チーフ・エンジニアの森崎です。
最近では優秀なプラグインのおかげでかなり音量レベルの入ったミックスマスターも多くなりました。今回は音量レベルの大きなミックスマスターについて。
ミックス段階でフルビットに近いレベルを入れることのメリットは「限りなく製品CDに近い音圧感でサウンドをチェック出来ること」です。常に最終形に近いかたちをモニターしながら制作することで楽曲の方向性は非常に明確になります。レンジ・バランス・ボーカルの抜けがバッチリならマスタリングではほんの少し透明感や抜けをプラスするだけでOK。レベルの大きいミックスは迫力が出るので、必ず小音量でもプレイバックしてみて歌詞・演奏が伝わりやすいか?声の芯・キック・スネアのアタックなどがしっかり聴こえるか?忘れずにチェックしましょう。
逆にデメリットとしては、音量レベルの大きなミックスマスターはサウンドのキャラクターやニュアンスが決まっているので、マスタリングでミックスの方向性と違う音作りは難しい。広がり・奥行きを出したい場合やナチュラルな質感で仕上げたい場合も、一度迫力・音圧のあるようつくられた音源からこれらのサウンドに仕上げるには限界があるので音量レベルの大きなミックスマスターは避けるべきです。ナチュラルな質感ながら音量を入れたいときは、楽器に輪郭があり、音像が大きく、ハイハット、ボーカルの子音など特定のピークが無いミックスは聴感上音量が大きく聴こえるため、レベルを入れてもナチュラルさを失うことを抑えられます。
また多くの方は24ビット/48kHzなどCDフォーマット以上でミックスしているので、音量やバランスがいくらバッチリでもマスタリングで16ビット/44.1kHzのCDフォーマットに落とし込む必要があります。ミックスマスターをただ機械的にCDフォーマットに変換すると24ビットから16ビットの場合で単純計算で8ビット分情報量が下がります。ミックスマスターからアーティストが理想としている楽器の音色・演奏のグルーブなど音楽的な要素を引き出しアーティストの気持ちをリスナーに伝える作業、あるエンジニアさんの言葉を借りると「意思のある16ビット/44.1kHz」に変換するのがマスタリングです。ジャンルに合ったサウンドに仕上げること、アーティストの求めるわずかなニュアンスの違いをサウンドで表現すること。様々なテクニックでそれらを積み重ねることで情報量が下がってもリスナーに伝わるサウンドに仕上げることが出来ます。
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2011年7月12日火曜日
2011年7月1日金曜日
最新のDSDマスタリングと従来のマスタリングとの比較サンプル DSD Mastering Sound Samples
サイデラ・マスタリングでマスタリングするとこんなに仕上がりがいい!
チーフ・エンジニアの森崎です。
このSaidera Mastering BlogでもDSDマスタリングの魅力は多々書いてきましたが、音で「DSDマスタリングとは?」というのを体験してもらうため「最新のDSDマスタリングと従来のマスタリングとの比較サンプル DSD Mastering Sound Samples 」をSoundCloudにアップしました。ここでは「最新のDSDマスタリング」と「従来のマスタリング」の音作りについてさらに詳しく解説しますので、まずはサンプル音源を聴いてください。
最新のDSDマスタリングと従来のマスタリングとの比較サンプル DSD Mastering Sound Samples by Saidera Mastering
この音源のマスタリング時のルーティングと、作業としてDSDマスタリングとふつうのマスタリングでは何が違うのかを解説します。
上の図にあるように、回線はアナログコンプ・EQ以降はどちらも全く同じでコンプ・EQの数値も同じです。TC Electronic SYSTEM6000のアウトプットレベルで聴感上の音量を揃えました。
[ 1. オリジナルCD音源 ]
20年以上前に発売されたCDそのままのドラム部分です。
44.1kHz 16bit
このサンプルを作成するにあたり、音質の違いが一番わかりやすいドラム音源を選択しました。オリジナルの時点でもバランスが良く、ダイナミックレンジが広い完成された音源です。この音源をマスタリングすることで、演奏の聴こえ方、躍動感がどのように聴こえるのかに注目して聴いてください。
[ 2. DSDマスタリング後 ]
オリジナルを5.6MHzにアップコンバートしてDSDマスタリングしたものです。
Original→5.6MHz 1bit DSD→44.1kHz 16bit
最初に音源をDSD 5.6MHz(サンプリング周波数がSACDの2倍)にアップコンバートしKORG MR-2000Sで再生します。一般的にDSDのサウンドは「奥行きや広がりのあるきれいな音」とイメージされがちですが、ぼくのDSDマスタリングはアナログ感のある力強いサウンドを目指したものです。
そのために何をしたか?
MR-2000Sを42mm厚のシナ合板の上に置いて振動対策を万全に行います。電源なども含むアナログ段のある回路は、筐体の振動対策や機材の足もとを徹底的にチューニングすることで密度のある輪郭のはっきりしたサウンドが再生出来ます。MR-2000Sの電源ケーブルには「アレグロケーブル」(太さが4cmもある)を使用。MR-2000Sとアレグロケーブルの相性は抜群で、ボーカルやスネア・キックなどのセンター成分がしっかりして音像が大きくなります。この方法でプレイバックするMR-2000SでのDSDは「アナログ感があり暖かいのに抜けるサウンド」なので高域はEQしなくても抜ける。DSDの良さを活かしながらも音圧重視な鳴りをします。
あるお客さんは「DSDは肉厚だけど曇りがない」と表現されていました。まさに的を得ています!
[ 3. ふつうのマスタリング後 ]
従来の方法でのマスタリングではこうなります。
Original→44.1kHz 16bit
従来の「ふつうのマスタリング」はオリジナル44.1kHz 16bit PCMデータをPro Toolsで再生、192DigitalIOのAESアウトをDAしてマスタリングしました。DAコンバーターの選択がサウンドのベースとなります。今回はタイトな低音とピラミッド型の一体感あるサウンドが特徴のPrismSound DreamADA-8を選択しました。PCMのサウンドの特徴は「ガッツがあり、まとまりがある」と言われます。この特徴は例えると小さなライブハウスでの演奏のような、バンド感のあるサウンドです。
あえて印象を言うなら、以下のようになるでしょうか。
[ DSDマスタリングの印象 ]
全体に中低域に厚みのある音像の大きなサウンド。センターのドラムループは音像が大きくなり存在感が増し、サイドのギターは弦に触れた瞬間の音が分かるぐらい生々しい。キックのサウンドに注目して下さい。しっかり止まっていながらも「ドーン、ドーン」と豊かに響いている。
[ ふつうのマスタリング (PCM)の印象 ]
タイトな低域と全体が前に出てくるサウンド。ラジカセなど小さなシステムでは前(スピーカー)に張り付いた印象。オケ全体で迫ってくる一体感がある。キックのサウンドに注目して下さい。「ドン、ドン」と余韻が短くリズムのキレが良い。全体的に「見えすぎないかっこよさ」。
[ なぜDSDとPCMを使い分けるのか? ]
マスタリングでは安易にEQやコンプをいじる前に、ミックスマスターをじっくり聴き、アーティストの求める方向性やジャンルに合ったプレイバックシステムを選択をすることでマスターの情報を余すことなく引き出します。ヴォーカルや楽器の質感を変えずにまるでそこで演奏しているかのような立体感、空気感を表現したい時、DSDマスタリングは特に有効ですし、R&B等のジャンルで太いキックの響きをビシッと止めてリズムを強調したい時や、ロックでバンドの一体感を重視し音圧・パンチが欲しいときは従来のマスタリングが有効です。
[ もう一つ大切なのはモニター環境!! ]
そのためにマスタリング作業ではアーティストやエンジニアが込めた音楽的な要素を隅々まで聴き取ることのできるモニター環境が必須です。サイデラ・マスタリングの「色付けのない」モニターシステムはどなたでも安心して判断出来ます。あらゆる機材のセッティング、モニターケーブルの選択、振動対策、ルームアコースティックの調整など日々の微調整により完璧なバランスを維持しています。
だからサイデラ・マスタリングでマスタリングするとこんなに仕上がりがいい!
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チーフ・エンジニアの森崎です。
このSaidera Mastering BlogでもDSDマスタリングの魅力は多々書いてきましたが、音で「DSDマスタリングとは?」というのを体験してもらうため「最新のDSDマスタリングと従来のマスタリングとの比較サンプル DSD Mastering Sound Samples 」をSoundCloudにアップしました。ここでは「最新のDSDマスタリング」と「従来のマスタリング」の音作りについてさらに詳しく解説しますので、まずはサンプル音源を聴いてください。
最新のDSDマスタリングと従来のマスタリングとの比較サンプル DSD Mastering Sound Samples by Saidera Mastering
この音源のマスタリング時のルーティングと、作業としてDSDマスタリングとふつうのマスタリングでは何が違うのかを解説します。
上の図にあるように、回線はアナログコンプ・EQ以降はどちらも全く同じでコンプ・EQの数値も同じです。TC Electronic SYSTEM6000のアウトプットレベルで聴感上の音量を揃えました。
[ 1. オリジナルCD音源 ]
20年以上前に発売されたCDそのままのドラム部分です。
44.1kHz 16bit
このサンプルを作成するにあたり、音質の違いが一番わかりやすいドラム音源を選択しました。オリジナルの時点でもバランスが良く、ダイナミックレンジが広い完成された音源です。この音源をマスタリングすることで、演奏の聴こえ方、躍動感がどのように聴こえるのかに注目して聴いてください。
[ 2. DSDマスタリング後 ]
オリジナルを5.6MHzにアップコンバートしてDSDマスタリングしたものです。
Original→5.6MHz 1bit DSD→44.1kHz 16bit
最初に音源をDSD 5.6MHz(サンプリング周波数がSACDの2倍)にアップコンバートしKORG MR-2000Sで再生します。一般的にDSDのサウンドは「奥行きや広がりのあるきれいな音」とイメージされがちですが、ぼくのDSDマスタリングはアナログ感のある力強いサウンドを目指したものです。
そのために何をしたか?
MR-2000Sを42mm厚のシナ合板の上に置いて振動対策を万全に行います。電源なども含むアナログ段のある回路は、筐体の振動対策や機材の足もとを徹底的にチューニングすることで密度のある輪郭のはっきりしたサウンドが再生出来ます。MR-2000Sの電源ケーブルには「アレグロケーブル」(太さが4cmもある)を使用。MR-2000Sとアレグロケーブルの相性は抜群で、ボーカルやスネア・キックなどのセンター成分がしっかりして音像が大きくなります。この方法でプレイバックするMR-2000SでのDSDは「アナログ感があり暖かいのに抜けるサウンド」なので高域はEQしなくても抜ける。DSDの良さを活かしながらも音圧重視な鳴りをします。
あるお客さんは「DSDは肉厚だけど曇りがない」と表現されていました。まさに的を得ています!
[ 3. ふつうのマスタリング後 ]
従来の方法でのマスタリングではこうなります。
Original→44.1kHz 16bit
従来の「ふつうのマスタリング」はオリジナル44.1kHz 16bit PCMデータをPro Toolsで再生、192DigitalIOのAESアウトをDAしてマスタリングしました。DAコンバーターの選択がサウンドのベースとなります。今回はタイトな低音とピラミッド型の一体感あるサウンドが特徴のPrismSound DreamADA-8を選択しました。PCMのサウンドの特徴は「ガッツがあり、まとまりがある」と言われます。この特徴は例えると小さなライブハウスでの演奏のような、バンド感のあるサウンドです。
あえて印象を言うなら、以下のようになるでしょうか。
[ DSDマスタリングの印象 ]
全体に中低域に厚みのある音像の大きなサウンド。センターのドラムループは音像が大きくなり存在感が増し、サイドのギターは弦に触れた瞬間の音が分かるぐらい生々しい。キックのサウンドに注目して下さい。しっかり止まっていながらも「ドーン、ドーン」と豊かに響いている。
[ ふつうのマスタリング (PCM)の印象 ]
タイトな低域と全体が前に出てくるサウンド。ラジカセなど小さなシステムでは前(スピーカー)に張り付いた印象。オケ全体で迫ってくる一体感がある。キックのサウンドに注目して下さい。「ドン、ドン」と余韻が短くリズムのキレが良い。全体的に「見えすぎないかっこよさ」。
[ なぜDSDとPCMを使い分けるのか? ]
マスタリングでは安易にEQやコンプをいじる前に、ミックスマスターをじっくり聴き、アーティストの求める方向性やジャンルに合ったプレイバックシステムを選択をすることでマスターの情報を余すことなく引き出します。ヴォーカルや楽器の質感を変えずにまるでそこで演奏しているかのような立体感、空気感を表現したい時、DSDマスタリングは特に有効ですし、R&B等のジャンルで太いキックの響きをビシッと止めてリズムを強調したい時や、ロックでバンドの一体感を重視し音圧・パンチが欲しいときは従来のマスタリングが有効です。
[ もう一つ大切なのはモニター環境!! ]
そのためにマスタリング作業ではアーティストやエンジニアが込めた音楽的な要素を隅々まで聴き取ることのできるモニター環境が必須です。サイデラ・マスタリングの「色付けのない」モニターシステムはどなたでも安心して判断出来ます。あらゆる機材のセッティング、モニターケーブルの選択、振動対策、ルームアコースティックの調整など日々の微調整により完璧なバランスを維持しています。
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2011年6月9日木曜日
DSDリマスタリング:Shigeru Matsuzaki 40th Anniversary All Time Best Old & New ~I’m a Singer~
チーフ・エンジニアの森崎です。
5月25日発売の松崎しげるさんの2枚組ベストアルバム「松崎しげる/Shigeru Matsuzaki All Time Best ”Old&New”~I’m a Singer~」のマスタリングをやらせて頂きました。「愛のメモリー」「俺たちの朝」など往年の名曲から新録曲まで、実に35年にもわたるまさに「All Time Best」!ぜひみなさんCDを聴いてください。
マスタリングの作業では、オリジナル音源を活かしヴォーカルの処理を緻密行なうために素材はDSD2.8MHzにアップコンバートしてDSDマスタリングをしました。松崎さんからのリクエストは3つ。
「ヴォーカルがセンターでどっしりと聴こえるように。」
「Aメロの歌詞がはっきりと聴き取れるように。」
「サ行ではなくガ行を出して欲しい。」
このリクエストの答えるための手段としては、ボーカルが太くセンターに定位するようにDSDをプレイバックするDSDをレコーダーのKORG MR-2000Sにはアレグロの電源ケーブルを使用。さらに、音像を大きくするためとオケとボーカルの馴染みを良くするためにアナログコンプのPrismSound MLA-2を通しました。
松崎さんとは2009年のアルバム「Yes We Can!!」でもマスタリングをやらせていただきましたが、ご本人がすごく耳がいい。1100Hzと1110Hz、25Hzと26Hzの違いもすぐに分かるので音決めがとてもスムーズでした。松崎さんのような超一流のボーカリストの声は自分の声帯で自然に倍音成分を出す事が出来ます。「ガ行を出す」というのはまさにその倍音成分をしっかりと出すこと。
声質を決めるためのケーブルは次のような選択。オリジナル音源の声質ですでにしっかり「ガ行」が強調されているものはMLA-2からADコンバーターのPrismSound ADA8へのラインケーブルにSaidera Ai SD-9003ケーブルを使用し、声によりエッジ感を必要としている音源はアクロテック8Nケーブルを使用しました。
松崎さんのボーカルレコーディングのお話はとても勉強になりました。通常のレコーディングのようにマイクをスタンドに立て歌い難い時は、Shure SM58に手ぬぐいを巻いてハンドマイクでボーカルの音量を整えるそうです。「曲によっては口から1mぐらい話して歌う事もあります。そうすれば後でフェーダーでバランスを整えなくても大丈夫ですから。」と自身の歌声をコントロールするすごいテクニックです。
「ステージで歌っているような臨場感を」「ボーカルレコーディングの時のヘッドフォンで聴いた時の迫力を」アーティストの明確な目的を音作りに織り込む事が出来ました。時代ごとの声質、演奏、アレンジをぜひCDで体験してみて下さい。
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5月25日発売の松崎しげるさんの2枚組ベストアルバム「松崎しげる/Shigeru Matsuzaki All Time Best ”Old&New”~I’m a Singer~」のマスタリングをやらせて頂きました。「愛のメモリー」「俺たちの朝」など往年の名曲から新録曲まで、実に35年にもわたるまさに「All Time Best」!ぜひみなさんCDを聴いてください。
マスタリングの作業では、オリジナル音源を活かしヴォーカルの処理を緻密行なうために素材はDSD2.8MHzにアップコンバートしてDSDマスタリングをしました。松崎さんからのリクエストは3つ。
「ヴォーカルがセンターでどっしりと聴こえるように。」
「Aメロの歌詞がはっきりと聴き取れるように。」
「サ行ではなくガ行を出して欲しい。」
このリクエストの答えるための手段としては、ボーカルが太くセンターに定位するようにDSDをプレイバックするDSDをレコーダーのKORG MR-2000Sにはアレグロの電源ケーブルを使用。さらに、音像を大きくするためとオケとボーカルの馴染みを良くするためにアナログコンプのPrismSound MLA-2を通しました。
松崎さんとは2009年のアルバム「Yes We Can!!」でもマスタリングをやらせていただきましたが、ご本人がすごく耳がいい。1100Hzと1110Hz、25Hzと26Hzの違いもすぐに分かるので音決めがとてもスムーズでした。松崎さんのような超一流のボーカリストの声は自分の声帯で自然に倍音成分を出す事が出来ます。「ガ行を出す」というのはまさにその倍音成分をしっかりと出すこと。
声質を決めるためのケーブルは次のような選択。オリジナル音源の声質ですでにしっかり「ガ行」が強調されているものはMLA-2からADコンバーターのPrismSound ADA8へのラインケーブルにSaidera Ai SD-9003ケーブルを使用し、声によりエッジ感を必要としている音源はアクロテック8Nケーブルを使用しました。
松崎さんのボーカルレコーディングのお話はとても勉強になりました。通常のレコーディングのようにマイクをスタンドに立て歌い難い時は、Shure SM58に手ぬぐいを巻いてハンドマイクでボーカルの音量を整えるそうです。「曲によっては口から1mぐらい話して歌う事もあります。そうすれば後でフェーダーでバランスを整えなくても大丈夫ですから。」と自身の歌声をコントロールするすごいテクニックです。
「ステージで歌っているような臨場感を」「ボーカルレコーディングの時のヘッドフォンで聴いた時の迫力を」アーティストの明確な目的を音作りに織り込む事が出来ました。時代ごとの声質、演奏、アレンジをぜひCDで体験してみて下さい。
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2011年6月7日火曜日
サイデラ・モーニングセッション#043「kuniko plays reichを聴く!」
有限会社サイデラ・パラディソ サラウンド戦略推進室では、毎月5のつく日に"サラウンド朝活"やってます!
2011年6月15日のサイデラ・モーニングセッション#043は、LINN RECORDSから初の日本人アーティスト作品としてリリースされた「kuniko plays reich」を全編視聴します。日米エンジニアの共演!もちろん音楽の内容も素晴らしい!
==
サイデラ・モーニングセッション#043
テーマ:「kuniko plays reich を聴く!」
日時:2011.6.15 水曜日 9:00AM-10:00AM
場所:サイデラ・マスタリング (PMC MB1 x5.1ch(最寄り駅;東京メトロ外苑前、JR原宿)
参加申し込み: <saraudon009@gmail.com>まで、メールにてお名前/会社名をお知らせ下さい。
お問い合わせ、次回のリクエストも、お待ちしております。
参加費:無料
・サウンドを体験、研究してみたい方ならどなたでもお申し込みいただけます。
・スタジオスケジュールの都合により8:45-9:45に繰り上がることがあります。
==
CDサイトと6/17のコンサートの案内
http://www.kuniko-kato.net/cd/jp/index.html
予約
http://www.atelier-canon.jp/reserve
http://www.kuniko-kato.net
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
以下は、オノ セイゲンのフイナムブログより
加藤訓子さんは、世界的な指揮者や作曲家から注目される打楽器奏者として世界を舞台に活躍する。ソロ以外でもアンサンブル・ノマド、サイトウキネンオーケストラ、アンサンブル・イクトゥス(ベルギー)など国内外のグループへ参加。ナッシュビル在住。
スティーブ・ライヒ監修のもと、制作されたLINNレコード初の日本人アーティスト作品:
『kuniko plays reich』
本職であるレコーディング・エンジニアとしての代表作がひとつ増えた。本アルバム中で私が担当した部分は、
ー Six Marimbas Counterpoint サイデラ・マスタリングで録音、ミキシング(ステレオ&マルチ)を担当
ー Electric Counterpoint ver. for percussions マルチのミキシングをを担当。録音はジョージ・マッセンバーグ、ステレオのミキシングは深田晃。
これをライブで観れる!
公演フライヤーpdf ダウンロード
ここでアサヒビールも飲めます!
【日時】2011年6月17日(金)開場17:00
リン・試聴会 17:00~|プレトーク18:00~
ライブ開演 19:00~
プレトーク出演:深田 晃、長江和哉、小原由夫、加藤訓子
(当初、私もプレトークに参加予定だったが、諸事情によりオーディオ評論家の小原由夫さんが代理で録音解説)
【会場】アサヒ・アートスクエア | スーパードライホール4F
〒130-0001東京都墨.田区吾妻橋1-23-1
【チケット】¥5,000(税込)・全席自由
(座席数が限られるため立ち見になる可能性があることをご了承ください。)
【協賛】アサヒビール株式会社、富士通テン株式会社、Linn Japan Ltd.
【お問い合わせ】カノン.工房. tel:03-5917-4355. office@atelier-canon.jp
【プログラム】
エレクトリック・カウンターポイント ver. for percussions
シックスマリンバ・カウンターポイント
ヴァーモント・カウンターポイント ver. for vibe
【WEB予約】
カノン工房:http://www.atelier-canon.jp/reserve/
Kuniko Kato Arts Project:ticket@kuniko-kato.net
【プレイガイド】
チケットぴあ: http://t.pia.jp/ p-code [138-955] | Tel: 0570-02-9999
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2011年6月15日のサイデラ・モーニングセッション#043は、LINN RECORDSから初の日本人アーティスト作品としてリリースされた「kuniko plays reich」を全編視聴します。日米エンジニアの共演!もちろん音楽の内容も素晴らしい!
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サイデラ・モーニングセッション#043
テーマ:「kuniko plays reich を聴く!」
日時:2011.6.15 水曜日 9:00AM-10:00AM
場所:サイデラ・マスタリング (PMC MB1 x5.1ch(最寄り駅;東京メトロ外苑前、JR原宿)
参加申し込み: <saraudon009@gmail.com>まで、メールにてお名前/会社名をお知らせ下さい。
お問い合わせ、次回のリクエストも、お待ちしております。
参加費:無料
・サウンドを体験、研究してみたい方ならどなたでもお申し込みいただけます。
・スタジオスケジュールの都合により8:45-9:45に繰り上がることがあります。
==
CDサイトと6/17のコンサートの案内
http://www.kuniko-kato.net/cd/jp/index.html
予約
http://www.atelier-canon.jp/reserve
http://www.kuniko-kato.net
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
以下は、オノ セイゲンのフイナムブログより
加藤訓子さんは、世界的な指揮者や作曲家から注目される打楽器奏者として世界を舞台に活躍する。ソロ以外でもアンサンブル・ノマド、サイトウキネンオーケストラ、アンサンブル・イクトゥス(ベルギー)など国内外のグループへ参加。ナッシュビル在住。
スティーブ・ライヒ監修のもと、制作されたLINNレコード初の日本人アーティスト作品:
『kuniko plays reich』
本職であるレコーディング・エンジニアとしての代表作がひとつ増えた。本アルバム中で私が担当した部分は、
ー Six Marimbas Counterpoint サイデラ・マスタリングで録音、ミキシング(ステレオ&マルチ)を担当
ー Electric Counterpoint ver. for percussions マルチのミキシングをを担当。録音はジョージ・マッセンバーグ、ステレオのミキシングは深田晃。
これをライブで観れる!
公演フライヤーpdf ダウンロード
ここでアサヒビールも飲めます!
【日時】2011年6月17日(金)開場17:00
リン・試聴会 17:00~|プレトーク18:00~
ライブ開演 19:00~
プレトーク出演:深田 晃、長江和哉、小原由夫、加藤訓子
(当初、私もプレトークに参加予定だったが、諸事情によりオーディオ評論家の小原由夫さんが代理で録音解説)
【会場】アサヒ・アートスクエア | スーパードライホール4F
〒130-0001東京都墨.田区吾妻橋1-23-1
【チケット】¥5,000(税込)・全席自由
(座席数が限られるため立ち見になる可能性があることをご了承ください。)
【協賛】アサヒビール株式会社、富士通テン株式会社、Linn Japan Ltd.
【お問い合わせ】カノン.工房. tel:03-5917-4355. office@atelier-canon.jp
【プログラム】
エレクトリック・カウンターポイント ver. for percussions
シックスマリンバ・カウンターポイント
ヴァーモント・カウンターポイント ver. for vibe
【WEB予約】
カノン工房:http://www.atelier-canon.jp/reserve/
Kuniko Kato Arts Project:ticket@kuniko-kato.net
【プレイガイド】
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2011年6月1日水曜日
サイデラ・モーニングセッション スケジュール
SDP サラウンド戦略推進室では、毎月5,15,25日(土日祝日を除く)の出勤前(AM 9:00-10:00)に音の朝活勉強会「サイデラ・モーニングセッション」を開催しています。テーマに興味ある方なら、どなたでも参加できます。
参加申し込み:メールにて、**saraudon009@gmail.comまで**、参加希望回/お名前/ご所属をお知らせください。スタジオスケジュールの都合により順延あるいは、8:45-9:45に繰り上がることがあります。参加費は無料です。
今後の予定(各回をクリックで詳細ご覧いただけます):
サイデラ・モーニングセッション とは、サラウンド(3D)、DSDレコーディング、高音質配信、ライブイベント、DJ、ピュアオーディオと多彩なテーマをゲスト講師なども交えながら、初めての方にも判りやすく解説、視聴していくワークショップ/視聴会です。一般的に「音楽は好きですか?」という問いには「Yes! I do」と応える方は多いのですが、プロフェッショナル制作環境(PMC MB1 x5.1ch)での体験は、ご自宅やパソコン、携帯電話などで音楽を楽しむのとは、まったく違う「オーディオ」やご自分の「聴覚」に新しい発見をしていただくことが出来ます。
サイデラ・モーニングセッションの合言葉:
「作品の視聴は、サラウンドを学ぶ上で最も重要な作業の一つである。その際に、視聴環境が良好であればあるほど、より多くのことを学ぶことができる。」(「サラウンド入門」P22より) →→→
参加申し込み:メールにて、**saraudon009@gmail.comまで**、参加希望回/お名前/ご所属をお知らせください。スタジオスケジュールの都合により順延あるいは、8:45-9:45に繰り上がることがあります。参加費は無料です。
今後の予定(各回をクリックで詳細ご覧いただけます):
サイデラ・モーニングセッション とは、サラウンド(3D)、DSDレコーディング、高音質配信、ライブイベント、DJ、ピュアオーディオと多彩なテーマをゲスト講師なども交えながら、初めての方にも判りやすく解説、視聴していくワークショップ/視聴会です。一般的に「音楽は好きですか?」という問いには「Yes! I do」と応える方は多いのですが、プロフェッショナル制作環境(PMC MB1 x5.1ch)での体験は、ご自宅やパソコン、携帯電話などで音楽を楽しむのとは、まったく違う「オーディオ」やご自分の「聴覚」に新しい発見をしていただくことが出来ます。
サイデラ・モーニングセッションの合言葉:
「作品の視聴は、サラウンドを学ぶ上で最も重要な作業の一つである。その際に、視聴環境が良好であればあるほど、より多くのことを学ぶことができる。」(「サラウンド入門」P22より) →→→
2011年4月26日火曜日
サイデラ・マスタリングの「サラウンドの日」モーニングセッション開催!「Back to Nature. ワールド・サラウンド・ランドスケープ」
どうもサラウンド戦略推進室のMUSHです!
もうみなさん耳にタコかと思いますが、5月1日は日本オーディオ協会(JAS)と電子情報技術産業協会(JEITA)がサラウンドの普及と啓蒙の為に定めた『サラウンドの日』ですよ!このサラウンドの日に合わせて、5月は全国各地でサラウンドの体感視聴会イベントが行われます。
サイデラ・マスタリングでは、音の朝活「サイデラ・モーニングセッション」の特別プログラム版を、5月は毎週月曜日の朝9:00-10:00(通常は5のつく日(5,15,25日))に開催しますよ!テーマは「Back to Nature. ワールド・サラウンド・ランドスケープ」!実際の制作環境でのサラウンド再生で、世界各地を回ります!
参加のお申し込みは、[お名前/会社名/希望回]を明記の上、saraudon009@gmail.comまでメールにて受付中です!
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「Back to Nature. ワールド・サラウンド・ランドスケープ」(サイデラ・モーニングセッション#038-042)
Day1: 5月2日月曜日 9:00-10:00AM
SD-1003H「Forest and Beach」より「Forest in Dijon (France)」
Day2: 5月9日月曜日 9:00-10:00AM
SD-1004H「Forest and Beach」より「Beach in Nice (France), Sanremo (Italy) and Rio de Janeiro (Brasil)」
Day3: 5月16日月曜日 9:00-10:00AM
SD-1001H「COMME des GARCONS SEIGEN ONO」より「Street in Amsterdam (Netherlands)」
Day4: 5月23日月曜日 9:00-10:00AM
SD-1026H「義経の龍笛/長谷川景光」より「Manpukuji-Temple in Kamakura (Japan)」
Day5: 5月30日月曜日 9:00-10:00AMNew 5.6MHzDSD Recording「Amazon forest in Manaus (Brasil)」
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サイデラ・モーニングセッションの合言葉:
「作品の視聴は、サラウンドを学ぶ上で最も重要な作業の一つである。その際に、視聴環境が良好であればあるほど、より多くのことを学ぶことができる。」(「サラウンド入門」P22より) →→→
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もうみなさん耳にタコかと思いますが、5月1日は日本オーディオ協会(JAS)と電子情報技術産業協会(JEITA)がサラウンドの普及と啓蒙の為に定めた『サラウンドの日』ですよ!このサラウンドの日に合わせて、5月は全国各地でサラウンドの体感視聴会イベントが行われます。
サイデラ・マスタリングでは、音の朝活「サイデラ・モーニングセッション」の特別プログラム版を、5月は毎週月曜日の朝9:00-10:00(通常は5のつく日(5,15,25日))に開催しますよ!テーマは「Back to Nature. ワールド・サラウンド・ランドスケープ」!実際の制作環境でのサラウンド再生で、世界各地を回ります!
参加のお申し込みは、[お名前/会社名/希望回]を明記の上、saraudon009@gmail.comまでメールにて受付中です!
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「Back to Nature. ワールド・サラウンド・ランドスケープ」(サイデラ・モーニングセッション#038-042)
Day1: 5月2日月曜日 9:00-10:00AM
SD-1003H「Forest and Beach」より「Forest in Dijon (France)」
Day2: 5月9日月曜日 9:00-10:00AM
SD-1004H「Forest and Beach」より「Beach in Nice (France), Sanremo (Italy) and Rio de Janeiro (Brasil)」
Day3: 5月16日月曜日 9:00-10:00AM
SD-1001H「COMME des GARCONS SEIGEN ONO」より「Street in Amsterdam (Netherlands)」
Day4: 5月23日月曜日 9:00-10:00AM
SD-1026H「義経の龍笛/長谷川景光」より「Manpukuji-Temple in Kamakura (Japan)」
Day5: 5月30日月曜日 9:00-10:00AMNew 5.6MHzDSD Recording「Amazon forest in Manaus (Brasil)」
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サイデラ・モーニングセッションの合言葉:
「作品の視聴は、サラウンドを学ぶ上で最も重要な作業の一つである。その際に、視聴環境が良好であればあるほど、より多くのことを学ぶことができる。」(「サラウンド入門」P22より) →→→
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2011年4月15日金曜日
ミックスマスターのレベル(その2)「ジャンルごとの適正レベル」
チーフ・エンジニアの森崎です。
ミックスマスターの入力レベルについて何度かに分けて連載します。
(その2)「ジャンルごとの適正レベルとは」。
J-POPやHIP HOPではレベルを入れることで生じる”歪みの要素”が音楽をよりパワフルに聴かせるためのスパイスとなります。が、ジャズやクラシック、アコースティックのジャンルでこれをやるとステージの空気感、アドリブの細かなニュアンスを失います。人間の耳は歪みにとても敏感です。工事現場の音、エンジン音などが大きく聞こえるのはその中に歪みの要素が含まれているからです。はっきりとわかるまで歪ませるのではなくニュアンス程度に歪ませると音の透明感が増したり、厚みのあるサウンドに聴こえてきます。こちらは前者のジャンルに有効な手段です。
ミックスマスターのレベルがギリギリまで大きなもので、歪む事なく大きく録音され、しかもバランスが完璧な仕上がりであればAD/DAコンバーターのキャラクター、ケーブルのキャラクター違いでファイナルタッチを加えるのみでマスターを仕上げる事が可能です。少ないプロセスで音作りが出来るためナチュラルで鮮度のある仕上がりになります。ただしオケとヴォーカルのバランスなどもきちんとそろっている必要があります。一方レベルがギリギリまで入っている音源で奥行き、広がり感を引き出すことはとても難しい作業になります。プレイバック送りのレベルを下げ、EQで前に出したい音、後ろに下げたい音を整え、コンプで輪郭を付ける作業もわずかな処理しか出来ません。一度音がつぶれてしまっている音源からアタック感、切れ、スピード感を取り戻すことは出来ません。
ジャズやクラッシックでは楽器の出音だけでなく演奏しているホール、ライブハウスの響きを含め録音する必要があります。音が出る瞬間、消える瞬間の細かなニュアンスをいかにとらえるかが大切です。そのためミックスマスターはヘッドルームを十分にとって仕上げます。そうすることでアドリブの緊張感、空気感、アンサンブルの美しさを表現することが可能になります。
逆に音量レベルが低すぎる音源の場合、レベルを大きくすることは可能ですがノイズが問題となります。アナログテープで録音していた時代はSNが悪くサーというテープヒスノイズが目立つので歪む一歩手前で録音することが基本でした。デジタル録音でもダイナミックレンジを十分に生かすには赤が点灯しないように、ヘッドルームを最低でも0.5dBから1.0dB程度空けて録音するのがベストです。
適正レベルで録音された音源では最終的にナチュラルに仕上げることもレベルを入れて音圧のある仕上げも可能です。理想的なTDマスターはメーターの振れよりも聴感上大きく聴こえる音源です。そのために必要な要素は音像が大きく、芯があり、ナチュラルで輪郭がはっきり聴こえるサウンドです。
音量を大きくしたいのであればおぜひ任せください。アナログ、デジタル、DSDの中から楽曲に合った最適な機材を選択し音量が大きく、奥行きのあるサウンドに仕上げます。
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ミックスマスターの入力レベルについて何度かに分けて連載します。
(その2)「ジャンルごとの適正レベルとは」。
J-POPやHIP HOPではレベルを入れることで生じる”歪みの要素”が音楽をよりパワフルに聴かせるためのスパイスとなります。が、ジャズやクラシック、アコースティックのジャンルでこれをやるとステージの空気感、アドリブの細かなニュアンスを失います。人間の耳は歪みにとても敏感です。工事現場の音、エンジン音などが大きく聞こえるのはその中に歪みの要素が含まれているからです。はっきりとわかるまで歪ませるのではなくニュアンス程度に歪ませると音の透明感が増したり、厚みのあるサウンドに聴こえてきます。こちらは前者のジャンルに有効な手段です。
ミックスマスターのレベルがギリギリまで大きなもので、歪む事なく大きく録音され、しかもバランスが完璧な仕上がりであればAD/DAコンバーターのキャラクター、ケーブルのキャラクター違いでファイナルタッチを加えるのみでマスターを仕上げる事が可能です。少ないプロセスで音作りが出来るためナチュラルで鮮度のある仕上がりになります。ただしオケとヴォーカルのバランスなどもきちんとそろっている必要があります。一方レベルがギリギリまで入っている音源で奥行き、広がり感を引き出すことはとても難しい作業になります。プレイバック送りのレベルを下げ、EQで前に出したい音、後ろに下げたい音を整え、コンプで輪郭を付ける作業もわずかな処理しか出来ません。一度音がつぶれてしまっている音源からアタック感、切れ、スピード感を取り戻すことは出来ません。
ジャズやクラッシックでは楽器の出音だけでなく演奏しているホール、ライブハウスの響きを含め録音する必要があります。音が出る瞬間、消える瞬間の細かなニュアンスをいかにとらえるかが大切です。そのためミックスマスターはヘッドルームを十分にとって仕上げます。そうすることでアドリブの緊張感、空気感、アンサンブルの美しさを表現することが可能になります。
逆に音量レベルが低すぎる音源の場合、レベルを大きくすることは可能ですがノイズが問題となります。アナログテープで録音していた時代はSNが悪くサーというテープヒスノイズが目立つので歪む一歩手前で録音することが基本でした。デジタル録音でもダイナミックレンジを十分に生かすには赤が点灯しないように、ヘッドルームを最低でも0.5dBから1.0dB程度空けて録音するのがベストです。
適正レベルで録音された音源では最終的にナチュラルに仕上げることもレベルを入れて音圧のある仕上げも可能です。理想的なTDマスターはメーターの振れよりも聴感上大きく聴こえる音源です。そのために必要な要素は音像が大きく、芯があり、ナチュラルで輪郭がはっきり聴こえるサウンドです。
音量を大きくしたいのであればおぜひ任せください。アナログ、デジタル、DSDの中から楽曲に合った最適な機材を選択し音量が大きく、奥行きのあるサウンドに仕上げます。
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