2014年12月18日木曜日
年末スタジオメンテナンスのすすめ
年末が近づき最後の追い込みで忙しい方も多いと思いますが、ぜひ時間をつくってスタジオの簡単メンテナンスと掃除を行いましょう。まずはこの5つから。
1.機材の埃をはらう
2.ケーブルと機材の接点クリーニング
3.ラックマウントのネジの増し締め
4.スピーカーユニットのネジの増し締め
5.スピーカースタンド、機材ラックの位置の調整
1.機材の埃をはらう
ツマミの付け根、リアパネルのコネクター金具、冷却ファンは特に埃が溜まりやすいのできれいにします。電源コンセント周りに埃がたまるとショートの原因になるのでしっかりはらってください。道具はプロの掃除屋さんが使う「ダスター刷毛」がオススメです。
2.ケーブルと機材の接点クリーニング
無水エタノールと紙軸の綿棒、化粧用コットンを使って磨きます。無水エタノールは専用のスプレーボトルを用意してください。電源プラグやTRSプラグは化粧用コットンに無水エタノールを少量吹きかけて磨きます。XLRコネクターは無水エタノールを少量綿棒に吹きかけて磨きます。オス側は綿棒の綿部分で、メス側は綿棒を真ん中から半分に切って紙軸部分で磨きましょう。黒くなったら新しい綿棒と交換してください。
3.ラックマウントのネジの増し締め
ネジはしっかり締めても半年〜1年で緩んでくるので定期的に増し締めをしましょう。ネジ止めは重い機材はネジ4本で。軽い機材は下側2本だけでも問題ありません。一箇所を一気に締めずに、少しずつ交互に締めていきます。そうすることでラックと機材がしっかりと密着します。
4.スピーカーユニットのネジの増し締め
スピーカーユニットとエンクロージャー(箱)を止めるネジが緩むと音の焦点が甘くなります。特にウーファーのネジが緩むと低域がぼやけるのでラックマウントのネジ同様に定期的に増し締めをします。締め方は一筆書きで星を描くように、時計周りではなく相対するネジを少しずつ締めていきます。すべてのネジを少しずつ3回ぐらいに分けて締めましょう。スピーカーユニットがエンクロージャーにしっかり密着して正しく音を再生できます。
5.スピーカースタンド位置の調整
毎日見ていると気がつきにくいですが、スピーカースタンドなどの位置が微妙に動いてしまっていることがよくあります。スケールを使って左右の間隔、センター位置、壁からの距離を計測して微調整しましょう。
5つの項目をできるところから1つずつ行ってください。メンテナンスの行き届いたきれいなスタジオでいい音と一緒に新年を迎えましょう。
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2013年4月16日火曜日
スタジオの電源入れ
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チーフエンジニアの森崎です。本日はスタジオの電源入れについて。
僕は20年ほど前に銀座の老舗スタジオ、音響ハウスでキャリアをスタートしました。実はこの時はマスタリングではなくレコーディングセクションに配属されていたんですよ。そこで最初に覚えた仕事が電源入れです。音響ハウスにはリズム録りができる1スタ、2スタ、ダビングやTD用の3スタ、6スタがありました。新人は朝の9時前に出社して9:30頃までに全スタジオの電源を入れなければならないのでスピードと正確さが必要です。
電源入れのポイントは3つ。
1.信号の流れる順番に
2.動線に沿って手際よく
3.確実に
スタジオに着いたら作業伝票を見てそれぞれのスタジオでどんなセッションが行なわれるのか(リズム録り、TD、ダビングなど)を確認します。それから一番最初にセッションがスタートするスタジオから電源を入れていきます。電源は機材の信号の流れに従い入れていきます。一筆書きのような美しい動線で入れていかないと先輩に怒られました。一番最初に主幹という大元の電源を入れます。音響ハウスは100Vと117Vの2つに分かれていました。この時プロテクション・スイッチ(過大入力があった時に動作するブレーカーのようなスイッチ)が押されているかを確認する。それからテープ・レコーダーの電源を入れます。僕がスタジオに入りたての頃はPro Toolsはなく、使用していたのはSONY PCM-3348(48chのデジタル・マルチトラックレコーダー)とSTUDER A820(24chのアナログ・マルチトラックレコーダー)です。トラックダウンが行なわれるスタジオでは 2ch仕様の STUDER A820の電源も入れます。同時にコピー用のカセットデッキ、MDデッキ、DATの電源も入れていきます。次にミキシングコンソールの電源を入れ、最後にパワーアンプの電源を入れます。当時の音響ハウスのミキシングコンソールは全てSSL製で、1スタが9000J、2スタ3スタが4000G、6スタが4000G+でした。ミキシングコンソールは本体とコンピューター用の2つの電源に分かれていました。パワーアンプはラージモニター用とスモールモニター用の2種類ありました。特にラージモニターはマルチアンプドライブ(ウーハー、スコーカー、ツイーターを別々のアンプで駆動する)だったので複数台のアンプの電源を入れないといけません。
片手にハンディーモップを持ち掃除しながら電源を入れるのが音響ハウス流です。電源を入れながらテープ・レコーダーのロケーターや機材のパネル面、ミキシングコンソールのモジュールの埃をはらいます。コンソールの掃除は特に注意が必要でパッチ盤の穴に埃が入らないようにパッチ盤のある方からない方に向かって埃をはらっていきます。埃をはらいながらつまみを定位置に戻して、最後に回線確認を行います。オシレーターから信号を出してLRのスピーカーから音が出ているか、接続の間違いがないか確認をして終了です。もし音が出なかった場合はまず予備のスピーカーと交換。それ以外の不具合があればメンテナンス・エンジニアに報告して作業前に修理をします。机の引き出しを見て備品を補充したり鉛筆を削るのも電源入れの時に行ないました。
新人の頃は流れ作業で入れていた電源も2年目、3年目となると仕事の先読みが出きるようになります。セッションの内容、エンジニアやアシスタントの癖によって必要な機材やマイクを運んだりプラスアルファの準備ができるようになります。「Aさんはこのマイクを使うので運んでおこう」とか、「1スタはストリングスのダビングが有るから方耳のイヤホンと鉛筆が多めに必要かな」など。しかし大変だったことは新人が入ってくるまでは一番下のアシスタントが電源を入れなければいけないことでした。朝までのセッションでも9時には電源を入れなければいけないので寝る時間は3時間を切ることもありましたが、やっと任された仕事だと思って頑張りましたね。
レコーディング・スタジオに入社した新人の皆さんはこれからまずは一人で電源入れを任されると思いますがぜひこの3つのポイントを頭に入れて頑張ってください!
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2011年3月7日月曜日
ラインケーブルの取り扱い6つの注意点
チーフ・エンジニアの森崎です。
「Saidera Ai SD-9003」ケーブルは現場での使用を想定しシース(SD-9003で言えば赤い外皮の部分)がしっかりと作られています。それでも取り扱いを間違えると断線や接触不良などトラブルが起こり得ます。ぼくはときどき音響の専門学校で講師をしていますが、学生に教える一番目は「ラインケーブルの取り扱いの基本」です。
1. ケーブルの抜き差しはコネクター部分を持って行なう。
2. XLRケーブルを接続したときは「カチッ」とロックがかかったことを確認。
(まれにある、機材側がロックがないコネクターの場合は確実に接続されていることを確認)
3. ケーブルは適切な長さで使用する。短い方がロス無く信号を伝送することが出来るが、最短の接続でも綺麗なアールを描く長さで。ケーブル側コネクターの根元が90°に曲がっているときは短すぎ、プラス20センチは必要です。
4. LR同じ長さのケーブルを使用する。パワードスピーカーなどに使う場合、片側がミキサーやオーディオI/Fに近くてもLRで長さは統一。
5. ケーブルは決して投げない。ハンダ付け部分にクラックがはいり接点不良の原因となります。
6. 定期的にクリーニングする。数ヶ月使用し続けると端子が酸化しますので無水エタノールなどでクリーニングします。
(コットンや綿棒で拭くだけでも十分効果があります)
併せてお読みください↓
ケーブルのメンテナンス(その1)「XLRケーブルの定期クリーニング」
ケーブルのメンテナンス(その2)「RCAプラグの定期クリーニング」
これらは基本中の基本ですので特に音響を学んでいる学生さんは今のうちにマスターしておいて下さい!現場では早い・安全・確実が求められます。そして笑顔も忘れずに。
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「Saidera Ai SD-9003」ケーブルは現場での使用を想定しシース(SD-9003で言えば赤い外皮の部分)がしっかりと作られています。それでも取り扱いを間違えると断線や接触不良などトラブルが起こり得ます。ぼくはときどき音響の専門学校で講師をしていますが、学生に教える一番目は「ラインケーブルの取り扱いの基本」です。
1. ケーブルの抜き差しはコネクター部分を持って行なう。
2. XLRケーブルを接続したときは「カチッ」とロックがかかったことを確認。
(まれにある、機材側がロックがないコネクターの場合は確実に接続されていることを確認)
3. ケーブルは適切な長さで使用する。短い方がロス無く信号を伝送することが出来るが、最短の接続でも綺麗なアールを描く長さで。ケーブル側コネクターの根元が90°に曲がっているときは短すぎ、プラス20センチは必要です。
4. LR同じ長さのケーブルを使用する。パワードスピーカーなどに使う場合、片側がミキサーやオーディオI/Fに近くてもLRで長さは統一。
5. ケーブルは決して投げない。ハンダ付け部分にクラックがはいり接点不良の原因となります。
6. 定期的にクリーニングする。数ヶ月使用し続けると端子が酸化しますので無水エタノールなどでクリーニングします。
(コットンや綿棒で拭くだけでも十分効果があります)
併せてお読みください↓
ケーブルのメンテナンス(その1)「XLRケーブルの定期クリーニング」
ケーブルのメンテナンス(その2)「RCAプラグの定期クリーニング」
これらは基本中の基本ですので特に音響を学んでいる学生さんは今のうちにマスターしておいて下さい!現場では早い・安全・確実が求められます。そして笑顔も忘れずに。
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2011年2月6日日曜日
すぐにできる音質アップの2つの方法(機材の設置 基礎編)
チーフ・エンジニアの森崎です。
「ガタ無く置く。ネジをしっかり締める。」
このふたつが機材を設置する際の基本です。
本日は振動対策の基本としてスピーカー、スピーカースタンドのガタ取りとラックマウント機器のネジの増締めについてお話しします。機材は振動対策をしっかり施すとフォーカスがハッキリし、透明感のあるサウンドを再生することができます。その基本はガタが無いようしっかり置くこと。
スピーカー、スピーカースタンドのガタ取りには名刺や単語カードが便利です。まずは手で揺らしてスピーカーとインシュレーター、スピーカースタンドと床にガタが無いか確認します。全くガタがなければ調整は不要です。少しでもガタがあれば隙間に単語カードを挟んでいきます。そのままの厚さ、二つ折り、三つ折りと隙間に合わせて調整します。水平の確認は水準器を使います。水準器はプロ用のものではなく100均のものでも十分です。
アナログEQやコンプなどのアウトボードをラックにマウントする場合は必ずワッシャーをかませてください。そうすることでしっかり固定できます。ネジはしっかり締めたつもりでも時間が経つと緩んでくるので、数ヶ月に一度は増締めをすること。さらにラックマウントのネジの材質によって出音が異なります。傾向としては鉄のネジはガッツのある芯のあるサウンド、ステンレスのネジはレンジが広く高域までキレイに伸びたサウンドです。こちらは上級編のテクニックですが僕は機材に合わせて使い分けます。機材をラックマウントではなく直置きする場合、プロ用の機材はゴム足がついてない機種もあります。そのような機材には四隅に4cm×4cm程の薄いゴムシートを敷いてしっかり置きましょう。
「ガタ無く置く。ネジをしっかり締める。」すぐにできる音質アップの二つの方法、ぜひチャレンジしてください。
PS.2月15日のサイデラ・モーニングセッション#034ではラックマウントしたADコンバーターも徹底視聴しますよ。僕が上記2点や電源などトータルでチューニングしたサウンドを聴きに来てくださいね。詳しくはこちらをご覧ください。
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「ガタ無く置く。ネジをしっかり締める。」
このふたつが機材を設置する際の基本です。
本日は振動対策の基本としてスピーカー、スピーカースタンドのガタ取りとラックマウント機器のネジの増締めについてお話しします。機材は振動対策をしっかり施すとフォーカスがハッキリし、透明感のあるサウンドを再生することができます。その基本はガタが無いようしっかり置くこと。
スピーカー、スピーカースタンドのガタ取りには名刺や単語カードが便利です。まずは手で揺らしてスピーカーとインシュレーター、スピーカースタンドと床にガタが無いか確認します。全くガタがなければ調整は不要です。少しでもガタがあれば隙間に単語カードを挟んでいきます。そのままの厚さ、二つ折り、三つ折りと隙間に合わせて調整します。水平の確認は水準器を使います。水準器はプロ用のものではなく100均のものでも十分です。
アナログEQやコンプなどのアウトボードをラックにマウントする場合は必ずワッシャーをかませてください。そうすることでしっかり固定できます。ネジはしっかり締めたつもりでも時間が経つと緩んでくるので、数ヶ月に一度は増締めをすること。さらにラックマウントのネジの材質によって出音が異なります。傾向としては鉄のネジはガッツのある芯のあるサウンド、ステンレスのネジはレンジが広く高域までキレイに伸びたサウンドです。こちらは上級編のテクニックですが僕は機材に合わせて使い分けます。機材をラックマウントではなく直置きする場合、プロ用の機材はゴム足がついてない機種もあります。そのような機材には四隅に4cm×4cm程の薄いゴムシートを敷いてしっかり置きましょう。
「ガタ無く置く。ネジをしっかり締める。」すぐにできる音質アップの二つの方法、ぜひチャレンジしてください。
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2011年1月10日月曜日
モニタースピーカーの定期点検
チーフ・エンジニアの森崎です。
年末年始に作業を休まれていた方も多いかと思うので、本日はモニタースピーカーの定期点検についてです。
点検箇所は以下の3点。
1)スピーカーの角度
2)スピーカーユニットのネジ
3)スピーカーケーブルのクリーニング
1)スピーカーの角度はリファレンスCDを再生して確認します。定位、フォーカス、バランスを確認し気になれば微調整しています。特にスピーカーをインシュレーターに乗せている場合は角度がずれやすいので注意してください。2週間に1度、またはレコーディングやTDなどのセッションが始まる前に調整すればバランスの良いサウンドをキープ出来ます。
2)スピーカーユニットのネジが緩んでくると音がぼやけてきます。締めると輪郭がはっきりしたサウンドが戻ってきます。締め方は、順序は一筆書きで星を描くように。一度に締めるのではなく全体的に少しずつ増締めして行きます。こちらは1ヶ月に一度チェックすれば十分です。
3)パワードスピーカーの場合は入力のキャノン、TRSまたはRCA端子とラインケーブルのコネクターを無水エタノール、綿棒でクリーニングしてください。音の透明感が戻ってきます。3ヶ月ごとのクリーニングが目安です。パッシブスピーカーを使用している方はプラス、マイナスのスピーカーケーブルの被服が酸化していたら新しく剥き直して下さい。(U字プラグが付いている場合はプラグをクリーニングします。)酸化してくると導体が青みがかった黒ずんだ色をしてきます。スピーカーの端子は無水エタノール、綿棒でクリーニングしてください。
P.S.
スピーカーケーブルの抜き差しが頻繁な方はケーブルの頭をハンダメッキして下さい。導体がほつれにくくなります。このとき導体全体をハンダしてしまうと音質が変わるのでケーブルの頭のみハンダするのがポイントです。
モニター改善策(その2)「スピーカーユニットのネジ締め」
キャノンケーブル磨き
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年末年始に作業を休まれていた方も多いかと思うので、本日はモニタースピーカーの定期点検についてです。
点検箇所は以下の3点。
1)スピーカーの角度
2)スピーカーユニットのネジ
3)スピーカーケーブルのクリーニング
1)スピーカーの角度はリファレンスCDを再生して確認します。定位、フォーカス、バランスを確認し気になれば微調整しています。特にスピーカーをインシュレーターに乗せている場合は角度がずれやすいので注意してください。2週間に1度、またはレコーディングやTDなどのセッションが始まる前に調整すればバランスの良いサウンドをキープ出来ます。
2)スピーカーユニットのネジが緩んでくると音がぼやけてきます。締めると輪郭がはっきりしたサウンドが戻ってきます。締め方は、順序は一筆書きで星を描くように。一度に締めるのではなく全体的に少しずつ増締めして行きます。こちらは1ヶ月に一度チェックすれば十分です。
3)パワードスピーカーの場合は入力のキャノン、TRSまたはRCA端子とラインケーブルのコネクターを無水エタノール、綿棒でクリーニングしてください。音の透明感が戻ってきます。3ヶ月ごとのクリーニングが目安です。パッシブスピーカーを使用している方はプラス、マイナスのスピーカーケーブルの被服が酸化していたら新しく剥き直して下さい。(U字プラグが付いている場合はプラグをクリーニングします。)酸化してくると導体が青みがかった黒ずんだ色をしてきます。スピーカーの端子は無水エタノール、綿棒でクリーニングしてください。
P.S.
スピーカーケーブルの抜き差しが頻繁な方はケーブルの頭をハンダメッキして下さい。導体がほつれにくくなります。このとき導体全体をハンダしてしまうと音質が変わるのでケーブルの頭のみハンダするのがポイントです。
モニター改善策(その2)「スピーカーユニットのネジ締め」
キャノンケーブル磨き
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2010年9月12日日曜日
ケーブルのメンテナンス(その2)「RCAケーブルの定期クリーニング」
チーフ・エンジニアの森崎です。
本日はRCAプラグのクリーニングについてです。
RCAプラグもキャノンプラグ同様に定期的なクリーニングが必要です。クリーニングにはメイク用のコットンと綿棒(細い赤ちゃん用など)を使用します。
コットンに無水エタノールを少量つけて外側のアースとセンターピンのホットをクリーニングします。内側は狭いので綿棒で磨いて下さい。仕上げは乾いたコットン、綿棒で磨きます。機材側のジャックも同様にアース側はコットンでセンターのホット側は綿棒でクリーニングして下さい。
*注意ポイント
1) 接点復活材にはジャック側の赤白のプラスチックを劣化させる商品もあるので使用は避けましょう。
2) ケーブルは3ヶ月ほど経つと端子が酸化してきますのでクリーニングをして下さい。クリーニングすると音の透明感、立ち上がりが戻ってきます。またCDプレイヤーなどの民生機の背面はホコリがたまりやすいのでケーブルのクリーニングと合わせて掃除することをオススメします。
3) ケーブルは長過ぎず短すぎず自然なカーブを描く長さのものを使用して下さい。
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本日はRCAプラグのクリーニングについてです。
RCAプラグもキャノンプラグ同様に定期的なクリーニングが必要です。クリーニングにはメイク用のコットンと綿棒(細い赤ちゃん用など)を使用します。
コットンに無水エタノールを少量つけて外側のアースとセンターピンのホットをクリーニングします。内側は狭いので綿棒で磨いて下さい。仕上げは乾いたコットン、綿棒で磨きます。機材側のジャックも同様にアース側はコットンでセンターのホット側は綿棒でクリーニングして下さい。
*注意ポイント
1) 接点復活材にはジャック側の赤白のプラスチックを劣化させる商品もあるので使用は避けましょう。
2) ケーブルは3ヶ月ほど経つと端子が酸化してきますのでクリーニングをして下さい。クリーニングすると音の透明感、立ち上がりが戻ってきます。またCDプレイヤーなどの民生機の背面はホコリがたまりやすいのでケーブルのクリーニングと合わせて掃除することをオススメします。
3) ケーブルは長過ぎず短すぎず自然なカーブを描く長さのものを使用して下さい。
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2010年9月8日水曜日
ケーブルのメンテナンス(その1)「XLRケーブルの定期クリーニング」
チーフ・エンジニアの森崎です。
本日はケーブルのエージングとクリーニングについてです。
SD-9003ケーブルを購入して下さった皆さんのケーブルも数ヶ月経ちそろそろエージングも完了して馴染みが出て来ましたか?エージングをすると全帯域に渡って滑らかでピークが無く、バランスの良いサウンドになります。音の立ち上がり、ヴォーカルの抜けなども良くなります。
ただしケーブルは3ヶ月程度で端子が酸化してきますのでクリーニングをして下さい。方法は綿棒に無水エタノールを少量つけて良く磨きます。(キャノンのメスを掃除するには赤ちゃん用の細い綿棒がオススメです。)磨いたあと水分が残っているとそこから酸化し始めますので乾いた綿棒で仕上げて下さい。その後は数ヶ月ごとに端子の汚れをチェック。乾いた綿棒で拭いてみて綿棒が黒くなったらクリーニングして下さい。
クリーニングすると音の透明感、立ち上がりが戻ります。定期的、または録音、TDの前に行なえばガリや接触不良などのトラブルを未然に防ぐことが出来ますよ。
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本日はケーブルのエージングとクリーニングについてです。
SD-9003ケーブルを購入して下さった皆さんのケーブルも数ヶ月経ちそろそろエージングも完了して馴染みが出て来ましたか?エージングをすると全帯域に渡って滑らかでピークが無く、バランスの良いサウンドになります。音の立ち上がり、ヴォーカルの抜けなども良くなります。
ただしケーブルは3ヶ月程度で端子が酸化してきますのでクリーニングをして下さい。方法は綿棒に無水エタノールを少量つけて良く磨きます。(キャノンのメスを掃除するには赤ちゃん用の細い綿棒がオススメです。)磨いたあと水分が残っているとそこから酸化し始めますので乾いた綿棒で仕上げて下さい。その後は数ヶ月ごとに端子の汚れをチェック。乾いた綿棒で拭いてみて綿棒が黒くなったらクリーニングして下さい。
クリーニングすると音の透明感、立ち上がりが戻ります。定期的、または録音、TDの前に行なえばガリや接触不良などのトラブルを未然に防ぐことが出来ますよ。
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2010年6月30日水曜日
スピーカーケーブル末端処理
チーフ・エンジニアの森崎です。
本日はスピーカーケーブルなどの先バラケーブルの末端処理の方法をお話しします。
良く見かけるのはケーブルの被服をワイヤーストリッパーで数センチ剥いて指先を使って導体をねじる方法ですね。この方法だと導体を直接指で触るので油や汗で酸化しやすくなってしまいます。
オススメはケーブルの被服にカッターでクルッと切り込みを入れて被服を回しながら抜く方法です。これなら指が導体に触れることなくビックリするぐらいきれいにねじることが出来ますよ。
この方法は僕が中学生の頃、地元の電気屋のオヤジさんから教わりました。オヤジさんの手早くきれいに被服を剥く作業を見て子供ながらに感動しました。
仕上げは導体の先端部分のみハンダしてほどけないようにすれば万全ですね。
誰でも簡単に出来ますのでぜひ試してみてください!
本日はスピーカーケーブルなどの先バラケーブルの末端処理の方法をお話しします。
良く見かけるのはケーブルの被服をワイヤーストリッパーで数センチ剥いて指先を使って導体をねじる方法ですね。この方法だと導体を直接指で触るので油や汗で酸化しやすくなってしまいます。
オススメはケーブルの被服にカッターでクルッと切り込みを入れて被服を回しながら抜く方法です。これなら指が導体に触れることなくビックリするぐらいきれいにねじることが出来ますよ。
この方法は僕が中学生の頃、地元の電気屋のオヤジさんから教わりました。オヤジさんの手早くきれいに被服を剥く作業を見て子供ながらに感動しました。
仕上げは導体の先端部分のみハンダしてほどけないようにすれば万全ですね。
誰でも簡単に出来ますのでぜひ試してみてください!
2010年6月19日土曜日
即熱半田ごて
チーフ・エンジニアの森崎です。
ケーブルの断線の修理、スピーカーケーブルの末端処理などの簡単な半田付けは自分で出来るといいですよね。僕も定期的にXLRコネクターのハンダ付けはチェックしてトラブルが起きる前に対処しています。
先日、音響芸術専門学校の生徒さんからも半田付けについての質問がありましたが、スタジオで使う半田ごては即熱半田ごてがオススメです。僕が使っているのはgoot TQ95というモデルです。
この半田ごての特徴は手元に付いているクイックスイッチです。このスイッチを押すと 90W(平常時15W)になり、こて先の温度は 560℃(平常時390℃)になりますのでシールドケーブルの半田メッキが簡単にきれいに出来ます。
RCAコネクターなどのハンダ箇所の金属が厚く半田が溶けにくい場合でもこのスイッチを押せば問題なく半田することが可能です。
さらに半田ごて台があればより安全に作業可能なのでこちらも合わせて欲しいアイテムですね。
ケーブルの断線の修理、スピーカーケーブルの末端処理などの簡単な半田付けは自分で出来るといいですよね。僕も定期的にXLRコネクターのハンダ付けはチェックしてトラブルが起きる前に対処しています。
先日、音響芸術専門学校の生徒さんからも半田付けについての質問がありましたが、スタジオで使う半田ごては即熱半田ごてがオススメです。僕が使っているのはgoot TQ95というモデルです。
この半田ごての特徴は手元に付いているクイックスイッチです。このスイッチを押すと 90W(平常時15W)になり、こて先の温度は 560℃(平常時390℃)になりますのでシールドケーブルの半田メッキが簡単にきれいに出来ます。
RCAコネクターなどのハンダ箇所の金属が厚く半田が溶けにくい場合でもこのスイッチを押せば問題なく半田することが可能です。
さらに半田ごて台があればより安全に作業可能なのでこちらも合わせて欲しいアイテムですね。
2010年6月14日月曜日
Switch Craft 3502AAU(その2)
チーフ・エンジニアの森崎です。
先日お話ししましたがSwitch Craft 3502AAUは安全と音質優先の設計のため接続が非常に硬いコネクターです。新品の状態では機材側の接点を壊してしまう恐れがあるので僕は必ず使用前に馴染みを出すようにしています。
方法はRCAプラグのジョイントを使います。機材に接続する前にまずこのジョイントで抜き差しをして硬さを調節しています。ジョイントを接続し上下、左右に動かすと徐々に抜き差し出来るようになってきます。
接点が緩すぎると今度は抜け落ちてしまいますので、注意しながら行なって下さい。
この方法はSwitch Craft社製だけではなくその他のRCAプラグについても同様に調整可能です。
先日お話ししましたがSwitch Craft 3502AAUは安全と音質優先の設計のため接続が非常に硬いコネクターです。新品の状態では機材側の接点を壊してしまう恐れがあるので僕は必ず使用前に馴染みを出すようにしています。
方法はRCAプラグのジョイントを使います。機材に接続する前にまずこのジョイントで抜き差しをして硬さを調節しています。ジョイントを接続し上下、左右に動かすと徐々に抜き差し出来るようになってきます。
接点が緩すぎると今度は抜け落ちてしまいますので、注意しながら行なって下さい。
この方法はSwitch Craft社製だけではなくその他のRCAプラグについても同様に調整可能です。
2010年5月23日日曜日
電源の極性チェック
チーフ・エンジニアの森崎です。
最近では高級な電源ケーブルを使っている方もずいぶん増えてきましたね。電源ケーブルの性能を最大限に発揮するには極性を合わせる必要があります。そこで本日は電源コンセントの簡単な極性チェックの方法を説明します。一般的に電源コンセントは穴の短い方がホット、長い方がコールドとなっているはずですが、確認の為にも自分でチェックしてみましょう。道具は「デジタルテスター」を使います。
1)まずはデジタルテスターのレンジを交流(AC)レンジ(V〜マーク)にします。
2)黒いテスター棒を手で持ち(金属の部分を持つ)コンセントの穴の短い方に赤いテスター棒を差し込み測定。
3)同様にコンセントの穴の長い方に赤いテスター棒を差し込み測定。
4)数値を比較し低い値の方がコールド側になります。
もっと簡単には検電ドライバーで確認する方法があります。(検電ドライバーは持ち手のところにランプが入っているドライバーで400円程で購入出来ます)コンセントの穴にドライバーを差し込みランプが点灯した方がホット、点灯しない方がコールドとなります。ホット側の検電中にドライバーの金属部分に触れると感電しますので作業は十分に注意して行って下さい。
最近では高級な電源ケーブルを使っている方もずいぶん増えてきましたね。電源ケーブルの性能を最大限に発揮するには極性を合わせる必要があります。そこで本日は電源コンセントの簡単な極性チェックの方法を説明します。一般的に電源コンセントは穴の短い方がホット、長い方がコールドとなっているはずですが、確認の為にも自分でチェックしてみましょう。道具は「デジタルテスター」を使います。
1)まずはデジタルテスターのレンジを交流(AC)レンジ(V〜マーク)にします。
2)黒いテスター棒を手で持ち(金属の部分を持つ)コンセントの穴の短い方に赤いテスター棒を差し込み測定。
3)同様にコンセントの穴の長い方に赤いテスター棒を差し込み測定。
4)数値を比較し低い値の方がコールド側になります。
もっと簡単には検電ドライバーで確認する方法があります。(検電ドライバーは持ち手のところにランプが入っているドライバーで400円程で購入出来ます)コンセントの穴にドライバーを差し込みランプが点灯した方がホット、点灯しない方がコールドとなります。ホット側の検電中にドライバーの金属部分に触れると感電しますので作業は十分に注意して行って下さい。
2010年5月13日木曜日
位相(フォーカス)にこだわる
チーフ・エンジニアの森崎です。
スピーカーの調整もマスタリングも位相はとても重要です。写真に例える位相のずれはフォーカス(ピント)のずれです。位相が合ってないと楽器が見えるような、ヴォーカルが目の前で歌っているような、そんなリアリティーを表現することが出来ません。
逆に位相が合っていると柔らかくても立ち上がりの速いサウンドを作ることが出来ます。そのことをサウンド作りに応用するとハイを上げたりコンプを強くかけることなく抜けるサウンドを作ることが出来ます。
僕はアナログ機材を使う時にはオシレーターから1kHzを入力してLRきっちり合わせています。ケーブルなども含め0.01dB以内の誤差まで調整しています。マスタリング用のEQ、COMPにクリック式が多いのはこのずれを少しでも無くすためなんです。
アナログテープの時代は10kHzでヘッドのアジマス(ヘッドの角度)を調整していました。この調整の善し悪しがサウンドに大きく影響しましたね。きちんと合ってないとキックやヴォーカルが真ん中に聴こえずピントがずれたサウンドになってしまいます。
アウトボードを使う時にはぜひこの調整をしてみて下さい。自然で抜けの良いサウンドにきっとなるはずです。
スピーカーの調整もマスタリングも位相はとても重要です。写真に例える位相のずれはフォーカス(ピント)のずれです。位相が合ってないと楽器が見えるような、ヴォーカルが目の前で歌っているような、そんなリアリティーを表現することが出来ません。
逆に位相が合っていると柔らかくても立ち上がりの速いサウンドを作ることが出来ます。そのことをサウンド作りに応用するとハイを上げたりコンプを強くかけることなく抜けるサウンドを作ることが出来ます。
僕はアナログ機材を使う時にはオシレーターから1kHzを入力してLRきっちり合わせています。ケーブルなども含め0.01dB以内の誤差まで調整しています。マスタリング用のEQ、COMPにクリック式が多いのはこのずれを少しでも無くすためなんです。
アナログテープの時代は10kHzでヘッドのアジマス(ヘッドの角度)を調整していました。この調整の善し悪しがサウンドに大きく影響しましたね。きちんと合ってないとキックやヴォーカルが真ん中に聴こえずピントがずれたサウンドになってしまいます。
アウトボードを使う時にはぜひこの調整をしてみて下さい。自然で抜けの良いサウンドにきっとなるはずです。
2010年5月6日木曜日
ケーブルの使いこなし(その5)「エージングの重要性」
チーフ・エンジニアの森崎です。
新品のケーブルはエージングが必要です。だいたい使い始めて3日、1週間、1ヶ月で徐々に音が変化していきます。特に低域の透明感、バランス、高域の抜けが良くなります。音の情報量が増しますね。
エージングの方法はとても簡単です。CDプレーヤーなどのアウトとアンプの間をエージングしたいケーブルでつないで音楽を流して下さい。もちろんPro Toolsのアウト、パワード・スピーカーへのケーブルとして使っても問題ありません。
音楽制作で試す場合、まずはモニターケーブルとして使って下さい。その後録音用のケーブルとして使えば音も安定して良い音で録音出来ますよ。
新品のケーブルはエージングが必要です。だいたい使い始めて3日、1週間、1ヶ月で徐々に音が変化していきます。特に低域の透明感、バランス、高域の抜けが良くなります。音の情報量が増しますね。
↓CDプレイヤーが入力されたミキサーのアウトプットでエージング中
音楽制作で試す場合、まずはモニターケーブルとして使って下さい。その後録音用のケーブルとして使えば音も安定して良い音で録音出来ますよ。
2010年4月20日火曜日
ケーブルの使いこなし(その3)「電源&ケーブル入門ブック」
チーフ・エンジニアの森崎です。
皆さん「Sound & Recording Magazine ミュージシャン/クリエイターのための電源&ケーブル入門ブック(リットーミュージック・ムック)」は読みましたか。先日マスタリングさせて頂いたthe brilliant greenの奥田さんが巻頭のSPECIAL INTERVIEWに掲載されています。(P8、P9参照)
また、「ライン・ケーブル自作塾!」(P122~P125参照)では、prime sound studio form&form THE MASTERのテクニカル・エンジニア宇都祐彦さんがプロスタジオのXLRコネクターの基本的なハンダ付けのやり方を詳しく解説しています。僕も音響ハウス時代にハンダ付けを教わり、宇都さんと全く同じ方法でハンダ付けしています。ハンダメッキを確実に行なうこの方法はプロスタジオやライブハウスでも安全、確実に信号を送ることが出来ます。さらに、予備ハンダを薄くする方法や使用工具&材料についても解説がありますので、ケーブルを自作してみたいと思った方はぜひ読んでみて下さい。
皆さん「Sound & Recording Magazine ミュージシャン/クリエイターのための電源&ケーブル入門ブック(リットーミュージック・ムック)」は読みましたか。先日マスタリングさせて頂いたthe brilliant greenの奥田さんが巻頭のSPECIAL INTERVIEWに掲載されています。(P8、P9参照)
"「電源ケーブルで確実に聴感上の音は変わる」ブリリアント・グリーンのサウンドの秘密、ケーブルの使いこなしが分かりますよ。
「僕は“機材の一部”と考えています」"
また、「ライン・ケーブル自作塾!」(P122~P125参照)では、prime sound studio form&form THE MASTERのテクニカル・エンジニア宇都祐彦さんがプロスタジオのXLRコネクターの基本的なハンダ付けのやり方を詳しく解説しています。僕も音響ハウス時代にハンダ付けを教わり、宇都さんと全く同じ方法でハンダ付けしています。ハンダメッキを確実に行なうこの方法はプロスタジオやライブハウスでも安全、確実に信号を送ることが出来ます。さらに、予備ハンダを薄くする方法や使用工具&材料についても解説がありますので、ケーブルを自作してみたいと思った方はぜひ読んでみて下さい。
2010年1月28日木曜日
モニター改善策(その10)「スピーカーセッティングの復習」
チーフ・エンジニアの森崎です。
本日はモニタースピーカーのセッティングについてです。
1)スピーカーの高さはツイーターを耳の高さに合わせる。
2)2本のスピーカーと自分の位置は正三角形が基本。
3)スピーカースタンドは左右共通の材質の上に置く。
4)出来るだけしっかりした台の上に置く。
5)スピーカーケーブルの長さは左右共通。
6)壁から最低30cmは離す。
7)2本のスピーカーの角度をそろえる。
それでは一つずつ説明していきます。
1)スピーカーの高さは2ウェイはツイーターを、3ウェイではスコーカーを耳の高さに合わせるのが基本です。同軸スピーカーは軸の中央を、ホーン型のスピーカーの場合はホーンの位置を耳の高さに合わせて下さい。
2)音楽制作では2本のスピーカーとリスニングポイントは正三角形の位置が基本ですが、セッティングしにくい場合はスピーカーの間隔を少し離しても問題ありません。
3)スピーカースタンド、または台は左右共通でそろえて下さい。左右の材質が変わってしまうと音色が変わってしまいます。
4)スピーカーはしっかりした台の上に置くことで、輪郭がはっきりした音を出すことが可能になります。床置きのスピーカースタンドを置く場合はカーペットの上よりも、フローリングの上に直接置く方が安定が良いです。
5)パッシブ・スピーカーの場合、片側のスピーカーがアンプに近かったとしても、スピーカーケーブルの長さは左右そろえて下さい。ケーブルも長さが変わると音色が変わります。パワードスピーカーの場合はL、Rの電源ケーブルの長さ、ラインケーブルの長さを合わせて下さい。
6)壁がガラスの場合、特に反射が気になると思いますので、十分に離すか音作りのときだけは厚手のカーテンで対策して下さい。バスレフポートがスピーカーのリに付いている場合はさらに少し離しても良いです。壁との距離は低音の響きと関連していますので、低音が必要な場合は壁に少し近づける方が出るようになります。
7)スピーカーの角度は内側の面が少し見えるぐらいを基本にして下さい。
本日はモニタースピーカーのセッティングについてです。
1)スピーカーの高さはツイーターを耳の高さに合わせる。
2)2本のスピーカーと自分の位置は正三角形が基本。
3)スピーカースタンドは左右共通の材質の上に置く。
4)出来るだけしっかりした台の上に置く。
5)スピーカーケーブルの長さは左右共通。
6)壁から最低30cmは離す。
7)2本のスピーカーの角度をそろえる。
それでは一つずつ説明していきます。
1)スピーカーの高さは2ウェイはツイーターを、3ウェイではスコーカーを耳の高さに合わせるのが基本です。同軸スピーカーは軸の中央を、ホーン型のスピーカーの場合はホーンの位置を耳の高さに合わせて下さい。
2)音楽制作では2本のスピーカーとリスニングポイントは正三角形の位置が基本ですが、セッティングしにくい場合はスピーカーの間隔を少し離しても問題ありません。
3)スピーカースタンド、または台は左右共通でそろえて下さい。左右の材質が変わってしまうと音色が変わってしまいます。
4)スピーカーはしっかりした台の上に置くことで、輪郭がはっきりした音を出すことが可能になります。床置きのスピーカースタンドを置く場合はカーペットの上よりも、フローリングの上に直接置く方が安定が良いです。
5)パッシブ・スピーカーの場合、片側のスピーカーがアンプに近かったとしても、スピーカーケーブルの長さは左右そろえて下さい。ケーブルも長さが変わると音色が変わります。パワードスピーカーの場合はL、Rの電源ケーブルの長さ、ラインケーブルの長さを合わせて下さい。
6)壁がガラスの場合、特に反射が気になると思いますので、十分に離すか音作りのときだけは厚手のカーテンで対策して下さい。バスレフポートがスピーカーのリに付いている場合はさらに少し離しても良いです。壁との距離は低音の響きと関連していますので、低音が必要な場合は壁に少し近づける方が出るようになります。
7)スピーカーの角度は内側の面が少し見えるぐらいを基本にして下さい。
2009年10月26日月曜日
バックアップの重要性
チーフ・エンジニアの森崎です。
TDでアナログテープを使っていた時代は必ずDATなどの別のメディアにもバックアップを取っていました。アナログ24CHのマルチテープも48CHのデジタルテープにコピーしていましたが、最近ではレコーディング、TDのマスターはHDDに保存されていることがほとんどです。
メディアがデジタルデータであってもバックアップの重要性は変わりありません。例えばですが、100台に1台はなんらかの事故がおこるとお考えください。バックアップすることで事故の確率は1万分の1になります。ワーク用、バックアップ用、OKテイクを保存するマスター用の3台があれば、100%安全ではなくともほぼ万全の体制で作業を進めることが出来ます。フォルダもレコーディング、ダビング、TD、最終OKなどで色分けをしておくと、あとの検索が便利になります。

どうしても急ぎの作業の時はファイルやフォルダの名前に、時間を入れるだけでも違います。
(例:091021_TD_1724)
また、バスパワー供給タイプの小型のHDDもありますが、動作が不安定だったり、PCにマウントされないこともあります。スタジオ作業にはFireWire400/800インターフェイスの、ACアダプターを使用するセルフパワータイプが適しています。
データのバックアップ同様に重要なのがOKテイクの管理です。ワーク用、バックアップ用のHDDはどうしてもフォルダが多く、階層も深くなり、必要な時にOKテイクを探すのに時間がかかることがあります。そこでOKテイクのみを保存したマスター用HDDを作成しておけば、必要な時に瞬時に取り出せますしマスタリングスタジオにそのまま持ち込むことも可能です。実際に、HDDを持ち込んだけどワーク用でエンジニアの方が到着するまでスタッフはどのテイクがOKなのか分からないということがありますので。
マスタリングスタジオにはHDDだけではなく、HDDと同じOKテイクををDVD-Rにも焼いて持ち込むことをお勧めします。
TDでアナログテープを使っていた時代は必ずDATなどの別のメディアにもバックアップを取っていました。アナログ24CHのマルチテープも48CHのデジタルテープにコピーしていましたが、最近ではレコーディング、TDのマスターはHDDに保存されていることがほとんどです。
メディアがデジタルデータであってもバックアップの重要性は変わりありません。例えばですが、100台に1台はなんらかの事故がおこるとお考えください。バックアップすることで事故の確率は1万分の1になります。ワーク用、バックアップ用、OKテイクを保存するマスター用の3台があれば、100%安全ではなくともほぼ万全の体制で作業を進めることが出来ます。フォルダもレコーディング、ダビング、TD、最終OKなどで色分けをしておくと、あとの検索が便利になります。
どうしても急ぎの作業の時はファイルやフォルダの名前に、時間を入れるだけでも違います。
(例:091021_TD_1724)
また、バスパワー供給タイプの小型のHDDもありますが、動作が不安定だったり、PCにマウントされないこともあります。スタジオ作業にはFireWire400/800インターフェイスの、ACアダプターを使用するセルフパワータイプが適しています。
データのバックアップ同様に重要なのがOKテイクの管理です。ワーク用、バックアップ用のHDDはどうしてもフォルダが多く、階層も深くなり、必要な時にOKテイクを探すのに時間がかかることがあります。そこでOKテイクのみを保存したマスター用HDDを作成しておけば、必要な時に瞬時に取り出せますしマスタリングスタジオにそのまま持ち込むことも可能です。実際に、HDDを持ち込んだけどワーク用でエンジニアの方が到着するまでスタッフはどのテイクがOKなのか分からないということがありますので。
マスタリングスタジオにはHDDだけではなく、HDDと同じOKテイクををDVD-Rにも焼いて持ち込むことをお勧めします。
2009年9月2日水曜日
空調管理の重要性
チーフ・エンジニアの森崎です。
スタジオの管理で忘れてはならないことは空調管理です。地味なことですが音にはものすごく影響します。
サイデラ・マスタリングでは楽器はもちろんのこと、スピーカー、ヘッドフォンなどで良い音が出るようにスタジオの湿度を60%前後に保っています。スタジオには温度計だけではなく湿度計も必要です。

基本的にはエアコンの温度調節と2台の除湿器を常に回しています。除湿器はスタジオ内に置くと効きすぎてしまうので前室に置いています。部屋の空気が湿っていると音が地味になるだけではなく、ケーブルの酸化を早めたりコンピューター内に結露を引き起こし大きなトラブルの原因となります。ご存知だと思いますがアメリカ東海岸やハワイのサウンドが乾いているのは、町の空気が乾いていて楽器の響きがきれいだからですね。日本のスタジオでも湿度管理をしっかりとすればそのようなサウンドに近づけることが可能です。
また温度が高くなる機材は、時間が経つと熱暴走を引き起こす可能性がありますので、機材ラックの裏に小さな扇風機を取り付け空気が循環するようにしています。この扇風機は狭い場所に機材を置く場合、壁から機材までの距離が近い場合にはとても効果的です
スタジオの管理で忘れてはならないことは空調管理です。地味なことですが音にはものすごく影響します。
サイデラ・マスタリングでは楽器はもちろんのこと、スピーカー、ヘッドフォンなどで良い音が出るようにスタジオの湿度を60%前後に保っています。スタジオには温度計だけではなく湿度計も必要です。
基本的にはエアコンの温度調節と2台の除湿器を常に回しています。除湿器はスタジオ内に置くと効きすぎてしまうので前室に置いています。部屋の空気が湿っていると音が地味になるだけではなく、ケーブルの酸化を早めたりコンピューター内に結露を引き起こし大きなトラブルの原因となります。ご存知だと思いますがアメリカ東海岸やハワイのサウンドが乾いているのは、町の空気が乾いていて楽器の響きがきれいだからですね。日本のスタジオでも湿度管理をしっかりとすればそのようなサウンドに近づけることが可能です。
また温度が高くなる機材は、時間が経つと熱暴走を引き起こす可能性がありますので、機材ラックの裏に小さな扇風機を取り付け空気が循環するようにしています。この扇風機は狭い場所に機材を置く場合、壁から機材までの距離が近い場合にはとても効果的です
2009年8月18日火曜日
エラーチェック
チーフ・エンジニアの森崎です。
サイデラ・マスタリングで作成するDDPマスター(DVD-R)、CD-Rマスターは、「Plextor PlexTools Professional」でエラーチェックを行ないます。CD-Rは「Q-Check C1/C2 Test」、DVD-Rは「Q-Check PI/PO Test」というエラーチェックをします。

CDはプレーヤーでC1とC2の2段階でエラー訂正を行います。1,2バイト長(1バイトは8ビット)のエラーはディスク全面に分布しておりランダムエラーと呼ばれC1で訂正されます。傷などによる比較的大きな欠落によるエラーはバーストエラーと呼ばれC2で訂正されます。C2は、C1で訂正できなかったバーストエラーを分散させランダムエラーに置き換えることでエラー訂正を行います。C2エラーが一つでも出たらそのディスクはNGにします。
DVDのPIはCD-RでのC1エラーに相当し、そこで訂正できなかったものをPOにて訂正します。POでも訂正できなかったエラーをPOFエラーといい、これが発生するとノイズの原因になります。DVD-RではPOエラーが一つでも出たらそのディスクはNGにしています。
マスターを作る際に上記のエラーが出た場合はディスクを焼き直して、再度エラーチェックをかけます。音色だけではなく、データがきちんと読み込めるよう細心の注意を払って品質管理を行なっております。
サイデラ・マスタリングで作成するDDPマスター(DVD-R)、CD-Rマスターは、「Plextor PlexTools Professional」でエラーチェックを行ないます。CD-Rは「Q-Check C1/C2 Test」、DVD-Rは「Q-Check PI/PO Test」というエラーチェックをします。
CDはプレーヤーでC1とC2の2段階でエラー訂正を行います。1,2バイト長(1バイトは8ビット)のエラーはディスク全面に分布しておりランダムエラーと呼ばれC1で訂正されます。傷などによる比較的大きな欠落によるエラーはバーストエラーと呼ばれC2で訂正されます。C2は、C1で訂正できなかったバーストエラーを分散させランダムエラーに置き換えることでエラー訂正を行います。C2エラーが一つでも出たらそのディスクはNGにします。
DVDのPIはCD-RでのC1エラーに相当し、そこで訂正できなかったものをPOにて訂正します。POでも訂正できなかったエラーをPOFエラーといい、これが発生するとノイズの原因になります。DVD-RではPOエラーが一つでも出たらそのディスクはNGにしています。
マスターを作る際に上記のエラーが出た場合はディスクを焼き直して、再度エラーチェックをかけます。音色だけではなく、データがきちんと読み込めるよう細心の注意を払って品質管理を行なっております。
2009年7月23日木曜日
モニター改善策(その2)「スピーカーユニットのネジ締め」
チーフ・エンジニアの森崎です。
モニター改善策として意外と知られていないのが、スピーカーユニットを取り付けているネジの締め具合です。

ウーハーのネジは時間とともに緩くなりますので少なくとも1ヶ月に1度ぐらいは、締め直さなければいけません。ネジが緩んでくると音がぼやけて輪郭がはっきりしなくなります。このようなモニターで録音された音、MIXされた音はスピーカーの癖とは反対の音が固く輪郭がぼやけた仕上がりになります。
締め方は、時計回りや反時計回りに締めるのはNG。必ず一筆書きで星を描くように最初に締めたネジの向かい側、一番遠いネジを締めていきます。もう一つのポイントは必ず少しずつ締めていくこと。一度に締めずに3〜5回に分けて少しずつ締めていってください。同じようにツイーターのネジも締めていきます。
ネジが緩んでいると低音が柔らかくなるので、そのモニターで仕上げたサウンドは固くなってしまいます。ある程度きちんと締めてタイトなサウンドにしておけば、COMPやEQのかけ過ぎも防ぐことが出来てナチュラルでレンジの広いサウンドを作ることが出来ます。
ネジを締めるにはプラスドライバー又は六角レンチを使いますが、海外ブランドのスピーカーの六角ボルトはミリではなくインチ規格のことがあるので、必ずぴったり合うものを使って下さい。
1ヶ月に一度チェックすればいつも良い状態をキープ出来ます。ただし、レコーディング途中、ミックスの途中でネジを締め直すと、サウンドが変わってしまいますので注意して下さい。
モニター改善策として意外と知られていないのが、スピーカーユニットを取り付けているネジの締め具合です。
ウーハーのネジは時間とともに緩くなりますので少なくとも1ヶ月に1度ぐらいは、締め直さなければいけません。ネジが緩んでくると音がぼやけて輪郭がはっきりしなくなります。このようなモニターで録音された音、MIXされた音はスピーカーの癖とは反対の音が固く輪郭がぼやけた仕上がりになります。
締め方は、時計回りや反時計回りに締めるのはNG。必ず一筆書きで星を描くように最初に締めたネジの向かい側、一番遠いネジを締めていきます。もう一つのポイントは必ず少しずつ締めていくこと。一度に締めずに3〜5回に分けて少しずつ締めていってください。同じようにツイーターのネジも締めていきます。
ネジが緩んでいると低音が柔らかくなるので、そのモニターで仕上げたサウンドは固くなってしまいます。ある程度きちんと締めてタイトなサウンドにしておけば、COMPやEQのかけ過ぎも防ぐことが出来てナチュラルでレンジの広いサウンドを作ることが出来ます。
ネジを締めるにはプラスドライバー又は六角レンチを使いますが、海外ブランドのスピーカーの六角ボルトはミリではなくインチ規格のことがあるので、必ずぴったり合うものを使って下さい。
1ヶ月に一度チェックすればいつも良い状態をキープ出来ます。ただし、レコーディング途中、ミックスの途中でネジを締め直すと、サウンドが変わってしまいますので注意して下さい。
2009年6月30日火曜日
キャノンケーブル磨き
チーフ・エンジニアの森崎です。
スタジオのメンテナンスの基本はケーブル磨きです。どんなに高級なケーブルも接点が汚れていれば本来の実力を発揮することは出来ません。キャノンケーブルのクリーニングで使うものは1.無水エタノール 2.綿棒 3.赤ちゃん用細い綿棒です。どれも薬局で購入できますね。オーディオ製品用のクリーナーや接点復活材も色々ありますが、スタジオでは無水エタノールが一番基本です。
やり方は、
1. 綿棒に無水エタノールを少ししみ込ませます。無水エタノールはスプレーボトルなどに移し替えて使いましょう。
2. オス側は綿棒で、メス側は赤ちゃん用の綿棒を使ってよく拭いてください。ほとんど掃除していなければ綿棒が真っ黒になるはずです。汚れがひどい時は綿棒を交換して拭きます。
3. 端子がきれいになったら乾いた綿棒で乾拭きして端子をピカピカにします。
二週間に一度乾拭き、月に一度無水エタノールで掃除を目安にメンテナンスすればいつまでも良い状態をキープ出来ます。ケーブルがきれいだと音が良くなるだけでなく、接触不良で音が出なくなるトラブルを防げます。同様に電源プラグもクリーニング出来ますのでぜひ試してみてください!
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