こちらから購入いただけます!
http://music.e-onkyo.com/artist/m110805_R1.asp
1 Berliner Nächte memories (14’09)
2 Berliner Nächte part-1 (6’48)
3 Berliner Nächte part-2 (6’30)
4 Berliner Nächte part-3 (11’47)
5 Berliner Nächte part-4 (13’48)
6 Berliner Nächte refrain (6’28)
Seigen Ono: 12 strings guitar (YAMAHA APX-9-12)
No synthesizers or samplers.
Written, performed and produced by Seigen Ono
DSD Mastered by Seigen Ono at Saidera Mastering, July 2011
Recorded at GREEN studio, Milan, September 1988
Mixed at QUAD, New York City, December 1988,
Track1 and 6 mixed at Saidera Mastering, July 2011
+++++++++++
この何年かは、キャノン、ソニー、東芝なども参加して話題となる家具の国際見本市ミラノサローネ。イタリアのデザイナー、建築家たちの間では、今でも伝説となっているのが、1988年ミラノのMattatoio(食肉処理工場)で行われた”pallucco”のコラボレーション”Furnuture shown under film light”であった。古くからあった工場が1973年頃に閉鎖になったままの工場跡地、その床(コンクリート)の通路、展示箇所とするエリアだけをきれいに磨き上げ、それ以外はジャン・コクトーの「美女と野獣」を連想させるような廃墟そのままなのである。そこにまさにコクトーの映画の撮影監督(director of photography)であったアンリ・アレカン(Henry Alekan)が照明デザイナーとして、スチール写真は超売れっ子のファッション系のカメラマン、ピーター・リンドバーグ( Peter Lindberg)、そこに当時まったくの無名であるオノ セイゲンが音楽を、その場所、空間に合わせて作曲するという、今考えれば夢のようなプロジェクトである。(Light: Henry Alekan, Music: Seigen Ono, Photo: Peter Lindberg)
そして、そのプロジェクトのためにミラノに滞在していたオノが作った音楽が、この『ベルリナー・ナハト/オノ セイゲン』の「パート1~4」及び、アルバム『バー・デル・マタトイオ/オノ セイゲン』に収録されている「ジェノヴァ(Genova) 」と「イッツ・ソー・ファー・トウ・ゴー(It’s So Far to Go) 」である。今回、『ベルリナー・ナハト/オノ セイゲン』には、2011年7月、新たにトラック1「ベルリナー・ナハト・メモリーズ」トラック6「ベルリナー・ナハト・リフレイン」が、ミキシングされ付け加えられて、ようやく完全なアルバムとなった。また「パート1~4」も最新のDSD技術により、まったく新たなリミックスであるかのような、ダイナミックレンジ及びアナログ真空管のあたたかみが感じられる。
オノの音楽は、基本的にジャズをベースにしたミュージシャンのアンサンブルをベースにしているが、本アルバムは、たった1本の12弦ギターを重ねて作られている。スイスのスチューダー社製、2インチのマスターレコーダーの速度を半分にしたり2倍にしたりするという離れ業を意図も簡単にやってのけている。よって、他のアルバムでは使用されるシンセサイザーやサンプラーも一切使用していない。音響系、ノイズ系というジャンルがあるが、これぞまさに音の実験室と、オノのギターによるエモーショナルなパフォーマンスが産み出した傑作である。
+++++++++++++++
(C)(P) 2011 Seigen Ono/Saidera Records
これらの音楽の原盤権及び係る著作隣接権はサイデラ・レコードに帰属し、個人的視聴に限り使用許可いたします。それ以外の用途(放送、送信可能化、複製、広告、公共での使用、その他)での使用許諾につきましては、必ずサイデラ・レコードまで、どうぞお気軽にご相談下さい。 Tel: 03-5772-2721
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2011年8月5日金曜日
2011年8月1日月曜日
ミックスマスターのレベル(その4)「マスタリングで音量を大きく仕上げたいときに気をつけるべき6つのポイント」
チーフ・エンジニアの森崎です。
ミックスマスターの音量により、メリットとデメリットがあります。マスタリングで音量の大きな仕上がりを求めるなら、ミキシングでは、以下の点に気をつけましょう。
1. ローエンド(50Hz以下)/ハイエンド(10kHz以上)に偏り、音に芯がなくならないようにする。ドンシャリ傾向のサウンドにしない。
2. ハイハット、シンバル、ボーカルの子音など、高域のピークを抑える。
3. 楽器、ボーカルの輪郭がはっきり聴こえるように。音像の大きなミックス。
4. キックとベースの帯域のかぶりに注意。低域のピークがないか注意。
5. ステレオ成分を使い過ぎない。
6. 客観的に聴いてみる。
★1. ローエンド(50Hz以下)/ハイエンド(10kHz以上)
使い過ぎると、ラジカセやPCのスピーカーのような再生レンジの狭いシステムで低域に厚みのないシャカシャカしたサウンドになります。これらのシステムでも音のバランスよく再生するには100Hz~10kHzの範囲内で基本的な音作りをしましょう。例えば音の芯はキック120Hz、スネア、ボーカル1.0kHz、シンバル4kHzなど。皆さんが思っている以上に低い周波数に存在するのです。
★2. 高域のピーク
一瞬でもあるとレベルが稼げません。例えば、ボーカルのピークの処理をしていない場合、サビで声を張った瞬間にディストーションギターやシンセが大きめの音量で入ってくるとビリつくことがあります。ボーカルの子音を抑えるにはディエッサーが有効ですが抜けが悪くなる場合はEQで補正します。Qを広めにし高域を少し上げて抜けを良くしてから、ピークのある帯域(6kHz~15kHz)をノッチフィルターで下げて耳につく子音の成分のみを抑えましょう。
★3. 音像の大きなミックス
録音は良く出来ているのに輪郭がはっきりせず音像が小さい場合、過剰にコンプをかけている可能性があります。コンプのアタックタイムが早すぎると大事なアタック音を潰してしまい輪郭の無いサウンドになります。対策はアタックタイムを遅くしてアタック成分にコンプがかからないようにする。またレシオを強め(2.0:1、4.0:1)でスレッショルドを緩めのセッティングの方が厚みのあるサウンドになります。
★4. 低域のピーク
低域のピークがあるとリズムがはっきり聴こえずボーカルの抜けやウワモノの抜けも悪くなります。特にベースに注意してください。特定の音域がキックやシンセ、ストリングスの低域成分とぶつかり思わぬピークを生じることがあります。フェーダー操作で聴感上のレベルをコントロールするか、ほんの少しピークを抑える程度のコンプをかけることで対策しましょう。EQの使いこなしのポイントはキックとベースそれぞれで同じ帯域をブーストしないようにすること。例えば120Hzでキックのアタックを強調したら、ベースは60Hzでボリューム感を出しアタックは250Hzで出す、など。
★5. ステレオ成分を使い過ぎない
パンを左右に思いっきり振ったシンセやディストーションギターは音量を入れたときに歪みやすい傾向があります。特に歪みやすいのはソロギターやエンディングのギターの打ちっぱなしの瞬間です。ベースの音とかぶったり、ニュアンスを付けて音をチョーキングした場合はピークが発生し歪みにつながります。それぞれの楽器が重ならないよう定位を変えたり、ボリュームレベルを調整することで対策出来ます。
★6. ミキシングで仕上がったサウンドを客観的に聴いてみる
音量レベルを下げても演奏や歌詞がはっきりと聴こえるか。ニアフィールドモニターだけでなくヘッドホンやラジカセ、PCのスピーカーでもチェックしてみてください。ピークがあるからコンプをかけるのではなくまずはオケと歌のフェーダーバランスを細かく微調整から。次にEQで帯域の補正、最後にコンプの調整をすれば楽器の鳴りの良いダイナミックスあるサウンドに仕上がります。
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ミックスマスターの音量により、メリットとデメリットがあります。マスタリングで音量の大きな仕上がりを求めるなら、ミキシングでは、以下の点に気をつけましょう。
1. ローエンド(50Hz以下)/ハイエンド(10kHz以上)に偏り、音に芯がなくならないようにする。ドンシャリ傾向のサウンドにしない。
2. ハイハット、シンバル、ボーカルの子音など、高域のピークを抑える。
3. 楽器、ボーカルの輪郭がはっきり聴こえるように。音像の大きなミックス。
4. キックとベースの帯域のかぶりに注意。低域のピークがないか注意。
5. ステレオ成分を使い過ぎない。
6. 客観的に聴いてみる。
★1. ローエンド(50Hz以下)/ハイエンド(10kHz以上)
使い過ぎると、ラジカセやPCのスピーカーのような再生レンジの狭いシステムで低域に厚みのないシャカシャカしたサウンドになります。これらのシステムでも音のバランスよく再生するには100Hz~10kHzの範囲内で基本的な音作りをしましょう。例えば音の芯はキック120Hz、スネア、ボーカル1.0kHz、シンバル4kHzなど。皆さんが思っている以上に低い周波数に存在するのです。
★2. 高域のピーク
一瞬でもあるとレベルが稼げません。例えば、ボーカルのピークの処理をしていない場合、サビで声を張った瞬間にディストーションギターやシンセが大きめの音量で入ってくるとビリつくことがあります。ボーカルの子音を抑えるにはディエッサーが有効ですが抜けが悪くなる場合はEQで補正します。Qを広めにし高域を少し上げて抜けを良くしてから、ピークのある帯域(6kHz~15kHz)をノッチフィルターで下げて耳につく子音の成分のみを抑えましょう。
★3. 音像の大きなミックス
録音は良く出来ているのに輪郭がはっきりせず音像が小さい場合、過剰にコンプをかけている可能性があります。コンプのアタックタイムが早すぎると大事なアタック音を潰してしまい輪郭の無いサウンドになります。対策はアタックタイムを遅くしてアタック成分にコンプがかからないようにする。またレシオを強め(2.0:1、4.0:1)でスレッショルドを緩めのセッティングの方が厚みのあるサウンドになります。
★4. 低域のピーク
低域のピークがあるとリズムがはっきり聴こえずボーカルの抜けやウワモノの抜けも悪くなります。特にベースに注意してください。特定の音域がキックやシンセ、ストリングスの低域成分とぶつかり思わぬピークを生じることがあります。フェーダー操作で聴感上のレベルをコントロールするか、ほんの少しピークを抑える程度のコンプをかけることで対策しましょう。EQの使いこなしのポイントはキックとベースそれぞれで同じ帯域をブーストしないようにすること。例えば120Hzでキックのアタックを強調したら、ベースは60Hzでボリューム感を出しアタックは250Hzで出す、など。
★5. ステレオ成分を使い過ぎない
パンを左右に思いっきり振ったシンセやディストーションギターは音量を入れたときに歪みやすい傾向があります。特に歪みやすいのはソロギターやエンディングのギターの打ちっぱなしの瞬間です。ベースの音とかぶったり、ニュアンスを付けて音をチョーキングした場合はピークが発生し歪みにつながります。それぞれの楽器が重ならないよう定位を変えたり、ボリュームレベルを調整することで対策出来ます。
★6. ミキシングで仕上がったサウンドを客観的に聴いてみる
音量レベルを下げても演奏や歌詞がはっきりと聴こえるか。ニアフィールドモニターだけでなくヘッドホンやラジカセ、PCのスピーカーでもチェックしてみてください。ピークがあるからコンプをかけるのではなくまずはオケと歌のフェーダーバランスを細かく微調整から。次にEQで帯域の補正、最後にコンプの調整をすれば楽器の鳴りの良いダイナミックスあるサウンドに仕上がります。
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2011年7月22日金曜日
ミックスマスターのレベル(その3)「音量レベルの小さなミックスマスター」
チーフ・エンジニアの森崎です。
本日は音量レベルの小さなミックスマスターについて。
メリットはズバリ音質の良さです!ヘッドルームに余裕がありレベルオーバーにより歪むことがないためハイエンド/ローエンドまできれいに伸びて、演奏のダイナミクス・奥行き・広がりが繊細なところまで再現されます。クラシックやジャズはもちろん、ポップスやロックでも声や楽器の質感をナチュラルに表現したいときはレベルを入れすぎずにミックスを仕上げましょう。瞬間的なピークでも-1.0dB程度までに押さえた音量レベルがベストです。アウトボードや、複数のプラグインをインサートしての音作りでも、ミックスマスターの音量レベルはヘッドルームに余裕を持たせることで歪まずにクリーンなサウンドを得ることが出来ます。
また、みなさんもミックスでEQをすると思いますが、「ブースト方向にEQ」することが多いのではないでしょうか?ヘッドルームに余裕がなければEQでブーストすることでマスタートラックは、ピークに達して音が硬くなったり歪むことがあります。複数の帯域を、例えばボーカルなら声の芯(1.0kHz)、輪郭(6kHz)、倍音(16kHz)などでEQする場合はより多くのヘッドルームを持たせましょう。またEQする帯域が増えるとEQカーブの重なりでフレーズによっては思わぬピークが生じることがあります。
意外だったのが、ミックス時に出来るだけ音量を入れた方がマスタリング後の仕上がりの音量を大きくできると思っている方が結構いること。そんなことはありませんよ!小さめのミックスでもマスタリングで十分に音量を大きく仕上げることはもちろん可能で歪ませずに聴感上で大きなレベルをつくり出すことができます!マキシマイザーを入れたくなる気持ちもわかりますが、一度バイパスさせてモニターしてみましょう。ミキシングで音量より大切なことは「音楽としてのバランス」です。演奏が分かりやすく聞こえること。歌とオケのバランス。音量レベルやモニターシステムが替わってもニュアンスが変わらないことです。
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本日は音量レベルの小さなミックスマスターについて。
メリットはズバリ音質の良さです!ヘッドルームに余裕がありレベルオーバーにより歪むことがないためハイエンド/ローエンドまできれいに伸びて、演奏のダイナミクス・奥行き・広がりが繊細なところまで再現されます。クラシックやジャズはもちろん、ポップスやロックでも声や楽器の質感をナチュラルに表現したいときはレベルを入れすぎずにミックスを仕上げましょう。瞬間的なピークでも-1.0dB程度までに押さえた音量レベルがベストです。アウトボードや、複数のプラグインをインサートしての音作りでも、ミックスマスターの音量レベルはヘッドルームに余裕を持たせることで歪まずにクリーンなサウンドを得ることが出来ます。
また、みなさんもミックスでEQをすると思いますが、「ブースト方向にEQ」することが多いのではないでしょうか?ヘッドルームに余裕がなければEQでブーストすることでマスタートラックは、ピークに達して音が硬くなったり歪むことがあります。複数の帯域を、例えばボーカルなら声の芯(1.0kHz)、輪郭(6kHz)、倍音(16kHz)などでEQする場合はより多くのヘッドルームを持たせましょう。またEQする帯域が増えるとEQカーブの重なりでフレーズによっては思わぬピークが生じることがあります。
意外だったのが、ミックス時に出来るだけ音量を入れた方がマスタリング後の仕上がりの音量を大きくできると思っている方が結構いること。そんなことはありませんよ!小さめのミックスでもマスタリングで十分に音量を大きく仕上げることはもちろん可能で歪ませずに聴感上で大きなレベルをつくり出すことができます!マキシマイザーを入れたくなる気持ちもわかりますが、一度バイパスさせてモニターしてみましょう。ミキシングで音量より大切なことは「音楽としてのバランス」です。演奏が分かりやすく聞こえること。歌とオケのバランス。音量レベルやモニターシステムが替わってもニュアンスが変わらないことです。
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2011年7月21日木曜日
優先順位1位はマスター・テープのアーカイビング
音楽が好きな人には、ようやく「本当の意味でのレコード」を楽しめることができる時代がきた!
97年をピークにパッケージCDの売り上げはシュリンクしているが、音楽は決してなくならない。携帯型プレーヤーやPCにMP3で1000曲も保存している人も少なくないだろう。しかしそれは情報を間引きされた音で、ジャンルによっては別物と言えるほどに音楽の重要な部分が欠落している。それほどにオリジナルのレコーディングとは違う音なのである。責任ある発言という意味で私は、録音エンジニアという職業のほかに、作曲家としての活動も続けているが、少なくとも私自身のマスターについては、CDとマスターとは異なる音楽体験である。まあ、それほど印象が変わらないCDがあることも認める。
レコード会社、原盤制作会社、レーベル運営、ミュージシャンで自分でCDなどを作っている方々へ。
倉庫代の節約という理由ですでに廃棄してしまった場合は取り返しがつかないが、手元に(保管庫に)アナログ・テープがあることが判っている場合、今すぐ始めないといけない優先順位1位はマスター・テープのアーカイビングである。ハードディスクのスペースや予算を考えたら、96kHz 24bitでデジタル化しているからそれで十分だという意見も理解できる。この10年以内にPro Toolsなどで制作されたマスターは、それでもよいであろう。重要なのは、それ以前の1/4インチ、ハーフインチなどアナログ・マスターテープである。温度湿度の管理がなされていてもアナログテープの劣化は早い。サイデラ・マスタリングでは、STUDER A-80、A820、Dolby-SR/Aのメインテナンスとトランスファー用のケーブル、電源周りまで管理されている。熱処理(ベーキング、オーブン入れ)して、正しい調整により、5.6MHz DSDにアーカイビングしていく。ハードディスクの価格も手頃になり、このタイミングで5.6MHz DSDでアーカイビングできることは画期的である。私自身のマスターも、5.6MHz DSDでアーカイビング後はついに廃棄!とした。後悔しないぞ。ポップス、ジャズ、フュージョン、クラシック、演歌、とりわけ歌の上手い歌手、名演奏のマスター、とにかくアナログ・テープは、5.6MHz DSDでアーカイビングが必須である。希望される場合、同時にDSDマスタリングも受託しているので、どうぞ遠慮なく問い合わせてほしい。2.8MHz DSFあるいは96kHz 24bitにダウンコンバートして高音質音楽配信も可能。これで「本当の意味でのレコード」が楽しめる。
サイデラ・マスタリング
シニア・エンジニア:オノ セイゲン
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2011年7月13日水曜日
サイデラ・モーニングセッション#045「『kuniko plays reich』オノ セイゲンによる録音解説 その2」
★サイデラ・モーニングセッション#045
LINN recordsのダウンロード1位!『kuniko plays reich』
テーマ:「オノ セイゲンによる録音解説 その2」
日時:2011年7月15日(金) 9:00AM-10:00AM
場所:サイデラ・マスタリング
参加申し込み:まで、メールにてお名前/連絡先/所属会社名をお知らせ下さい。
『kuniko plays reich』より「six marimbas」。本作品を録音/ミックスしたオノ セイゲンによる録音解説を、本作品を録音/ミックスしたサイデラ・マスタリングにて。
・申し込み多数の場合は、抽選とさせていただきます。
・サウンドを体験、研究してみたい方ならどなたでもお申し込みいただけます。
・スタジオスケジュールの都合により8:45-9:45に繰り上がることがあります。
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LINN recordsのダウンロード1位!『kuniko plays reich』
テーマ:「オノ セイゲンによる録音解説 その2」
日時:2011年7月15日(金) 9:00AM-10:00AM
場所:サイデラ・マスタリング
参加申し込み:
『kuniko plays reich』より「six marimbas」。本作品を録音/ミックスしたオノ セイゲンによる録音解説を、本作品を録音/ミックスしたサイデラ・マスタリングにて。
・申し込み多数の場合は、抽選とさせていただきます。
・サウンドを体験、研究してみたい方ならどなたでもお申し込みいただけます。
・スタジオスケジュールの都合により8:45-9:45に繰り上がることがあります。
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2011年7月12日火曜日
ミックスマスターのレベル(その2)「ミックスで音量レベルを入れるときは」
チーフ・エンジニアの森崎です。
最近では優秀なプラグインのおかげでかなり音量レベルの入ったミックスマスターも多くなりました。今回は音量レベルの大きなミックスマスターについて。
ミックス段階でフルビットに近いレベルを入れることのメリットは「限りなく製品CDに近い音圧感でサウンドをチェック出来ること」です。常に最終形に近いかたちをモニターしながら制作することで楽曲の方向性は非常に明確になります。レンジ・バランス・ボーカルの抜けがバッチリならマスタリングではほんの少し透明感や抜けをプラスするだけでOK。レベルの大きいミックスは迫力が出るので、必ず小音量でもプレイバックしてみて歌詞・演奏が伝わりやすいか?声の芯・キック・スネアのアタックなどがしっかり聴こえるか?忘れずにチェックしましょう。
逆にデメリットとしては、音量レベルの大きなミックスマスターはサウンドのキャラクターやニュアンスが決まっているので、マスタリングでミックスの方向性と違う音作りは難しい。広がり・奥行きを出したい場合やナチュラルな質感で仕上げたい場合も、一度迫力・音圧のあるようつくられた音源からこれらのサウンドに仕上げるには限界があるので音量レベルの大きなミックスマスターは避けるべきです。ナチュラルな質感ながら音量を入れたいときは、楽器に輪郭があり、音像が大きく、ハイハット、ボーカルの子音など特定のピークが無いミックスは聴感上音量が大きく聴こえるため、レベルを入れてもナチュラルさを失うことを抑えられます。
また多くの方は24ビット/48kHzなどCDフォーマット以上でミックスしているので、音量やバランスがいくらバッチリでもマスタリングで16ビット/44.1kHzのCDフォーマットに落とし込む必要があります。ミックスマスターをただ機械的にCDフォーマットに変換すると24ビットから16ビットの場合で単純計算で8ビット分情報量が下がります。ミックスマスターからアーティストが理想としている楽器の音色・演奏のグルーブなど音楽的な要素を引き出しアーティストの気持ちをリスナーに伝える作業、あるエンジニアさんの言葉を借りると「意思のある16ビット/44.1kHz」に変換するのがマスタリングです。ジャンルに合ったサウンドに仕上げること、アーティストの求めるわずかなニュアンスの違いをサウンドで表現すること。様々なテクニックでそれらを積み重ねることで情報量が下がってもリスナーに伝わるサウンドに仕上げることが出来ます。
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最近では優秀なプラグインのおかげでかなり音量レベルの入ったミックスマスターも多くなりました。今回は音量レベルの大きなミックスマスターについて。
ミックス段階でフルビットに近いレベルを入れることのメリットは「限りなく製品CDに近い音圧感でサウンドをチェック出来ること」です。常に最終形に近いかたちをモニターしながら制作することで楽曲の方向性は非常に明確になります。レンジ・バランス・ボーカルの抜けがバッチリならマスタリングではほんの少し透明感や抜けをプラスするだけでOK。レベルの大きいミックスは迫力が出るので、必ず小音量でもプレイバックしてみて歌詞・演奏が伝わりやすいか?声の芯・キック・スネアのアタックなどがしっかり聴こえるか?忘れずにチェックしましょう。
逆にデメリットとしては、音量レベルの大きなミックスマスターはサウンドのキャラクターやニュアンスが決まっているので、マスタリングでミックスの方向性と違う音作りは難しい。広がり・奥行きを出したい場合やナチュラルな質感で仕上げたい場合も、一度迫力・音圧のあるようつくられた音源からこれらのサウンドに仕上げるには限界があるので音量レベルの大きなミックスマスターは避けるべきです。ナチュラルな質感ながら音量を入れたいときは、楽器に輪郭があり、音像が大きく、ハイハット、ボーカルの子音など特定のピークが無いミックスは聴感上音量が大きく聴こえるため、レベルを入れてもナチュラルさを失うことを抑えられます。
また多くの方は24ビット/48kHzなどCDフォーマット以上でミックスしているので、音量やバランスがいくらバッチリでもマスタリングで16ビット/44.1kHzのCDフォーマットに落とし込む必要があります。ミックスマスターをただ機械的にCDフォーマットに変換すると24ビットから16ビットの場合で単純計算で8ビット分情報量が下がります。ミックスマスターからアーティストが理想としている楽器の音色・演奏のグルーブなど音楽的な要素を引き出しアーティストの気持ちをリスナーに伝える作業、あるエンジニアさんの言葉を借りると「意思のある16ビット/44.1kHz」に変換するのがマスタリングです。ジャンルに合ったサウンドに仕上げること、アーティストの求めるわずかなニュアンスの違いをサウンドで表現すること。様々なテクニックでそれらを積み重ねることで情報量が下がってもリスナーに伝わるサウンドに仕上げることが出来ます。
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2011年7月1日金曜日
最新のDSDマスタリングと従来のマスタリングとの比較サンプル DSD Mastering Sound Samples
サイデラ・マスタリングでマスタリングするとこんなに仕上がりがいい!
チーフ・エンジニアの森崎です。
このSaidera Mastering BlogでもDSDマスタリングの魅力は多々書いてきましたが、音で「DSDマスタリングとは?」というのを体験してもらうため「最新のDSDマスタリングと従来のマスタリングとの比較サンプル DSD Mastering Sound Samples 」をSoundCloudにアップしました。ここでは「最新のDSDマスタリング」と「従来のマスタリング」の音作りについてさらに詳しく解説しますので、まずはサンプル音源を聴いてください。
最新のDSDマスタリングと従来のマスタリングとの比較サンプル DSD Mastering Sound Samples by Saidera Mastering
この音源のマスタリング時のルーティングと、作業としてDSDマスタリングとふつうのマスタリングでは何が違うのかを解説します。
上の図にあるように、回線はアナログコンプ・EQ以降はどちらも全く同じでコンプ・EQの数値も同じです。TC Electronic SYSTEM6000のアウトプットレベルで聴感上の音量を揃えました。
[ 1. オリジナルCD音源 ]
20年以上前に発売されたCDそのままのドラム部分です。
44.1kHz 16bit
このサンプルを作成するにあたり、音質の違いが一番わかりやすいドラム音源を選択しました。オリジナルの時点でもバランスが良く、ダイナミックレンジが広い完成された音源です。この音源をマスタリングすることで、演奏の聴こえ方、躍動感がどのように聴こえるのかに注目して聴いてください。
[ 2. DSDマスタリング後 ]
オリジナルを5.6MHzにアップコンバートしてDSDマスタリングしたものです。
Original→5.6MHz 1bit DSD→44.1kHz 16bit
最初に音源をDSD 5.6MHz(サンプリング周波数がSACDの2倍)にアップコンバートしKORG MR-2000Sで再生します。一般的にDSDのサウンドは「奥行きや広がりのあるきれいな音」とイメージされがちですが、ぼくのDSDマスタリングはアナログ感のある力強いサウンドを目指したものです。
そのために何をしたか?
MR-2000Sを42mm厚のシナ合板の上に置いて振動対策を万全に行います。電源なども含むアナログ段のある回路は、筐体の振動対策や機材の足もとを徹底的にチューニングすることで密度のある輪郭のはっきりしたサウンドが再生出来ます。MR-2000Sの電源ケーブルには「アレグロケーブル」(太さが4cmもある)を使用。MR-2000Sとアレグロケーブルの相性は抜群で、ボーカルやスネア・キックなどのセンター成分がしっかりして音像が大きくなります。この方法でプレイバックするMR-2000SでのDSDは「アナログ感があり暖かいのに抜けるサウンド」なので高域はEQしなくても抜ける。DSDの良さを活かしながらも音圧重視な鳴りをします。
あるお客さんは「DSDは肉厚だけど曇りがない」と表現されていました。まさに的を得ています!
[ 3. ふつうのマスタリング後 ]
従来の方法でのマスタリングではこうなります。
Original→44.1kHz 16bit
従来の「ふつうのマスタリング」はオリジナル44.1kHz 16bit PCMデータをPro Toolsで再生、192DigitalIOのAESアウトをDAしてマスタリングしました。DAコンバーターの選択がサウンドのベースとなります。今回はタイトな低音とピラミッド型の一体感あるサウンドが特徴のPrismSound DreamADA-8を選択しました。PCMのサウンドの特徴は「ガッツがあり、まとまりがある」と言われます。この特徴は例えると小さなライブハウスでの演奏のような、バンド感のあるサウンドです。
あえて印象を言うなら、以下のようになるでしょうか。
[ DSDマスタリングの印象 ]
全体に中低域に厚みのある音像の大きなサウンド。センターのドラムループは音像が大きくなり存在感が増し、サイドのギターは弦に触れた瞬間の音が分かるぐらい生々しい。キックのサウンドに注目して下さい。しっかり止まっていながらも「ドーン、ドーン」と豊かに響いている。
[ ふつうのマスタリング (PCM)の印象 ]
タイトな低域と全体が前に出てくるサウンド。ラジカセなど小さなシステムでは前(スピーカー)に張り付いた印象。オケ全体で迫ってくる一体感がある。キックのサウンドに注目して下さい。「ドン、ドン」と余韻が短くリズムのキレが良い。全体的に「見えすぎないかっこよさ」。
[ なぜDSDとPCMを使い分けるのか? ]
マスタリングでは安易にEQやコンプをいじる前に、ミックスマスターをじっくり聴き、アーティストの求める方向性やジャンルに合ったプレイバックシステムを選択をすることでマスターの情報を余すことなく引き出します。ヴォーカルや楽器の質感を変えずにまるでそこで演奏しているかのような立体感、空気感を表現したい時、DSDマスタリングは特に有効ですし、R&B等のジャンルで太いキックの響きをビシッと止めてリズムを強調したい時や、ロックでバンドの一体感を重視し音圧・パンチが欲しいときは従来のマスタリングが有効です。
[ もう一つ大切なのはモニター環境!! ]
そのためにマスタリング作業ではアーティストやエンジニアが込めた音楽的な要素を隅々まで聴き取ることのできるモニター環境が必須です。サイデラ・マスタリングの「色付けのない」モニターシステムはどなたでも安心して判断出来ます。あらゆる機材のセッティング、モニターケーブルの選択、振動対策、ルームアコースティックの調整など日々の微調整により完璧なバランスを維持しています。
だからサイデラ・マスタリングでマスタリングするとこんなに仕上がりがいい!
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チーフ・エンジニアの森崎です。
このSaidera Mastering BlogでもDSDマスタリングの魅力は多々書いてきましたが、音で「DSDマスタリングとは?」というのを体験してもらうため「最新のDSDマスタリングと従来のマスタリングとの比較サンプル DSD Mastering Sound Samples 」をSoundCloudにアップしました。ここでは「最新のDSDマスタリング」と「従来のマスタリング」の音作りについてさらに詳しく解説しますので、まずはサンプル音源を聴いてください。
最新のDSDマスタリングと従来のマスタリングとの比較サンプル DSD Mastering Sound Samples by Saidera Mastering
この音源のマスタリング時のルーティングと、作業としてDSDマスタリングとふつうのマスタリングでは何が違うのかを解説します。
上の図にあるように、回線はアナログコンプ・EQ以降はどちらも全く同じでコンプ・EQの数値も同じです。TC Electronic SYSTEM6000のアウトプットレベルで聴感上の音量を揃えました。
[ 1. オリジナルCD音源 ]
20年以上前に発売されたCDそのままのドラム部分です。
44.1kHz 16bit
このサンプルを作成するにあたり、音質の違いが一番わかりやすいドラム音源を選択しました。オリジナルの時点でもバランスが良く、ダイナミックレンジが広い完成された音源です。この音源をマスタリングすることで、演奏の聴こえ方、躍動感がどのように聴こえるのかに注目して聴いてください。
[ 2. DSDマスタリング後 ]
オリジナルを5.6MHzにアップコンバートしてDSDマスタリングしたものです。
Original→5.6MHz 1bit DSD→44.1kHz 16bit
最初に音源をDSD 5.6MHz(サンプリング周波数がSACDの2倍)にアップコンバートしKORG MR-2000Sで再生します。一般的にDSDのサウンドは「奥行きや広がりのあるきれいな音」とイメージされがちですが、ぼくのDSDマスタリングはアナログ感のある力強いサウンドを目指したものです。
そのために何をしたか?
MR-2000Sを42mm厚のシナ合板の上に置いて振動対策を万全に行います。電源なども含むアナログ段のある回路は、筐体の振動対策や機材の足もとを徹底的にチューニングすることで密度のある輪郭のはっきりしたサウンドが再生出来ます。MR-2000Sの電源ケーブルには「アレグロケーブル」(太さが4cmもある)を使用。MR-2000Sとアレグロケーブルの相性は抜群で、ボーカルやスネア・キックなどのセンター成分がしっかりして音像が大きくなります。この方法でプレイバックするMR-2000SでのDSDは「アナログ感があり暖かいのに抜けるサウンド」なので高域はEQしなくても抜ける。DSDの良さを活かしながらも音圧重視な鳴りをします。
あるお客さんは「DSDは肉厚だけど曇りがない」と表現されていました。まさに的を得ています!
[ 3. ふつうのマスタリング後 ]
従来の方法でのマスタリングではこうなります。
Original→44.1kHz 16bit
従来の「ふつうのマスタリング」はオリジナル44.1kHz 16bit PCMデータをPro Toolsで再生、192DigitalIOのAESアウトをDAしてマスタリングしました。DAコンバーターの選択がサウンドのベースとなります。今回はタイトな低音とピラミッド型の一体感あるサウンドが特徴のPrismSound DreamADA-8を選択しました。PCMのサウンドの特徴は「ガッツがあり、まとまりがある」と言われます。この特徴は例えると小さなライブハウスでの演奏のような、バンド感のあるサウンドです。
あえて印象を言うなら、以下のようになるでしょうか。
[ DSDマスタリングの印象 ]
全体に中低域に厚みのある音像の大きなサウンド。センターのドラムループは音像が大きくなり存在感が増し、サイドのギターは弦に触れた瞬間の音が分かるぐらい生々しい。キックのサウンドに注目して下さい。しっかり止まっていながらも「ドーン、ドーン」と豊かに響いている。
[ ふつうのマスタリング (PCM)の印象 ]
タイトな低域と全体が前に出てくるサウンド。ラジカセなど小さなシステムでは前(スピーカー)に張り付いた印象。オケ全体で迫ってくる一体感がある。キックのサウンドに注目して下さい。「ドン、ドン」と余韻が短くリズムのキレが良い。全体的に「見えすぎないかっこよさ」。
[ なぜDSDとPCMを使い分けるのか? ]
マスタリングでは安易にEQやコンプをいじる前に、ミックスマスターをじっくり聴き、アーティストの求める方向性やジャンルに合ったプレイバックシステムを選択をすることでマスターの情報を余すことなく引き出します。ヴォーカルや楽器の質感を変えずにまるでそこで演奏しているかのような立体感、空気感を表現したい時、DSDマスタリングは特に有効ですし、R&B等のジャンルで太いキックの響きをビシッと止めてリズムを強調したい時や、ロックでバンドの一体感を重視し音圧・パンチが欲しいときは従来のマスタリングが有効です。
[ もう一つ大切なのはモニター環境!! ]
そのためにマスタリング作業ではアーティストやエンジニアが込めた音楽的な要素を隅々まで聴き取ることのできるモニター環境が必須です。サイデラ・マスタリングの「色付けのない」モニターシステムはどなたでも安心して判断出来ます。あらゆる機材のセッティング、モニターケーブルの選択、振動対策、ルームアコースティックの調整など日々の微調整により完璧なバランスを維持しています。
だからサイデラ・マスタリングでマスタリングするとこんなに仕上がりがいい!
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