どうもMushです!
フィールドレコーディングに行っていると、様々な音風景のタレコミをいただくことがあります。先日行った「浅草寺でのほおずき市」のあとで、川崎大師で風鈴市があるらしいとの情報が。
http://www.kawasakidaishi.com/event/furin.html
ということでたまたまなのですが「池上本門寺の500の風鈴」につづき3連続風鈴の音です。
行ってみると幅10メートルくらいのわりと狭い一帯に全国47都道府県から集まった900種類の風鈴が鳴り響いていました。様々あれどおおまかに種類は3つ。
1.金属製
2.焼き物製
3.ガラス製
例外は備長炭でできたものくらいだったと思います。構造はほとんど同じで、クラゲみたいに逆さのお椀形または鐘形の外身と、芯が吊るされているもの。(当たり前ですが)この123で音の鳴り方がぜんぜん違うんです。1は小さなアタック音(というか鳴り過ぎないように”芯”を小さくしているんだと思います)と長い余韻。さらに金属の種類によっても銅のものは「リーン」で真鍮のものは「ウィーン」みたいに鳴り方が違うわけです。2はアタック重視で響きはほとんど無く「カラン、カツン」といったイメージ。3はその間くらいですが軽めの響き方が特徴的です。
風鈴というと単純に”夏の風物詩”で片付けがちですが、”素材の音を楽しむもの”として接してみると随分違うものに思えてきます。(そしてルックス重視のキャラクターものなどは総じて色気のない音でした。)様々な種類が入り交じって鳴っているのですがぜひ聴いてみてください。
岐阜美濃焼風鈴と岩手南部風鈴に挟まれたあたり
大阪河内風鈴と島根銅鐸風鈴に挟まれたあたり
そしてもはや恒例、風鈴→読経の流れです。蝉が鳴きはじめていて、また本堂の周りにも少しだけ風鈴が吊るされていました
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2013年7月22日月曜日
2013年7月19日金曜日
ROCKのEQテクニック
チーフエンジニアの森崎です。ROCKのマスタリングのポイントは(ベテランのミキシングエンジニアの方なら、当たり前のテクニックとしてミキシングの段階でできがってるポイントではありますが)
1.バンドの一体感
2.演奏のスピード感
です。今回はこれをEQで表現するテクニックについて。低域、中域、高域に分けて音作りのポイントを書いていきます。
<低域>
まず最初は低域の音作りから。キックはサビでもしっかり聴こえるよう120Hzを強調してアタック感を出します。ベースは60Hz辺りを少しカットし透明感を出します。エレキギターは180Hz前後を強調すると厚みがでます。ベースラインはレベルを上げるのではなくキックとのかぶりを抑えるのがポイントです。ここまでが低域の音作りです。
<中域>
次に中域の音作り。600Hz~800Hzを強調してバンド感をプラスしましょう。ギターが一番かっこ良く聴こえる帯域を探して強調してください。さらに1.0kHzも強めて刻み感・リズム感を出します。そして300Hz~500Hz辺りをQを狭くして-1.0dBほど弱めて全体の抜けを良くします。この帯域をマイナスEQすると高域をEQせずに抜けを良くすることができます。
<高域>
低域、中域でしっかり音作りをすれば高域のEQは微調整で十分に効果があります。明るく仕上げるには4kHz~8kHzをほんの少し強調します。
最後にキックがセンターでしっかり鳴り、サイドをギターが支えるように全体の音量、帯域を微調整します。タイトに仕上げたい場合はシェルビングEQでローエンド(25Hz以下の帯域)を緩やかに落とすのが効果的です。マイナスEQを上手に使えば高域のピークを出さずに音量を入れることが可能になります。
PS. ミックスでギターのPANを極端に振りすぎると音量を入れた時に歪みやすくなりますのでよく注意してください
2013-7-19改訂
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2.演奏のスピード感
です。今回はこれをEQで表現するテクニックについて。低域、中域、高域に分けて音作りのポイントを書いていきます。
<低域>
まず最初は低域の音作りから。キックはサビでもしっかり聴こえるよう120Hzを強調してアタック感を出します。ベースは60Hz辺りを少しカットし透明感を出します。エレキギターは180Hz前後を強調すると厚みがでます。ベースラインはレベルを上げるのではなくキックとのかぶりを抑えるのがポイントです。ここまでが低域の音作りです。
<中域>
次に中域の音作り。600Hz~800Hzを強調してバンド感をプラスしましょう。ギターが一番かっこ良く聴こえる帯域を探して強調してください。さらに1.0kHzも強めて刻み感・リズム感を出します。そして300Hz~500Hz辺りをQを狭くして-1.0dBほど弱めて全体の抜けを良くします。この帯域をマイナスEQすると高域をEQせずに抜けを良くすることができます。
<高域>
低域、中域でしっかり音作りをすれば高域のEQは微調整で十分に効果があります。明るく仕上げるには4kHz~8kHzをほんの少し強調します。
最後にキックがセンターでしっかり鳴り、サイドをギターが支えるように全体の音量、帯域を微調整します。タイトに仕上げたい場合はシェルビングEQでローエンド(25Hz以下の帯域)を緩やかに落とすのが効果的です。マイナスEQを上手に使えば高域のピークを出さずに音量を入れることが可能になります。
PS. ミックスでギターのPANを極端に振りすぎると音量を入れた時に歪みやすくなりますのでよく注意してください
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2013年7月18日木曜日
DSD Field Recording:MUSHのDSD録音記(その6)「池上本門寺で500の風鈴を聴く」
池上本門寺の「500個の風鈴」をDSD録音してきました。所謂「風鈴の音」を想像しながら百段ある石段を登りながら聴こえてきたのは鈴虫か蝉の声かと思った(にしちゃ時期も早いなと思いつつ)ほど予想外の音。風鈴はガラス製ではなく金属製で、500も集まると結構強烈です。
木と木の間に括りつけられた風鈴がまるで結界のような音場をつくりだしていて、でも決して耳には痛くない。脳に直接届いているような、すごく不思議な場でした。始発電車の時間帯だったのですがすでに近所のご年配方と犬の散歩客がいて、それは避けられず。この「500個の風鈴」の設置は7月20日までだそうです。
さらに本堂では朝の読経が行われていたのでこちらもかなりオフ目にDSD録音。奥まった本堂からさらに約10メートル離れた所です。風鈴は後方50メートル以上のところですが、これだけの音量で届いていました。
今週末は川崎大師の風鈴市を録りに行く予定です!
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さらに本堂では朝の読経が行われていたのでこちらもかなりオフ目にDSD録音。奥まった本堂からさらに約10メートル離れた所です。風鈴は後方50メートル以上のところですが、これだけの音量で届いていました。
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2013年7月17日水曜日
山の上でもコーヒー!
ライブレコーディング・エンジニアの西沢です。
昨日は晴天なり、昨日は晴天なり……都会の喧騒に慣れきってしまった耳をリセットするため(というのは冗談 ^^;)、谷川岳に登ってきました。
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昨日は晴天なり、昨日は晴天なり……都会の喧騒に慣れきってしまった耳をリセットするため(というのは冗談 ^^;)、谷川岳に登ってきました。
まずは土合口からロープウェイで一気に天神平へ。
以降は、ガレ場や岩場(かつ急斜面)が度々登場。ロープや鎖がありがたい。
(おそらくこのあたりで「山と高原地図」を落としてしまいました……何となくコースを覚えていましたが、やはり不安。とはいえ標識がわかりやすかったので助かりました)
さあて、山頂はもうすぐですよ! あちこちに雪渓が見えます。
トマの耳への道中、山小屋を振り返る。
トマの耳からオキの耳を目指すぞー!
オキの耳(▲1,977m)、到着!
そして、サイデラ名物・ハンドドリップで淹れたコーヒー!!!
オマケ・その1。コバイケイソウ(たぶん)。
オマケ・その2(申し訳程度の音ネタです)。
Pioneer「Sound Lab./Global Sounds」リンク
サンチョウ ベリー マッチ! (ん?)
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2013年7月16日火曜日
R&BのEQテクニック
チーフエンジニアの森崎です。
R&Bの音作りのポイントはこの4つ。
1.存在感のあるボーカル
2.抜けの良いコーラス
3.切れのあるクラップ
4.音像が大きく弾力のあるキック
1.存在感のあるボーカル
声の芯をしっかり出すことが大切です。600Hzでボリューム感を出し、2.5kHzで太さを強調。6.3kHzで子音の抜けを良くします。そして最後に1.0~1.2kHzで輪郭を強調します。
2.抜けの良いコーラス
コーラスの基本成分は1のボーカルのEQで補えつつ、さらに16kHz辺りを少し強調して空気感を出すと抜けが良くなります。
3.切れのあるクラップ
サウンド全体の切れを出すのに200Hz~500Hz辺りをカット。180Hzを強調し太さを出しボーカルにも関わる1.0~1.2kHzを微調整します。この1kHz前後の帯域はスネア、クラップ、ボーカルの輪郭など重要な楽器の成分が存在する帯域です。
4.音像が大きく弾力のあるキック
R&Bのキックのサウンドは余韻が次の音符にかぶらないよう響きの緻密なコントロールが大切です。低域のレンジが伸びすぎている場合は25Hz前後からローカットし音をタイトにします。ボリューム感は100Hzから130Hz辺りで強調します。柔らかい質感に仕上げるために30Hz~50Hzを強調する事もあります。そして最後に30Hz~100Hz辺りを少しカットしてベースの透明感を出します。近い帯域を複雑にEQするのでEQは1台ではなく2台使った方がやりやすいと思います。
コンプ、リミッターはアタックタイムは速めで音が鈍らないようにしましょう。また、ソフトリミッターのみだとボリューム感は出ますがタイトさは表現できないのでリリースタイムの速いリミッターで補います。
皆さんが思っていたよりも低い周波数をEQしていたかと思いますがそこがポイントです。何度も書いていますが「100Hzから10kHz辺りの帯域で音作りをする」ことであらゆるシステムでバランス良く音楽を再生できることが可能になります。
まずはボーカルとキックに注目して音作りしてみて下さい。
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1.存在感のあるボーカル
2.抜けの良いコーラス
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1.存在感のあるボーカル
声の芯をしっかり出すことが大切です。600Hzでボリューム感を出し、2.5kHzで太さを強調。6.3kHzで子音の抜けを良くします。そして最後に1.0~1.2kHzで輪郭を強調します。
2.抜けの良いコーラス
コーラスの基本成分は1のボーカルのEQで補えつつ、さらに16kHz辺りを少し強調して空気感を出すと抜けが良くなります。
3.切れのあるクラップ
サウンド全体の切れを出すのに200Hz~500Hz辺りをカット。180Hzを強調し太さを出しボーカルにも関わる1.0~1.2kHzを微調整します。この1kHz前後の帯域はスネア、クラップ、ボーカルの輪郭など重要な楽器の成分が存在する帯域です。
4.音像が大きく弾力のあるキック
R&Bのキックのサウンドは余韻が次の音符にかぶらないよう響きの緻密なコントロールが大切です。低域のレンジが伸びすぎている場合は25Hz前後からローカットし音をタイトにします。ボリューム感は100Hzから130Hz辺りで強調します。柔らかい質感に仕上げるために30Hz~50Hzを強調する事もあります。そして最後に30Hz~100Hz辺りを少しカットしてベースの透明感を出します。近い帯域を複雑にEQするのでEQは1台ではなく2台使った方がやりやすいと思います。
コンプ、リミッターはアタックタイムは速めで音が鈍らないようにしましょう。また、ソフトリミッターのみだとボリューム感は出ますがタイトさは表現できないのでリリースタイムの速いリミッターで補います。
皆さんが思っていたよりも低い周波数をEQしていたかと思いますがそこがポイントです。何度も書いていますが「100Hzから10kHz辺りの帯域で音作りをする」ことであらゆるシステムでバランス良く音楽を再生できることが可能になります。
まずはボーカルとキックに注目して音作りしてみて下さい。
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2013年7月12日金曜日
J-POPのマスタリング(その2)「J-POPらしさを表現するための”超具体的な”EQテクニック」
チーフエンジニアの森崎です。本日はJ-POPのマスタリングについて(その2)。
J-POPのマスタリング(その1)「ボーカルを引き立てる機材の選択」では実際に僕がマスタリングで行なっている、ボーカルを引き立てる機材とケーブルの選択について書きました。今回はJ-POPらしさを表現するための「超具体的な」EQテクニックです。
<明るく抜けのいいヴォーカル>
630Hzでボリューム感を出し2.5kHzで艶をプラス、6.3kHzで子音の抜けを良くします。そして最後に1.0kHzで輪郭を強調します。
<リズムトラック>
キックを120Hz、スネアを1.2kHzで強調しビートを強調させます。ベースは50Hz〜100Hzを少しだけカットして透明感を出します。低域をタイトにするにはフィルターをスイープしながらローエンドをカットします。透明感のある音からマットな音に変わる瞬間があるのでそこからカットします(25Hz〜30Hz前後)。
<輝きをプラス>
10kHz辺からシェルビングEQを使って空気感をプラスします。最後に12kHz〜16kHzをほんの少し強調してキラキラ感を表現して下さい。
J-POPはミックスの段階で既に派手な音作りをしている場合も多いので、マスタリングではオリジナルと比較しながらファイナルタッチを加えることが大切です。特にいろいろなシステムで試聴されるジャンルなので、iPodやラジカセなどの再生帯域を考えて100Hz〜10kHzの周波数帯を念頭に置いての音作りすることをおすすめします。
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J-POPのマスタリング(その1)「ボーカルを引き立てる機材の選択」では実際に僕がマスタリングで行なっている、ボーカルを引き立てる機材とケーブルの選択について書きました。今回はJ-POPらしさを表現するための「超具体的な」EQテクニックです。
<明るく抜けのいいヴォーカル>
630Hzでボリューム感を出し2.5kHzで艶をプラス、6.3kHzで子音の抜けを良くします。そして最後に1.0kHzで輪郭を強調します。
<リズムトラック>
キックを120Hz、スネアを1.2kHzで強調しビートを強調させます。ベースは50Hz〜100Hzを少しだけカットして透明感を出します。低域をタイトにするにはフィルターをスイープしながらローエンドをカットします。透明感のある音からマットな音に変わる瞬間があるのでそこからカットします(25Hz〜30Hz前後)。
<輝きをプラス>
10kHz辺からシェルビングEQを使って空気感をプラスします。最後に12kHz〜16kHzをほんの少し強調してキラキラ感を表現して下さい。
J-POPはミックスの段階で既に派手な音作りをしている場合も多いので、マスタリングではオリジナルと比較しながらファイナルタッチを加えることが大切です。特にいろいろなシステムで試聴されるジャンルなので、iPodやラジカセなどの再生帯域を考えて100Hz〜10kHzの周波数帯を念頭に置いての音作りすることをおすすめします。
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2013年7月11日木曜日
DSD Field Recording:MUSHのDSD録音記(その5)「浅草寺のほおずき市と風鈴」
浅草の浅草寺で毎年7月9・10日の二日間行われるという「ほおずき市」に行ってきました。多くのほおずきの鉢には風鈴が付けられていると聞いて、これはいい音風景だろうとDSDフィールドレコーディングに行きました。すごくにぎわっていましたよ。
風が強く吹いた時の風鈴の音色があまりに激しいので、もう2−3歩離れればよかったなと思いました。ちなみに、7月10日に参拝すると、「四万六千日間毎日お参りしたのと同様の功徳を得られる」と言われているそうで、なんのこっちゃという感じです。
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風が強く吹いた時の風鈴の音色があまりに激しいので、もう2−3歩離れればよかったなと思いました。ちなみに、7月10日に参拝すると、「四万六千日間毎日お参りしたのと同様の功徳を得られる」と言われているそうで、なんのこっちゃという感じです。
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