタント時代を過ごした音響ハウスでは基本的に暖色が先番でした。例えば、
赤:キック(オン)
オレンジ:キック(オフ)
黄色:ハイハット
緑:スネア(表)
青:スネア(裏)
タムはハイ・ローの順でコンソールに立ち上げるのか、ロー・ハイの順なのかで使い分けます。
そして気がついたでしょうか?サイデラ・マスタリングと音響ハウスはルールが間逆なんです!これに慣れるのには半年ぐらいかかりました。ケーブルの抜き差しを頻繁に行う方はぜひ、ラベル付けを行なってください。
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2013年4月22日月曜日
ある日のマスタリング風景(その3)「いよいよDSDマスタリング」

ある日のマスタリング風景(その2)「まずはPCMでマスタリング」からつづき
<ケーブルの比較>
Aさん:さらに良くなりました!特に空気感が増えたように聴こえました。
森崎:素晴らしいですね。先ほどは低域を12HzからローカットしていましたがそれをOFFにしてみました。
Aさん:ラジカセでもその違いが分かります。このセッティングは重要ですね。
森崎:それでは最後にケーブルの違いも試してみます。こちらはいかがですか?
Aさん:音の艶が有ります。ガッツが出ました。こちらのケーブルは?
森崎:ACROTECH 8Nケーブルです。上ものの聴こえ方、シンセの厚みはどちらのケーブルが好みですか?
Aさん:両者を比較しながら聴き比べてみると最初のケーブルの方が好みでした。最初のケーブルのブランドは?
森崎:MOGAMIの2549です。
Aさん:このケーブルは色づけなく僕の音を伝えてくれました。ケーブルはMOGAMIでお願いします。
<DSDマスタリング>
森崎:次はいよいよDSDにアップコンバートした音を聴いてみましょう。こちらがDSDマスタリングの音です。
Aさん:透明感が違います!本当に音が澄んでいます。DSDはアンビエント系の音に合っていると思います。響きの聴こえ方も違いますね。再生方法で音のニュアンスがこんなに違うのには驚きです。
森崎:DSDは奥行き、広がり、楽器が鳴った瞬間の音や消え際が最後まで聴こえます。そのため演奏のより細かいところまで再現できるんです。
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2012年10月17日水曜日
DJ ZAI FROM SIMI LAB/CAPITAL Z
チーフ・エンジニアの森崎です。
「DJ ZAI FROM SIMI LAB/CAPITAL Z」のマスタリングをさせて頂きました。
まずはミックス音源を聴きながらマスタリングの方向性決めをしていきます。DJ ZAIさんのリクエストは「PC内でミックスしているのでローエンドとハイエンドが出過ぎているように感じます。そこをバランス良く仕上げて欲しいです。」
音作りのポイントは二つ!
一つ目は、ローエンドとハイエンドの処理です。普段はEQで処理することが多いのですが、今回はアナログ・テープレコーダーSTUDER A820をインプット・スルーにしてアンプのみを通しました。そうすることでローエンドとハイエンドが自然に落ちたかまぼこ型のバランスになります。実際にアナログ・テープを通すのとはまた違う、中低域に厚みのあるパンチのあるサウンドを得られます。
二つ目は、MacとHDDをつなぐFireWireケーブルの選択です。PC周りのUSBやFireWireケーブルもとても微妙ですが、アナログケーブのようにそれぞれ音色が違います。DJ ZAIさんが持ち込んだはオヤイデ製のケーブルでレンジが広くきれいな印象です。それに対し僕がいつも使用しているLACIE HDD付属のケーブルはまとまりがあり輪郭がはっきりした印象です。じっくり聴き比べた結果、後者を採用しました。
Pro ToolsプレイバックのDAコンバーターからSTUDER A820のをつなぐケーブルはアクロテック8Nケーブルを使用して、HIP HOPにふさわしいボーカルの力強さ、抜けをプラスしました。
機材やケーブルはそれぞれ独自のキャラクターを持っています。これらの特徴を活かしてマスタリングすることでEQでは得られない微妙なニュアンスまで再現できます。マスタリング作業に先入観は禁物です。高級なケーブル、機材を使用することではなく、アーティストが求めているサウンドを得られることが重要です。先入観なく自分の耳でしっかり聴き、音楽がリスナーに一番伝わるサウンドに仕上げることが大切です。そのためには自信を持って音作りするには色付けないモニター環境が必要不可欠ですね。
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2012年5月21日月曜日
ai kuwabara trio project マスタリングの記録(その3)ケーブル編
2012.5.15 on sale
「from here to there / ai kuwabara trio project」
定価:1800yen
マスタリングの記録(その3)
於2011年3月21日 @Saidera Masteringにて
【マスタリング当日の立ち会い人】
桑原あい:piano, compose 森田悠介:electric bass
上田隆志:recording & mix engineer 森崎雅人:mastering engineer
〜ケーブル編〜
森崎:機材はABCと呼んだので今度は「1,2,3番」と呼びましょう (笑)
桑原:(笑)はい。
森崎:もっと「コレに対してこうして欲しい」とかあります?ケーブルは「1.現状:モガミ 2549」と、「2.ワイドレンジ:Saidera Ai SD-9003」「3.ナチュラルで、ふくよかなLowが出る:WireWorld Silver Eclipse」かな。
悠介:全部気になる(笑)
森崎:とりあえず全部聴いてみましょう!今度は比較的パッと聴きにしましょう。違いが分かったら「ハイ」って言って下さい!
♪〜1番、現状 試聴
悠介:ハイ。
森崎:これが2番。
♪〜2番、レンジが広くなる 試聴
桑原:楽しくなるこれ!なんかこれ、ディズニーランドの気分になるね!(?)
悠介:ウキウキ系だね。
桑原:ウキウキ系になった。
森崎:では3番。
桑原:デブッちょになるタイプだ。
森崎:そこまではファットにはならないですよ。(笑)
♪〜3番、 ふくよかなLow 試聴
森崎:違いはベースです。
桑原:いや、ちょっと落ち着き過ぎた気がする。もうちょっと聴いて良いですか、ベースのテーマのとこ。
悠介:これだったら2番。
桑原:私も2番。1か2ですね私。2かなぁ。
森崎:そしたらね、もう一回1番に戻りますよ。1番→2番、と替えます。1番のバランスも再確認出来るし。
♪〜再び1番→2番、試聴
桑原:2。
悠介:2ですね。
森崎:意外とナチュラル系が好みかな。
桑原:ほんとに、広がりましたよね。いいんですかね、2番で。(笑)
森崎:大丈夫です。(笑) それではもう一度、オリジナルのミックスマスターと聴き比べて下さい。今度はピアノのタッチに注目して下さい。
♪〜ミックスマスターと聴き比べ
悠介:このセッティングだとピアノが細かいフレーズを弾いた時とか弱く弾いたときとかに引っ込み過ぎちゃう気はしますね。この辺りの盛り上がってるソロセクションの4ビートだったりリズムの細かいセクションでもう一回1番を聴いてみたいですね。
桑原:確かに。
森崎:それではもう一度1番。
♪〜ソロセクション、1番で試聴
桑原:あ、ソロ中は絶対こっちだわ!断然こっちだわ!弾いてる感覚とすっごい近い。ってことは1番かな。
悠介:じゃあ1だな…その辺含めて聴いてもらいたいしね。
桑原:だよねぇ…。
森崎:実は「2ダッシュ」があります。(キリッ
一同:(爆)
森崎: 2ダッシュ、ピアニストに人気なんですよ。
桑原:うそーキター!
森崎:これねぇ、最後の切り札で出すつもりでした。(笑)
悠介:2ダッシュがあるんかー!
森崎:迷ったら、2ダッシュを聴いてみるんです。
桑原:違いは何なんですか?
森崎:同じケーブルの、長さ違い。
上田:なるほど〜。長くなるんですか?
森崎:短くです。
悠介:ディズニーランドが短くなった。
桑原:ディズニーランドが短くなった。(笑)
森崎:長さの違いで音のニュアンスが全然違います。
桑原 :え、どっちに近いんですか?
森崎:1番に近い。で、ピアニストが好きなのは確か。
♪〜2番ダッシュ 試聴
森崎:一番とは音色の艶が違います。1番よりも比較的ナチュラル。
桑原:すみません、もう一度1番もらっていいですか?
悠介:分かんなくなってきた(泣)
♪〜1番→2番ダッシュにて冒頭部分 再び試聴
桑原:私、1番かも…。2ダッシュは、全体としてはツヤが出たんだけど、「ここが欲しい」っていうのが削られてる気がする。ほんと多分0.001mmの違い。(泣) 私がピアニストだからそう聴こえたのかもしれないですけど、細かいところが流れちゃった気がした。ごまかしが効いちゃったんですよ、きっと。
森崎: それは若干それで広がって綺麗になって、ツヤもあって、ピアノには集中するんだけど、全体として耳に入ってきたのが、1番の方が良かった。
桑原:たもちゃん(悠介)のね、ブッ、ブブッ、っていうちょっとのズレが絶対1番の方が良い。
森崎:そう、その「タメ」がね、1番の方がそういうグルーヴが聴こえます。
桑原:(2ダッシュだと)無くなりますよね?
森崎:無くなりましたね。
桑原:1番でいこう!
悠介:はい(笑) 1でお願いします。
桑原:伝えたいものが、ぽ〜んって出そうな気がする。
森崎:24ビット/96kHzはレンジが広く情報量があります。だけど、16ビット/44.1kHzに落とすとどんどんこう小さくしていくから、音楽の中で聴かせたい要素とそうでない要素を明確にしていかないと、そこに「有った」音が表現されません。ケーブルの差し替えはこの確認だったんです。「さっき聴こえていた音が聴こえない、でもここが良くなってる」とか。
桑原:ほんっとに。凄すぎる…。
森崎:これでバッチリです。
上田:これ実はミックスダウンの時に1910年代のケーブル使ってるんですよ。自作で作ったやつ。しかも、多分こんなことしてる人ほかにいないと思うんだけど、ええとですね、パッシブのサミング回路。要するに抵抗を使っただけ。1910年代のケーブル何種類か試して、8chを2chに落とす時に抵抗を噛ませて作ったんですよ。
桑原:なに言ってんだか全然わかんない…(ボソッ
森崎:抵抗は古いやつですか?
上田:いや、古いやつじゃない。初めて作ったんで、まずは良いとされている「デール」ってあるじゃないですか…(〜〜〜ケーブルの話)
森崎:最終的にOKになったケーブルは実は「モガミ2549」です。モガミ以外のケーブル(2番、3番)は全部、超・高級ケーブルです。モガミが一番良かったのは、色づけが無くストレートだったからです。
桑原:高いから良いってもんじゃないのね。
森崎:「相性」ですね。上田さんの機材のカラーが素直に表現出来ていました。モガミ2524は足し算引き算にはならないんですよ!最終的に良いサウンドになりましたね!僕は機材の選択とケーブルで音の土台を作りますが、おそらく一般的なエンジニアさんは手元のEQの方をやるんですよ。ミュージシャンが、楽器替えるじゃないですか。ケーブルと機材の選択はその感覚に近いです。楽器が替わると音色が変わるみたいに、ケーブルや機材はそれぞれ独自のキャラクターを持っていて通すと音色が変わる。ギターアンプのつまみをいじるんじゃなくって、楽器そのものを替えちゃえ!という感じ。機材とケーブルが決まればあとは同じ曲調のものは微調整でいけます。
桑原:何曲か。本当に色んな曲がありますからね、よく考えたら。
悠介:HOUSEみたいなやつもありますからね。
森崎:HOUSEは超得意ジャンルです、任せてください。(笑)
悠介:演奏フォーマットはピアノトリオ、なんですけどね。
森崎:全然大丈夫です。
桑原:ずっと、「ブンっ、ブンっ、ブンっ、ブンっ」
上田:それで、4つ打ちなんだけど(神田リョウの)ドラムもいわゆるJazzチューニングだったから、そもそもLowの無いやつを無理やり上げてるというか。
森崎:了解です。僕は機材の選択とケーブルで音の土台を作りますが、おそらく一般的なエンジニアさんは手元のEQの方をやるんですよ。それを今回はEQを使わずに行ないました。ミュージシャンが、楽器替えるじゃないですか。その感覚に近いです。楽器が替わると音色が変わるみたいに、ケーブルはそれぞれ独自のキャラクターを持っているので音色が変わる。ギターアンプのつまみをいじるんじゃなくって、楽器そのものを替えちゃえ!という感じ。
上田:しかし、ケーブルはキリが無いですね。
悠介:ここに居たら全てがクリアーに見えそうだ。
桑原 :世界が変わって見えそうだよね。
森崎:結局このモニターだから、一つ一つの違いがあれだけわかるんですよ。マスタリングはモニター環境が本当に重要です。分かり難いモニターだと予想しながら音作りすることになってしまいますので。レコーディングに慣れているエンジニアなら、モニターのクセが分かってるので音作り出来ると思いますが。
悠介:いやあ、ここまでやって頂けるっていうのは。
森崎:繰り返しになりますが、機材、ケーブルの選択を行なうことで最小限のプロセスで音作りが可能になります。またマスタリングのはじめに聴き比べをじっくり行なうことでスタジオのモニタースピーカーのサウンドに慣れてもらえるので、クライアントさんも正しくスピーディーな判断が可能になります。細かい音のこだわりは最終的な仕上がりに大きく影響するので、初めて立ち会いマスタリングでの作業を行う場合は、ぜひ1時間ほど余裕のある作業時間でのご予約をお勧めします。
〜メンバーの皆様より〜
今作はYouTubeにて3曲が先行配信されていますが、カメラ6台を入れての気合いの(スリリングな、アグレッシブな、臨場感溢れる)映像です。演奏は「せーの」で一発録りですが「音が良い!」とリスナーの方から感想を頂いております。
先ずは先行で全8曲入りのフルアルバムを5/15日にリリースしますが、高音質配信も視野に入れています。
youtube映像も合わせて、ai kuwabara trio projectのオフィシャルホームページからチェック出来るようになっているので是非チェックしてみて下さい。
http://www.aikuwabaratrio.com
また、アルバム・リリースを記念して、5/23には神戸、6/3には東京でライブを敢行しますので、ぜひ生の演奏を聴きにきて下さい!よろしくお願いします。
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2011年3月7日月曜日
ラインケーブルの取り扱い6つの注意点
チーフ・エンジニアの森崎です。
「Saidera Ai SD-9003」ケーブルは現場での使用を想定しシース(SD-9003で言えば赤い外皮の部分)がしっかりと作られています。それでも取り扱いを間違えると断線や接触不良などトラブルが起こり得ます。ぼくはときどき音響の専門学校で講師をしていますが、学生に教える一番目は「ラインケーブルの取り扱いの基本」です。
1. ケーブルの抜き差しはコネクター部分を持って行なう。
2. XLRケーブルを接続したときは「カチッ」とロックがかかったことを確認。
(まれにある、機材側がロックがないコネクターの場合は確実に接続されていることを確認)
3. ケーブルは適切な長さで使用する。短い方がロス無く信号を伝送することが出来るが、最短の接続でも綺麗なアールを描く長さで。ケーブル側コネクターの根元が90°に曲がっているときは短すぎ、プラス20センチは必要です。
4. LR同じ長さのケーブルを使用する。パワードスピーカーなどに使う場合、片側がミキサーやオーディオI/Fに近くてもLRで長さは統一。
5. ケーブルは決して投げない。ハンダ付け部分にクラックがはいり接点不良の原因となります。
6. 定期的にクリーニングする。数ヶ月使用し続けると端子が酸化しますので無水エタノールなどでクリーニングします。
(コットンや綿棒で拭くだけでも十分効果があります)
併せてお読みください↓
ケーブルのメンテナンス(その1)「XLRケーブルの定期クリーニング」
ケーブルのメンテナンス(その2)「RCAプラグの定期クリーニング」
これらは基本中の基本ですので特に音響を学んでいる学生さんは今のうちにマスターしておいて下さい!現場では早い・安全・確実が求められます。そして笑顔も忘れずに。
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「Saidera Ai SD-9003」ケーブルは現場での使用を想定しシース(SD-9003で言えば赤い外皮の部分)がしっかりと作られています。それでも取り扱いを間違えると断線や接触不良などトラブルが起こり得ます。ぼくはときどき音響の専門学校で講師をしていますが、学生に教える一番目は「ラインケーブルの取り扱いの基本」です。
1. ケーブルの抜き差しはコネクター部分を持って行なう。
2. XLRケーブルを接続したときは「カチッ」とロックがかかったことを確認。
(まれにある、機材側がロックがないコネクターの場合は確実に接続されていることを確認)
3. ケーブルは適切な長さで使用する。短い方がロス無く信号を伝送することが出来るが、最短の接続でも綺麗なアールを描く長さで。ケーブル側コネクターの根元が90°に曲がっているときは短すぎ、プラス20センチは必要です。
4. LR同じ長さのケーブルを使用する。パワードスピーカーなどに使う場合、片側がミキサーやオーディオI/Fに近くてもLRで長さは統一。
5. ケーブルは決して投げない。ハンダ付け部分にクラックがはいり接点不良の原因となります。
6. 定期的にクリーニングする。数ヶ月使用し続けると端子が酸化しますので無水エタノールなどでクリーニングします。
(コットンや綿棒で拭くだけでも十分効果があります)
併せてお読みください↓
ケーブルのメンテナンス(その1)「XLRケーブルの定期クリーニング」
ケーブルのメンテナンス(その2)「RCAプラグの定期クリーニング」
これらは基本中の基本ですので特に音響を学んでいる学生さんは今のうちにマスターしておいて下さい!現場では早い・安全・確実が求められます。そして笑顔も忘れずに。
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2011年2月28日月曜日
DSDマスタリング(その4)「肝となるアナログケーブルの選択」
チーフ・エンジニアの森崎です。
サンレコ誌主宰の「Sound & Recording Magazine presents Premium Studio Live」などでDSDレコーディングの音の良さはご存知ですね。「DSDレコーディング」は演奏の空気感、リアリティーがそのまま録音出来ます。アーティストの細かなニュアンスをありのままに録ることが出来る。サウンドはナチュラルで立ち上がりが速く艶があります。
録音、MIXをPCMで行っている場合でも、DSDマスタリングのサウンドは強力に良いというのを知ってもらいたい!本日はDSDマスタリングの音作りについて。
CD用マスタリングでの「DSDマスタリング」とはマスタリング時のプレイバックをDSDで行うマスタリングのことを指します。TDマスターが初めからDSDの場合はもちろん、48/24などのPCMの時もKORG AudioGateでPCM→DSDアップコンバートを行いKORG MR-2000Sで再生します。
しかし、ただMR-2000SでプレイバックするだけではDSDの良さを表現することは出来ません。MR-2000Sにしっかりと振動対策を施し、アナログ機材やラインケーブル、電源ケーブルを駆使してプレイバックする際に音作りの土台をしっかり築き、ジャンルにあった調整を行うことでDSDの良さを最大限に活かしたDSDマスタリングが可能です。
KORG MR-2000SはDSD/Analogコンバーターを内蔵していて、アウトはキャノンまたはピンのアナログです。そのアナログアウトのケーブルの選択がDSDマスタリングでは肝になります。これまでのPCMマスタリングでは低域を豊かに表現するためにトランスペアレント MUSICLINK Superを基本に作業していたのに対し、DSDはローエンド/ハイエンドが十分に伸びているサウンドなので、100Hz〜4kHz前後、キック/スネア/ヴォーカルの芯が出るアクロテック8Nケーブルを使用。電源ケーブルはセンター成分がしっかり出るアレグロケーブルを使用しています。センター成分をしっかり出すことで大型のオーディオシステムだけではなく、ヘッドフォンやPCのスピーカーなど口径の小さなシステムで聴いてもパンチのある音作りがDSDマスタリングでも可能になります。
(1)中低域の厚み(2)音像の大きさ(3)艶のある倍音(4)センター成分をしっかり出す、というアナログ的なサウンドと(5)ナチュラルで立ち上がりが速い、DSDのサウンドが両立した仕上がりを聴いていただくことが出来ます。それが僕のDSDマスタリングです。
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2011年2月22日火曜日
サウンド・キャラクターを見極める5つのポイント
チーフ・エンジニアの森崎です。
このところ「ラインケーブル・ADコンバーター視聴」の記事を多くアップしましたが、お持ちの機材をリスニングされた方はいますか?本日は、これからトライする方にも役立つ機材・ケーブルの聴き比べでそのサウンド・キャラクターを見極めるための5つのポイントを紹介します。
[ サウンド・キャラクターを見極める5つのポイント ]
1. 客観的に。
2. ポイントを絞って。
3. 聴きどころのテーマを決める。
4. リスニングポイントは同じ位置で。ボリュームも固定。
5. 一度に比べる機材やケーブルはまず2種類から。
1. 機材やケーブルなどの「キャラクター」「質感」を聴くので必ず客観的に聴きます。音楽鑑賞を楽しんでしまってはその判断は出来ません。ただしマスタリングの作業では音楽的要素も加味した客観的判断が必要です。
2. フレーズが短い方が音質を記憶しやすいため視聴箇所はポイントを絞ります。曲頭のキック1発や最初のヴォーカルのワンフレーズなど。僕のマスタリングはTC Electronic System6000内で3台分のEQを使用するので、細かく多くのポイントでEQするには特に素早い判断が必要なんです。
3. ヴォーカル、キックの質感、キックとベースのバランス、オケとヴォーカルのバランス、広がり、奥行き、フォーカス、定位、空気感、音像の大きさ等、テーマを決めて視聴します。
4. リスニングポイントは前後、左右、高さがなるべく変わらぬよう視聴します。モニター音量でも聴こえ方はガラリと変わるのでボリュームは必ず固定で行います。
5. 比較視聴の基本は2種でのAB比較です。新たにCを比べる場合はA、Bの良かった方とCを比較します。
機材・ケーブルの音色の違いはわずかですが、その積み重ねが最終的な音の仕上がりを大きく左右します。この視聴を行う際はモニター周りの見直しも併せて行うことをお忘れなく!モニター改善策についてはこちらもお読みください。僕はここで紹介した方法でスタジオの機材・ケーブルは徹底的に視聴してサウンドキャラクターを把握しているので、その組み合わせでアーティストの求める音に積極的に反映させることが出来ます。それによりその後のEQなどがさらに活きてきます。ぜひ立ち会いマスタリングで体験してください!
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このところ「ラインケーブル・ADコンバーター視聴」の記事を多くアップしましたが、お持ちの機材をリスニングされた方はいますか?本日は、これからトライする方にも役立つ機材・ケーブルの聴き比べでそのサウンド・キャラクターを見極めるための5つのポイントを紹介します。
[ サウンド・キャラクターを見極める5つのポイント ]
1. 客観的に。
2. ポイントを絞って。
3. 聴きどころのテーマを決める。
4. リスニングポイントは同じ位置で。ボリュームも固定。
5. 一度に比べる機材やケーブルはまず2種類から。
1. 機材やケーブルなどの「キャラクター」「質感」を聴くので必ず客観的に聴きます。音楽鑑賞を楽しんでしまってはその判断は出来ません。ただしマスタリングの作業では音楽的要素も加味した客観的判断が必要です。
2. フレーズが短い方が音質を記憶しやすいため視聴箇所はポイントを絞ります。曲頭のキック1発や最初のヴォーカルのワンフレーズなど。僕のマスタリングはTC Electronic System6000内で3台分のEQを使用するので、細かく多くのポイントでEQするには特に素早い判断が必要なんです。
3. ヴォーカル、キックの質感、キックとベースのバランス、オケとヴォーカルのバランス、広がり、奥行き、フォーカス、定位、空気感、音像の大きさ等、テーマを決めて視聴します。
4. リスニングポイントは前後、左右、高さがなるべく変わらぬよう視聴します。モニター音量でも聴こえ方はガラリと変わるのでボリュームは必ず固定で行います。
5. 比較視聴の基本は2種でのAB比較です。新たにCを比べる場合はA、Bの良かった方とCを比較します。
機材・ケーブルの音色の違いはわずかですが、その積み重ねが最終的な音の仕上がりを大きく左右します。この視聴を行う際はモニター周りの見直しも併せて行うことをお忘れなく!モニター改善策についてはこちらもお読みください。僕はここで紹介した方法でスタジオの機材・ケーブルは徹底的に視聴してサウンドキャラクターを把握しているので、その組み合わせでアーティストの求める音に積極的に反映させることが出来ます。それによりその後のEQなどがさらに活きてきます。ぜひ立ち会いマスタリングで体験してください!
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2011年2月16日水曜日
サイデラ・モーニングセッション#034が終了しました「アンコール開催!マスタリングセミナー -ラインケーブル・ADコンバーター徹底視聴-」
どうもMUSHです!
サイデラ・モーニングセッション#033「アンコール開催!マスタリングセミナー -ラインケーブル・ADコンバーター徹底視聴-」が終了しましたよ!
視聴したのはこちらの機材。今回の視聴で、各ケーブル・コンバーターのサウンドキャラクターの違いはもちろん、サイデラ・マスタリングのモニター環境へのこだわりもわかっていただけたのではないでしょうか!
参加いただけなかった方も、先行レビューのBlog記事をぜひご覧くださいね!
[ AD Converter ]
dB Technologies 4496
Prism Sound Dream ADA-8
dCS 905
[ Analog Cable ]
Wire World Siver Eclipse
Transparent MUSICLINK SUPER
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サイデラ・モーニングセッション#033「アンコール開催!マスタリングセミナー -ラインケーブル・ADコンバーター徹底視聴-」が終了しましたよ!
視聴したのはこちらの機材。今回の視聴で、各ケーブル・コンバーターのサウンドキャラクターの違いはもちろん、サイデラ・マスタリングのモニター環境へのこだわりもわかっていただけたのではないでしょうか!
参加いただけなかった方も、先行レビューのBlog記事をぜひご覧くださいね!
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dB Technologies 4496
Prism Sound Dream ADA-8
dCS 905
[ Analog Cable ]
Wire World Siver Eclipse
Transparent MUSICLINK SUPER
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2011年2月14日月曜日
Wire World Siver Eclipse / Transparent MUSICLINK SUPER:ラインケーブル・ADC徹底視聴予習編(その4)
チーフ・エンジニアの森崎です。
2月15日のサイデラ・モーニングセッション#034「アンコール開催!マスタリングセミナー -ラインケーブル・ADコンバーター徹底視聴-」で視聴するものを、シリーズでレビューします。(その4)はお気に入りのケーブルについて。
[ Wire World / Silver Eclipse ]
ワイヤーワールドはオーナーでケーブルの設計者でもあるデヴィット・ザルツ氏を中心に、ケーブルの作成において次々に革新的技術に取り組んでいるアメリカのケーブルブランド。デビッド氏は「ノーコンタクト」「ノーカラーレーション」をゴールとして掲げ、それに向かってケーブルを作り続けている。1992年にワイヤーワールド社を立ち上げ以来、オーディオインターコネクトケーブル、スピーカーケーブル、デジタルケーブル、USBケーブル等多、岐にわたり様々なハイクオリティーケーブルを作り出している。(カタログより抜粋)
ワイヤーワールドのサウンドは明るく透明感があり音像の大きなヴォーカルが特徴。声の細かなニュアンス、倍音まではっきり聴こえる。オケとヴォーカルのバランスは4:6ぐらい。アーティストの声のニュアンスを出来るだけ変えずに暖かみ、輪郭のある声にしてくれるケーブルです。ほんの少し高域8k〜10kHzが持ち上がるので音に艶がプラスされます。レンジが広く空気感があるのでアコースティックギターやピアノとの相性も抜群です。ご存知スターリング・サウンドのグレッグ・カルビも愛用しているケーブルです。
[ Transparent / MUSICLINK SUPER ]
トランスペアレントは1980年設立。トランスペアレント・オーディオケーブルに搭載された独自のネットワークは、ノイズ低減に作用するばかりか、その共振点を中音域に害を与えない60〜15Hz程度の超低域にまで追いやる効果をあわせもちます。ケーブル、ネットワークの物理的な防振対策とあいまって、この電気的制振効果はケーブルから特異な色付けを取り去り、リアリティー豊かな深い音楽性を引き出します。(カタログより抜粋)
トランスペアレントのサウンドはボリューム感のある低音とキレのある高域が特徴。特にキックが弾力があり音像が大きく表現されるのでR&BやHIP HOP、クラブミュージックには欠かせないケーブル。低域は量感はあるがしっかり止まるのでサウンドはドライです。使いこなしが難しいケーブルですが音楽のグルーヴ、躍動感を余すことなく引き出してくれるケーブル。ゲートウェイ・スタジオのボブ・ラドウィッグ氏が愛用しているケーブルです。
PS.
オーディオのエンジニアもレコーディング、マスタリング・エンジニアも一番大切なことは「アーティストの意図しているサウンドをどれだけリスナーに伝えられるか」ですね。
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2月15日のサイデラ・モーニングセッション#034「アンコール開催!マスタリングセミナー -ラインケーブル・ADコンバーター徹底視聴-」で視聴するものを、シリーズでレビューします。(その4)はお気に入りのケーブルについて。
[ Wire World / Silver Eclipse ]
ワイヤーワールドはオーナーでケーブルの設計者でもあるデヴィット・ザルツ氏を中心に、ケーブルの作成において次々に革新的技術に取り組んでいるアメリカのケーブルブランド。デビッド氏は「ノーコンタクト」「ノーカラーレーション」をゴールとして掲げ、それに向かってケーブルを作り続けている。1992年にワイヤーワールド社を立ち上げ以来、オーディオインターコネクトケーブル、スピーカーケーブル、デジタルケーブル、USBケーブル等多、岐にわたり様々なハイクオリティーケーブルを作り出している。(カタログより抜粋)
ワイヤーワールドのサウンドは明るく透明感があり音像の大きなヴォーカルが特徴。声の細かなニュアンス、倍音まではっきり聴こえる。オケとヴォーカルのバランスは4:6ぐらい。アーティストの声のニュアンスを出来るだけ変えずに暖かみ、輪郭のある声にしてくれるケーブルです。ほんの少し高域8k〜10kHzが持ち上がるので音に艶がプラスされます。レンジが広く空気感があるのでアコースティックギターやピアノとの相性も抜群です。ご存知スターリング・サウンドのグレッグ・カルビも愛用しているケーブルです。
[ Transparent / MUSICLINK SUPER ]
トランスペアレントは1980年設立。トランスペアレント・オーディオケーブルに搭載された独自のネットワークは、ノイズ低減に作用するばかりか、その共振点を中音域に害を与えない60〜15Hz程度の超低域にまで追いやる効果をあわせもちます。ケーブル、ネットワークの物理的な防振対策とあいまって、この電気的制振効果はケーブルから特異な色付けを取り去り、リアリティー豊かな深い音楽性を引き出します。(カタログより抜粋)
トランスペアレントのサウンドはボリューム感のある低音とキレのある高域が特徴。特にキックが弾力があり音像が大きく表現されるのでR&BやHIP HOP、クラブミュージックには欠かせないケーブル。低域は量感はあるがしっかり止まるのでサウンドはドライです。使いこなしが難しいケーブルですが音楽のグルーヴ、躍動感を余すことなく引き出してくれるケーブル。ゲートウェイ・スタジオのボブ・ラドウィッグ氏が愛用しているケーブルです。
PS.
オーディオのエンジニアもレコーディング、マスタリング・エンジニアも一番大切なことは「アーティストの意図しているサウンドをどれだけリスナーに伝えられるか」ですね。
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2011年2月7日月曜日
アンコール開催!マスタリングセミナー@サイデラ・モーニングセッション
チーフ・エンジニアの森崎です。
先日は、「秘伝マスタリングテクニック極秘公開」(1月27日Rock oN渋谷店Rock oNセミナー)に参加いただきありがとうございました。当日お配りした資料にさらにメモまでとりながら熱心に聴いていただき、セミナーを行ってよかったです。
良い作品に仕上げるためには細かなディテールの聴き比べ、それを判断するモニターシステムがいかに大切かという事が伝わったのではと思っております。Rock oNセミナーでの内容から「ラインケーブル」「ADコンバーター」にしぼって、ぼくのリファレンスである「サイデラ・マスタリング」のモニター環境で、徹底視聴、解説、質疑応答という現場必須の内容で、2月15日に「サイデラ・モーニングセッション#034」にてマスタリングセミナー・アンコール開催します!
マスタリングで大切なことはTDマスターの情報を100%引き出すことです。ケーブル、ADコンバーターの選択とは、EQ、COMPをかける前の段階。音作りの土台です。一つ一つの違いは小さなものですが、その積み重ねが最終仕上がりを大きく左右します。求めるサウンドの方向性にマッチしたケーブル/コンバーターの選択は「TDマスターの情報を100%引き出す」為に欠かせないプロセスです。色づけの無いモニターシステムでケーブル3種類、ADコンバーター3種類を徹底視聴します。「こんなにも仕上がりが左右するのか!」ということを是非体験してください。またそれらの活かし方を詳しく解説していきます。
++
サイデラ・モーニングセッション#034
テーマ:「アンコール開催!マスタリングセミナー -ラインケーブル・ADコンバーター徹底視聴-」
日時:2011.2.15 火曜日2.16水曜日 9:00AM-10:00AM**日程が変更になっております**
場所:サイデラ・マスタリング (PMC MB1 x5.1ch(最寄り駅;東京メトロ外苑前、JR原宿)
講師:森崎雅人(サイデラ・マスタリング チーフ・エンジニア)
参加申し込み:saraudon009@gmail.comまで、メールにてお名前/会社名をお知らせ下さい。
++
→PDFダウンロードLINK→→
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先日は、「秘伝マスタリングテクニック極秘公開」(1月27日Rock oN渋谷店Rock oNセミナー)に参加いただきありがとうございました。当日お配りした資料にさらにメモまでとりながら熱心に聴いていただき、セミナーを行ってよかったです。
良い作品に仕上げるためには細かなディテールの聴き比べ、それを判断するモニターシステムがいかに大切かという事が伝わったのではと思っております。Rock oNセミナーでの内容から「ラインケーブル」「ADコンバーター」にしぼって、ぼくのリファレンスである「サイデラ・マスタリング」のモニター環境で、徹底視聴、解説、質疑応答という現場必須の内容で、2月15日に「サイデラ・モーニングセッション#034」にてマスタリングセミナー・アンコール開催します!
マスタリングで大切なことはTDマスターの情報を100%引き出すことです。ケーブル、ADコンバーターの選択とは、EQ、COMPをかける前の段階。音作りの土台です。一つ一つの違いは小さなものですが、その積み重ねが最終仕上がりを大きく左右します。求めるサウンドの方向性にマッチしたケーブル/コンバーターの選択は「TDマスターの情報を100%引き出す」為に欠かせないプロセスです。色づけの無いモニターシステムでケーブル3種類、ADコンバーター3種類を徹底視聴します。「こんなにも仕上がりが左右するのか!」ということを是非体験してください。またそれらの活かし方を詳しく解説していきます。
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サイデラ・モーニングセッション#034
テーマ:「アンコール開催!マスタリングセミナー -ラインケーブル・ADコンバーター徹底視聴-」
日時:2011.
場所:サイデラ・マスタリング (PMC MB1 x5.1ch(最寄り駅;東京メトロ外苑前、JR原宿)
講師:森崎雅人(サイデラ・マスタリング チーフ・エンジニア)
参加申し込み:saraudon009@gmail.comまで、メールにてお名前/会社名をお知らせ下さい。
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2010年9月27日月曜日
モニター改善策(その16)「パワードスピーカーの使いこなし復習」
チーフ・エンジニアの森崎です。
本日はパワードスピーカー使いこなしのポイントの復習です。
プライベートスタジオなどでは外付けアンプのパッシブスピーカーよりも、アンプ内蔵のパワードスピーカーを使われている方が多いと思います。
(使いこなしのポイント)
1) 電源ケーブル、ラインケーブルの長さをそろえる。
2) スピーカーの高さ、角度を合わせる。
3) スピーカーの周りに出来るだけ物を置かないようにする。
電源ケーブルは2m前後の長さが理想です。スピーカーをミキシングコンソールの後ろに置く場合はそこまでタップで延長してからつないで下さい。ラインケーブルは片側がコンソールアウトに近くても、左右で同じ長さのものを用意して下さい。遠い一方だけ延長すると左右のバランスが崩れ、音の定位が分かりにくくなってしまいます。ケーブルは少したるむぐらいの無理の無い長さでそろえて下さい。
スピーカーの高さ、角度も重要なポイントです。基本はツイーターを耳の高さに。角度は内側の側面が少し見えるぐらいが良いですね。スピーカーの間隔が広すぎたり角度が緩いとヴォーカルやキックなどのセンター成分の音が分かりにくくなってしまいます。
スピーカーの上や周りに物が置いてあると振動や反射で正しいリスニングが出来なくなります。片側のスピーカーの周りに物があるだけで左右のバランスが分かりにくくなりますので注意して下さい。
P.S.
パワードスピーカーのラインケーブルはカナレ L-4E6Sがフラットでお勧めです。ベルデン1192A、モガミ 2534も同グレードで大変良いケーブルです。モニタースピーカー用のケーブルはハイエンドの色づけのあるものよりバランスの良いケーブルが使いやすいです。まずはこれらのケーブルからスタートして、徐々にグレードアップしていけば理想的なサウンドが見つかるはずです。Saidera Ai SD-9003ケーブルはモニターケーブルとしても最適です。
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本日はパワードスピーカー使いこなしのポイントの復習です。
プライベートスタジオなどでは外付けアンプのパッシブスピーカーよりも、アンプ内蔵のパワードスピーカーを使われている方が多いと思います。
(使いこなしのポイント)
1) 電源ケーブル、ラインケーブルの長さをそろえる。
2) スピーカーの高さ、角度を合わせる。
3) スピーカーの周りに出来るだけ物を置かないようにする。
電源ケーブルは2m前後の長さが理想です。スピーカーをミキシングコンソールの後ろに置く場合はそこまでタップで延長してからつないで下さい。ラインケーブルは片側がコンソールアウトに近くても、左右で同じ長さのものを用意して下さい。遠い一方だけ延長すると左右のバランスが崩れ、音の定位が分かりにくくなってしまいます。ケーブルは少したるむぐらいの無理の無い長さでそろえて下さい。
スピーカーの高さ、角度も重要なポイントです。基本はツイーターを耳の高さに。角度は内側の側面が少し見えるぐらいが良いですね。スピーカーの間隔が広すぎたり角度が緩いとヴォーカルやキックなどのセンター成分の音が分かりにくくなってしまいます。
スピーカーの上や周りに物が置いてあると振動や反射で正しいリスニングが出来なくなります。片側のスピーカーの周りに物があるだけで左右のバランスが分かりにくくなりますので注意して下さい。
P.S.
パワードスピーカーのラインケーブルはカナレ L-4E6Sがフラットでお勧めです。ベルデン1192A、モガミ 2534も同グレードで大変良いケーブルです。モニタースピーカー用のケーブルはハイエンドの色づけのあるものよりバランスの良いケーブルが使いやすいです。まずはこれらのケーブルからスタートして、徐々にグレードアップしていけば理想的なサウンドが見つかるはずです。Saidera Ai SD-9003ケーブルはモニターケーブルとしても最適です。
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2010年9月12日日曜日
ケーブルのメンテナンス(その2)「RCAケーブルの定期クリーニング」
チーフ・エンジニアの森崎です。
本日はRCAプラグのクリーニングについてです。
RCAプラグもキャノンプラグ同様に定期的なクリーニングが必要です。クリーニングにはメイク用のコットンと綿棒(細い赤ちゃん用など)を使用します。
コットンに無水エタノールを少量つけて外側のアースとセンターピンのホットをクリーニングします。内側は狭いので綿棒で磨いて下さい。仕上げは乾いたコットン、綿棒で磨きます。機材側のジャックも同様にアース側はコットンでセンターのホット側は綿棒でクリーニングして下さい。
*注意ポイント
1) 接点復活材にはジャック側の赤白のプラスチックを劣化させる商品もあるので使用は避けましょう。
2) ケーブルは3ヶ月ほど経つと端子が酸化してきますのでクリーニングをして下さい。クリーニングすると音の透明感、立ち上がりが戻ってきます。またCDプレイヤーなどの民生機の背面はホコリがたまりやすいのでケーブルのクリーニングと合わせて掃除することをオススメします。
3) ケーブルは長過ぎず短すぎず自然なカーブを描く長さのものを使用して下さい。
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本日はRCAプラグのクリーニングについてです。
RCAプラグもキャノンプラグ同様に定期的なクリーニングが必要です。クリーニングにはメイク用のコットンと綿棒(細い赤ちゃん用など)を使用します。
コットンに無水エタノールを少量つけて外側のアースとセンターピンのホットをクリーニングします。内側は狭いので綿棒で磨いて下さい。仕上げは乾いたコットン、綿棒で磨きます。機材側のジャックも同様にアース側はコットンでセンターのホット側は綿棒でクリーニングして下さい。
*注意ポイント
1) 接点復活材にはジャック側の赤白のプラスチックを劣化させる商品もあるので使用は避けましょう。
2) ケーブルは3ヶ月ほど経つと端子が酸化してきますのでクリーニングをして下さい。クリーニングすると音の透明感、立ち上がりが戻ってきます。またCDプレイヤーなどの民生機の背面はホコリがたまりやすいのでケーブルのクリーニングと合わせて掃除することをオススメします。
3) ケーブルは長過ぎず短すぎず自然なカーブを描く長さのものを使用して下さい。
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2010年9月8日水曜日
ケーブルのメンテナンス(その1)「XLRケーブルの定期クリーニング」
チーフ・エンジニアの森崎です。
本日はケーブルのエージングとクリーニングについてです。
SD-9003ケーブルを購入して下さった皆さんのケーブルも数ヶ月経ちそろそろエージングも完了して馴染みが出て来ましたか?エージングをすると全帯域に渡って滑らかでピークが無く、バランスの良いサウンドになります。音の立ち上がり、ヴォーカルの抜けなども良くなります。
ただしケーブルは3ヶ月程度で端子が酸化してきますのでクリーニングをして下さい。方法は綿棒に無水エタノールを少量つけて良く磨きます。(キャノンのメスを掃除するには赤ちゃん用の細い綿棒がオススメです。)磨いたあと水分が残っているとそこから酸化し始めますので乾いた綿棒で仕上げて下さい。その後は数ヶ月ごとに端子の汚れをチェック。乾いた綿棒で拭いてみて綿棒が黒くなったらクリーニングして下さい。
クリーニングすると音の透明感、立ち上がりが戻ります。定期的、または録音、TDの前に行なえばガリや接触不良などのトラブルを未然に防ぐことが出来ますよ。
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本日はケーブルのエージングとクリーニングについてです。
SD-9003ケーブルを購入して下さった皆さんのケーブルも数ヶ月経ちそろそろエージングも完了して馴染みが出て来ましたか?エージングをすると全帯域に渡って滑らかでピークが無く、バランスの良いサウンドになります。音の立ち上がり、ヴォーカルの抜けなども良くなります。
ただしケーブルは3ヶ月程度で端子が酸化してきますのでクリーニングをして下さい。方法は綿棒に無水エタノールを少量つけて良く磨きます。(キャノンのメスを掃除するには赤ちゃん用の細い綿棒がオススメです。)磨いたあと水分が残っているとそこから酸化し始めますので乾いた綿棒で仕上げて下さい。その後は数ヶ月ごとに端子の汚れをチェック。乾いた綿棒で拭いてみて綿棒が黒くなったらクリーニングして下さい。
クリーニングすると音の透明感、立ち上がりが戻ります。定期的、または録音、TDの前に行なえばガリや接触不良などのトラブルを未然に防ぐことが出来ますよ。
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2010年8月17日火曜日
ケーブルの聴き比べ
チーフ・エンジニアの森崎です。
本日はケーブルの聴き比べについてです。マスタリングである程度音の方向性がまとまってきたら必ずケーブルの聴き比べを行ないます。一つはケーブルごとに様々なキャラクター、ニュアンスを効果的に音作りに生かすため、もう一つはアーティストさんの好みを理解するためです。
サウンドは言葉のニュアンスでは伝わりにくいことがあります。「暖かい音」「太い音」を「抜けの悪い音」と解釈することも出来るし、「タイトな音」を「硬い音」ととらえることも出来ます。言葉ではプラスの表現、マイナスの表現がありますが実際に聴こえている音で判断すれば解釈の違いはありません。
僕が良く使うケーブルはトランスペアレント、ワイヤーワールド、アクロテック、Saidera Ai SD-9003です。
曲にプラスしたい要素を確実に加える音作りすることも、オリジナルのまま出来る限りニュアンスが変わらないように仕上げることもケーブルの選択で可能です。実は24Bitのサウンドをニュアンスが変わらないように16Bitに落とすことは機材の選択、ケーブルの選択、ディザーの選択などマスタリングでは最も高度なテクニックが必要なのです。作業が進むに従い、お客様の方から「この曲にはこのケーブルですよね」と言われることもありますよ。
またケーブルの聴き比べをすることで集中して、客観的に音を聴くことが出来るようになります。細かなところまでシビアな音作りが出来るので仕上がりが飛躍的にアップします。
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本日はケーブルの聴き比べについてです。マスタリングである程度音の方向性がまとまってきたら必ずケーブルの聴き比べを行ないます。一つはケーブルごとに様々なキャラクター、ニュアンスを効果的に音作りに生かすため、もう一つはアーティストさんの好みを理解するためです。
↓Saidera Ai SD-9003↓
サウンドは言葉のニュアンスでは伝わりにくいことがあります。「暖かい音」「太い音」を「抜けの悪い音」と解釈することも出来るし、「タイトな音」を「硬い音」ととらえることも出来ます。言葉ではプラスの表現、マイナスの表現がありますが実際に聴こえている音で判断すれば解釈の違いはありません。
僕が良く使うケーブルはトランスペアレント、ワイヤーワールド、アクロテック、Saidera Ai SD-9003です。
曲にプラスしたい要素を確実に加える音作りすることも、オリジナルのまま出来る限りニュアンスが変わらないように仕上げることもケーブルの選択で可能です。実は24Bitのサウンドをニュアンスが変わらないように16Bitに落とすことは機材の選択、ケーブルの選択、ディザーの選択などマスタリングでは最も高度なテクニックが必要なのです。作業が進むに従い、お客様の方から「この曲にはこのケーブルですよね」と言われることもありますよ。
またケーブルの聴き比べをすることで集中して、客観的に音を聴くことが出来るようになります。細かなところまでシビアな音作りが出来るので仕上がりが飛躍的にアップします。
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2010年7月2日金曜日
電源ケーブルの使いこなし
チーフ・エンジニアの森崎です。
本日は電源ケーブルについてお話ししたいと思います。
最近ではオーディオ用にさまざまな電源ケーブルが販売されています。値段が高ければ良いという単純なものではなく機材との相性が大切です。
サイデラ・マスタリングではアクロテックの電源ケーブル(ホスピタルグレードコネクター)をリファレンスにしています。音質に癖が無く機材のパフォーマンスを100%引き出せることが選択の基準です。SaideraAi SD-9003とコンセプトは同じです。
電源ケーブルはコネクターの選択と末端処理で若干のキャラクター付けが出来ます。末端処理が先バラ/ハンダメッキの場合はレンジが広くナチュラル、圧着端子だとタイトで太いサウンドになる傾向があります。(電源ケーブルの工作は専門業者に依頼するか、個人で工作する場合は安全に十分注意して行なって下さい)
サイデラ・マスタリングではAD、DA、アナログEQ 、COMPの電源ケーブルはサウンドのバランスを第一に選択しています。広がりと奥行きのある機材には前記の圧着端子のケーブル、タイトで太い機材には先バラ/ハンダメッキで処理したケーブルという組み合わせでバランスをとっています。機材と同じキャラクターの電源ケーブルを選択すると個性は伸ばせますが音の変化が大きすぎて使いにくくなってしまいます。
P.S.
電源ケーブルは導体一本一本が太く、数が少ないタイプのケーブルはまとまりがあって音が太い、導体一本一本が細く数が多いケーブルはレンジが広く透明感のある音の傾向にあります。ケーブルを触ってみて固いケーブルは前者、柔らかくしなやかなケーブルは後者にあたりますので購入前にチェックしてみて下さい。
また、単線ケーブルが一番アタック感が強く太いサウンドですよ。
本日は電源ケーブルについてお話ししたいと思います。
最近ではオーディオ用にさまざまな電源ケーブルが販売されています。値段が高ければ良いという単純なものではなく機材との相性が大切です。
サイデラ・マスタリングではアクロテックの電源ケーブル(ホスピタルグレードコネクター)をリファレンスにしています。音質に癖が無く機材のパフォーマンスを100%引き出せることが選択の基準です。SaideraAi SD-9003とコンセプトは同じです。
電源ケーブルはコネクターの選択と末端処理で若干のキャラクター付けが出来ます。末端処理が先バラ/ハンダメッキの場合はレンジが広くナチュラル、圧着端子だとタイトで太いサウンドになる傾向があります。(電源ケーブルの工作は専門業者に依頼するか、個人で工作する場合は安全に十分注意して行なって下さい)
サイデラ・マスタリングではAD、DA、アナログEQ 、COMPの電源ケーブルはサウンドのバランスを第一に選択しています。広がりと奥行きのある機材には前記の圧着端子のケーブル、タイトで太い機材には先バラ/ハンダメッキで処理したケーブルという組み合わせでバランスをとっています。機材と同じキャラクターの電源ケーブルを選択すると個性は伸ばせますが音の変化が大きすぎて使いにくくなってしまいます。
P.S.
電源ケーブルは導体一本一本が太く、数が少ないタイプのケーブルはまとまりがあって音が太い、導体一本一本が細く数が多いケーブルはレンジが広く透明感のある音の傾向にあります。ケーブルを触ってみて固いケーブルは前者、柔らかくしなやかなケーブルは後者にあたりますので購入前にチェックしてみて下さい。
また、単線ケーブルが一番アタック感が強く太いサウンドですよ。
2010年6月30日水曜日
スピーカーケーブル末端処理
チーフ・エンジニアの森崎です。
本日はスピーカーケーブルなどの先バラケーブルの末端処理の方法をお話しします。
良く見かけるのはケーブルの被服をワイヤーストリッパーで数センチ剥いて指先を使って導体をねじる方法ですね。この方法だと導体を直接指で触るので油や汗で酸化しやすくなってしまいます。
オススメはケーブルの被服にカッターでクルッと切り込みを入れて被服を回しながら抜く方法です。これなら指が導体に触れることなくビックリするぐらいきれいにねじることが出来ますよ。
この方法は僕が中学生の頃、地元の電気屋のオヤジさんから教わりました。オヤジさんの手早くきれいに被服を剥く作業を見て子供ながらに感動しました。
仕上げは導体の先端部分のみハンダしてほどけないようにすれば万全ですね。
誰でも簡単に出来ますのでぜひ試してみてください!
本日はスピーカーケーブルなどの先バラケーブルの末端処理の方法をお話しします。
良く見かけるのはケーブルの被服をワイヤーストリッパーで数センチ剥いて指先を使って導体をねじる方法ですね。この方法だと導体を直接指で触るので油や汗で酸化しやすくなってしまいます。
オススメはケーブルの被服にカッターでクルッと切り込みを入れて被服を回しながら抜く方法です。これなら指が導体に触れることなくビックリするぐらいきれいにねじることが出来ますよ。
この方法は僕が中学生の頃、地元の電気屋のオヤジさんから教わりました。オヤジさんの手早くきれいに被服を剥く作業を見て子供ながらに感動しました。
仕上げは導体の先端部分のみハンダしてほどけないようにすれば万全ですね。
誰でも簡単に出来ますのでぜひ試してみてください!
2010年6月21日月曜日
マスタリングで使用するラインケーブル
チーフ・エンジニアの森崎です。
【Saidera Ai SD-9003】 色づけが無く、立ち上がりが速い、ナチュラルでレンジが広いのが特徴です。マスターの情報をそのまま伝えたい時にはこのケーブルを選択します。素材がKORG MR-2000SなどのDSD音源の時に使うことが多いですね。
【TRANSPARENT Music Link Super】ボリューム感のある低音が特徴です。キレのある高域、柔らかく暖かみのあるサウンドです。SD-9003に比べかなり低域が出ます。使いこなしが難しいケーブルですが、音源がPCMで中低域をふくよかにしたい時に使います。R&B、HIP HOPに使うことが多いですね。
【Wire World SILVER ECLIPSE】明るくヴォーカルが前に出てくるサウンドが特徴です。このケーブルはレンジが広く透明感があります。ヴォーカルもの、J-POPなどにぴったりです。
【ACROTECH 6N/8N】ガッツのある低域が特徴です。このケーブルを使うとざらついた倍音がプラスされるのでエッジ感を出したい時に使います。やはりROCK系に使うことが多いですね。サウンドに輪郭を付けたい時にも使っています。
P.S.音作りではなくモニター回線は色づけの無いケーブルでつなぐ必要があります。サイデラ・マスタリングのモニター回線はSaidera Ai SD-9003で接続しています。バランスの良い、音作りしやすいモニター環境を整えることは、ストレスなくさらにクオリティーの高い作品作りが出来ます。サイデラ・マスタリングのモニターシステムでケーブルの音質の違いが明確に分かるのはこれらの条件を達成しているからなのです。
【Saidera Ai SD-9003】 色づけが無く、立ち上がりが速い、ナチュラルでレンジが広いのが特徴です。マスターの情報をそのまま伝えたい時にはこのケーブルを選択します。素材がKORG MR-2000SなどのDSD音源の時に使うことが多いですね。
【TRANSPARENT Music Link Super】ボリューム感のある低音が特徴です。キレのある高域、柔らかく暖かみのあるサウンドです。SD-9003に比べかなり低域が出ます。使いこなしが難しいケーブルですが、音源がPCMで中低域をふくよかにしたい時に使います。R&B、HIP HOPに使うことが多いですね。
【Wire World SILVER ECLIPSE】明るくヴォーカルが前に出てくるサウンドが特徴です。このケーブルはレンジが広く透明感があります。ヴォーカルもの、J-POPなどにぴったりです。
【ACROTECH 6N/8N】ガッツのある低域が特徴です。このケーブルを使うとざらついた倍音がプラスされるのでエッジ感を出したい時に使います。やはりROCK系に使うことが多いですね。サウンドに輪郭を付けたい時にも使っています。
P.S.音作りではなくモニター回線は色づけの無いケーブルでつなぐ必要があります。サイデラ・マスタリングのモニター回線はSaidera Ai SD-9003で接続しています。バランスの良い、音作りしやすいモニター環境を整えることは、ストレスなくさらにクオリティーの高い作品作りが出来ます。サイデラ・マスタリングのモニターシステムでケーブルの音質の違いが明確に分かるのはこれらの条件を達成しているからなのです。
2010年6月14日月曜日
Switch Craft 3502AAU(その2)
チーフ・エンジニアの森崎です。
先日お話ししましたがSwitch Craft 3502AAUは安全と音質優先の設計のため接続が非常に硬いコネクターです。新品の状態では機材側の接点を壊してしまう恐れがあるので僕は必ず使用前に馴染みを出すようにしています。
方法はRCAプラグのジョイントを使います。機材に接続する前にまずこのジョイントで抜き差しをして硬さを調節しています。ジョイントを接続し上下、左右に動かすと徐々に抜き差し出来るようになってきます。
接点が緩すぎると今度は抜け落ちてしまいますので、注意しながら行なって下さい。
この方法はSwitch Craft社製だけではなくその他のRCAプラグについても同様に調整可能です。
先日お話ししましたがSwitch Craft 3502AAUは安全と音質優先の設計のため接続が非常に硬いコネクターです。新品の状態では機材側の接点を壊してしまう恐れがあるので僕は必ず使用前に馴染みを出すようにしています。
方法はRCAプラグのジョイントを使います。機材に接続する前にまずこのジョイントで抜き差しをして硬さを調節しています。ジョイントを接続し上下、左右に動かすと徐々に抜き差し出来るようになってきます。
接点が緩すぎると今度は抜け落ちてしまいますので、注意しながら行なって下さい。
この方法はSwitch Craft社製だけではなくその他のRCAプラグについても同様に調整可能です。
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