2013年3月28日木曜日

Q&A(その1)マスタリングでこだわっているところは?


Q1: マスタリングでこだわっているところは?

A: ミックスマスターのサウンドに多く手を加えることではなく「どれだけミックスマスターの情報を引き出すことが出きるか」が一番大切です。真空管、アナログ、デジタル機材はジャンルによって使い分け、少ないプロセスで、鮮度のいいサウンド作りを心がけています。機材はすべて毎日調整していつでもベストな状態で使用できるようクオリティコントロールをしています。

24ビット以上のデータで録音、ミックスが行われることが多いいま、CD用のマスタリングで16ビット/44.1kHzのCDフォーマットに記録するということは、データ的な情報量は減っています。しかし、音源から演奏に込めたアーティストの魂、グルーヴ、エネルギーを引き出すことが出来れば、感動のレベルを下げずに一人でも多くの方に伝えることができると信じています。


音圧、パンチのあるサウンドはPCMのまま。より奥行き、広がりのあるサウンドを求められた時には比較試聴をしながらDSDにアップコンバートしてのDSDマスタリングも多くします。マスター素材に忠実なクリアーで暖かみのあるサウンド作りを心がけています。

マスタリングのポリシー(その1)「専門学校時代の及川公生先生の授業」
マスタリングのポリシー(その2)


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2013年2月20日水曜日

サイデラ・マスタリングでモーニングコーヒー飲もう(その2)ブルーレイ用音声マスタリングの仕掛け人


今度は超名作映画のブルーレイ用音声マスタリングという大注目シリーズの仕掛け人、「シネフィル・イマジカ」レーベルの山下さん。次作のマスターデータが届きました!
http://www.cinefil-imagica.com/bd/

山下「んー、カエラ・カットのマッシュはんが、ゴリゴリと手で挽いて淹れてくれたんが、このヒーコ。。。イクリ(スピーカ)みたいに、めちゃ真っ直ぐな味わいやったわ。」

オノ「ところで、HiVi3月号P.120で、BDレコーダーの記事『8 1/2』Blu-rayの、米国盤、フランス盤、そして日本盤の見比べ、聴き比べっちゅういう恐ろしい記事やってますねえ?」

山下「さすが、山本さん、ええこと指摘してくれてますわ。」

オノ「山本さんも、ヒーコ飲んでもらいたいなぁ。」

山下「今度、馴染みのお店の素敵な豆を持参しますわー!」


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2013年2月14日木曜日

サイデラ・マスタリングでモーニングコーヒー飲もう(その1)DPAマイクロホンのスペシャリスト


朝一の打ち合わせにて、手前味噌ですが自慢のハンドドリップ・コーヒーが好評で盛り上がってしまったので。

登場人物:
ヒビノインターサウンドよりDPAマイクロホンのスペシャリスト、佐居さんと山崎さん。サイデラ・マスタリングよりオノとマッシュ。
※実際の会話より若干ですがデフォルメされている部分がございます。

さ:コーヒーめっちゃ美味いやん!ちゅうのも、なんやブラックで飲むとあと引くときあるやんか?それがナイな。すっきりしててローカット効きおってん80Hzの。120か?

や:普段はブラックでは飲まへんねんけどな、サイデラの毎回飲んでまうわ。

さ:「このコーヒーどこで売ってるん」ってきこうと思ってたんですわ。そこらのサ店で出てくるのとはさらさらちゃうやんけな。

オ:カップだけはスターバックスのやつなんやけどな。

さ:せやからこんなんやったっけっておもってたんですわ。

マ:昔はコーヒーメーカーでぇどんなけ美味しく淹れられるかでぇ切磋琢磨してたんでっせ。でも壁を感じてしもたさかい、手ぇでお豆さん挽おって手ぇでお湯落としてやるしかあらへんなちゅうこって、いまぜええんぶひとつのこらず自分でやってるんでっせ。

さ:そりゃ楽には手ぇに入らんやねんな。このコーヒーデリバリーしたらどないでっか。

マ:今日のお豆さんはドトールコーヒーのお豆さんなんですけんど。

オ:カップはスターバックスなんやねんけどな。お豆さんはドトールを指定してはじめたら、進化してこうなってん。

さ:冷めても飲めるさかいなんなんやろって思って。

マ:やってると、フィルターに残った豆のカスの感じで「今日んはええかんじやな」っていうのがわかってくるんでっせ!やっぱし見た目がきれいやってスッキリして美味しく入っとるんでっせ。

さ:それミックスとおんなじでんがな。ええ波形やってええ上がりやねんってな。

オ:マイキングも見た目ぇきれいやってええ音やしな。似てるな!

マ:普段は「今日のちゃーはコンプかかりすぎてる」なんて言うと軽く引かれるんねんけど、今日はノリええわ!

さ:これは無指向性の味な。癖があらへん。全方位いけるちうわけや。

オ:せやけどコーヒー飲めへん人がここんは飲めるっていうんはええな。

や:ここんはお茶を飲むやうな感覚でぇいけまんねん。

※実際の会話より若干ですがデフォルメされている部分がございます。
※DPAマイクロホンでは音色がデフォルメされることはございません。


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2013年2月6日水曜日

"Seigen Ono Ensemble" live at the 27th and 28th Montreux Jazz Festival



20年前の「Seigen Ono Ensemble」のライブ映像をYouTubeに公開しました。下記のタイトルをクリックすると映像が観られます。モントルー・ジャズ・フェスティバル創始者のクロウド・ノブスさんに捧げます。
dedicated to the memory of Claude Nobs, Founder of Montreux Jazz Festival


1993 the 27th Montreux Jazz Festival ++++++++++
"I Do Love You a Little" Seigen Ono Ensemble (1 of 12)
"Vida Boa" Seigen Ono Ensemble (2 of 12)
"Covenant of the Rainbow" Seigen Ono Ensemble (3 of 12)
"Nick & Kiriko" Seigen Ono Ensemble (4 of 12)
"I Am a Good Fish" Seigen Ono Ensemble (5 of 12)
"Enishie" Seigen Ono Ensemble (6 of 12)
"It's Denise" Seigen Ono Ensemble (7 of 12)
"Bar del Mattatoio" Seigen Ono Ensemble (8 of 12)
"Malu" Seigen Ono Ensemble (9 of 12)
"The Green Chinese Table" Seigen Ono Ensemble (10 of 12)
"Roman Marching Band" Seigen Ono Ensemble (11 of 12)
Seigen Ono Ensemble (12 of 12)


1994 the 28th Montreux Jazz Festival ++++++++++
"Malu" Seigen Ono Ensemble (1 of 6)
"Emishie" Seigen Ono Ensemble (2 of 6)
"I Am a Good Fish" Seigen Ono Ensemble (3 of 6)
"Nick & Kiriko" Seigen Ono Ensemble (4 of 6)
"Bar del Mattatoio" Seigen Ono Ensemble (5 of 6)
"Julia" Seigen Ono Ensemble (6 of 6)

高音質ファイルのお求めは、e-onkyo musicototoy にて。ototoyの16ビット/44.1kHz=CDクオリティのものだけは [Mastered by Ted Jansen at Sterling Sound, NYC, Sep 1994]テッド・ジェンセン(スターリングサウンド)によるマスタリングで、その他はDSD含めすべて[Mastered by Seigen Ono at Saidera Mastering, Tokyo, July 2011]オノセイゲンによる最新のDSDマスタリングです。ハーフインチのアナログマスターテープから。





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2012年10月31日水曜日

ぼくたちのインターン日記2012(その2):スタジオ視聴会

こんにちは!インターン修行中の田中です!

インターン生田中、プロの作曲家を目指して日々勉強しているのですが、今回なんとチーフ・エンジニアの森崎さんに自作曲の視聴会をしてもらいました!!サイデラ・マスタリングこだわりのモニターシステムで自分の曲が聴けるのは、とても貴重な体験です。僕はミキシング、マスタリングに関する知識があまり無く、良い音を学ぶためにサイデラ・マスタリングに来たということもあって、これはもう願ったり叶ったりです。今日はそのなかでも特にオイシイお話をピックアップしたいと思います!

今回テーマになったのはキックの音づくりについて。アンサンブルを構成する上で帯域の根底となるキックですが、音作りなくして上物は乗りません。

ポイントとなるのは、リリースタイムの長さ。キックのアタックに続くLow成分のサスティンが長いと、すぐ上にのるベースが埋もれてしまいます。「ドーン」ではなく「ド」。リリースを短く切ってあげることでベースのラインが引き立ち、上物がよく聴こえるようになります。決してリバーブ過多のような状態にはせず、あくまでドライ。スーパードライ辛口。低音の成分は意外とディストーションギター等のコード楽器で補えるようです。

そしてアタック感。ビーターがバスドラムのヘッドに当たるような、「パツッ」「ペチッ」という高域の成分は、メリハリがあるように見えて実は上の帯域に思いっきり干渉しているらしいのです。そんなことをするよりも、もっと角を丸くした、布団をたたくような音にするとよいとのこと。このあたりのテクニックはある程度ジャンルに関係なく使えるらしいので、どんどん挑戦したいですね!

これを例えると森崎さんがお客様と会話をしている隣でひたすら座布団をグーで叩き続ける田中がいるとします。非常にシュールな絵ヅラですが便宜上そういう仮定のもと話を進めさせていただきます。座布団を叩かれる分にはまだ会話はできるとばかり思っていたら、今度は田中がコップの乗った机をバンバン叩き始めました。営業妨害としか思えませんね。今度ばかりは”おい、相手の声がきこえないからやめてくれ”と言いたくなります。

これこそが帯域のかぶりです。高域の成分が抜けてくることによって、ボーカルをはじめとする上物を消してしまうのです。なので、なにかオケを作ったらそれを流しつつおしゃべりしてみるのもいいかもしれません。相手の声が聞こえにくいようなら、なんらかの楽器が近くの帯域にいる可能性があります。(話し声と歌声はだいぶ違いますが、そこは相手に常時1オクターブほど上げていただきましょう。ぼくが辛そうな顔をしても目を合わせてはいけません。)

帯域のかぶり。ミキシングではよく聞く言葉の一つですが、その意味を体感し理解することが大事です。きっと僕のような若手には、知識だけが先行して、わけもわからずEQポイントを探している人も多いのではないでしょうか。

本を読むよりも先に体感、です。今日はそのことを身にしみて感じた一日でした。


いやぁ、今回は真面目に書いたなぁ。一言の冗談も書いてないや。

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2012年10月23日火曜日

AURAL SONIC: A presentation by Seigen Ono_07

Now AURAL SONIC studio can be travel with you!
See 4 feet bag (2 peaces in one) and 3 feet bag (3 peaces in one).

You can divide as you see.

Self stand unit. Easy to connect to extend vertical way or horizontal direction. May as you want.

You don't hear the reflection inside AURAL SONIC. He is our internship (program complete this weekend), 22 years old, 178cm height.

Hard to believe ... what's going on.

So simple, easy, practical means valuable!


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2012年10月17日水曜日

DJ ZAI FROM SIMI LAB/CAPITAL Z


チーフ・エンジニアの森崎です。

「DJ ZAI FROM SIMI LAB/CAPITAL Z」のマスタリングをさせて頂きました。

まずはミックス音源を聴きながらマスタリングの方向性決めをしていきます。DJ ZAIさんのリクエストは「PC内でミックスしているのでローエンドとハイエンドが出過ぎているように感じます。そこをバランス良く仕上げて欲しいです。」

音作りのポイントは二つ!

一つ目は、ローエンドとハイエンドの処理です。普段はEQで処理することが多いのですが、今回はアナログ・テープレコーダーSTUDER A820をインプット・スルーにしてアンプのみを通しました。そうすることでローエンドとハイエンドが自然に落ちたかまぼこ型のバランスになります。実際にアナログ・テープを通すのとはまた違う、中低域に厚みのあるパンチのあるサウンドを得られます。


二つ目は、MacとHDDをつなぐFireWireケーブルの選択です。PC周りのUSBやFireWireケーブルもとても微妙ですが、アナログケーブのようにそれぞれ音色が違います。DJ ZAIさんが持ち込んだはオヤイデ製のケーブルでレンジが広くきれいな印象です。それに対し僕がいつも使用しているLACIE HDD付属のケーブルはまとまりがあり輪郭がはっきりした印象です。じっくり聴き比べた結果、後者を採用しました。

Pro ToolsプレイバックのDAコンバーターからSTUDER A820のをつなぐケーブルはアクロテック8Nケーブルを使用して、HIP HOPにふさわしいボーカルの力強さ、抜けをプラスしました。

機材やケーブルはそれぞれ独自のキャラクターを持っています。これらの特徴を活かしてマスタリングすることでEQでは得られない微妙なニュアンスまで再現できます。マスタリング作業に先入観は禁物です。高級なケーブル、機材を使用することではなく、アーティストが求めているサウンドを得られることが重要です。先入観なく自分の耳でしっかり聴き、音楽がリスナーに一番伝わるサウンドに仕上げることが大切です。そのためには自信を持って音作りするには色付けないモニター環境が必要不可欠ですね。






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